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PCサーバ FUJITSU Server PRIMERGYの仮想システムにおいて、停電や電源障害時などで仮想サーバを安全にシャットダウンさせるUPSの動作についてご紹介します。
UPSはPowerChuteから与えられた終了時間になると、NMCから物理サーバに電源の出力停止をPowerChuteに通知しゲストOSのシャットダウンを行います。なお、ゲストOSのシャットダウン前に、お客様で用意されたAPLの終了コマンドがPowerChuteに登録されている場合には、その終了コマンドを起動し、コマンドが終了するまでの時間(コマンドを登録する時に実行時間を設定)を待ってゲストOSのシャットダウンを行います。
UPSはPowerChuteから与えられたPower Off Delay設定時間を待ってAC出力を切断します。
UPSのPower Off Delay時間は、全てのゲストOSのシャットダウン終了時間を見込んで設定してください。
ハイパーバイザーがVM kernelに変わるのみで、Hyper-V(上記)と構成・動作は同じです。
電源制御ソフトウェアは同じPowerChute Network Shutdown Enterprise Edition となります。
仮想システムを有効に活用するには、複数サーバに共通のファイルが必要となります。複数サーバの共有ストレージは、仮想サーバを自由に他の物理サーバに移動するvMotion機能やHA/FT機能で可用性を向上させ高信頼システムなど柔軟なシステム構築をすることができます。
サーバの電源を投入しストレージ操作を開始するまでに、ストレージがReadyとなっている必要があります。この状態にするためには、ストレージの電源を早く入れてReadyとなる時間を取った後にサーバの電源を入れる。電源を切断する場合はその逆で、サーバが完全にシャットダウンするまで共有ファイルはReadyとしておく必要があります。
共有ストレージとして最も強力で効率的な製品としてFUJITSU Storage ETERNUS(エターナス)が有ります。ETERNUSには、入力電源の投入・切断を検知しETERNUSにシリアル通信で通知する、電源連動ユニット(ST-PSM10/20)が提供されています。
サーバとストレージの投入・切断タイミングのために、UPS1・UPS2のコンセントグループ1と2のタイミングを下図の例のようにPower On/Off Delay設定する必要があります。
複数の物理サーバと共有ストレージで構成するVMwareのHA/FT機能は、電源制御ソフトウェアPowerChute では未サポートとなっています。(後日サポート予定)