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仮想システムでのUPS利用ガイド

PCサーバ FUJITSU Server PRIMERGYの仮想システムにおいて、停電や電源障害時などで仮想サーバを安全にシャットダウンさせるUPSの動作についてご紹介します。

Hyper-VとUPSの構成

  • 電源制御ソフトウェアとして PowerChute Network Shutdown Enterprise Edition(以降PowerChuteと称します)をHyper-Vホスト(管理OS)にインストールし、ネットワークマネジメントカード(NMC)と連携する事により、スケジュール運転(PowerChute で開始・終了時間を指定)や停電処理を行います。
  • Hyper-Vホスト(管理OS)からゲストOSをシャットダウンさせるために、仮想マシンの 「自動停止アクション」 機能を設定します。
    • 「自動停止アクション」の設定
      Hyper-Vマネージャーより、ゲストOSが動作している仮想マシンの設定画面を開き、[自動停止アクション]をクリックすると、以下の画面が表示されます。

      自動停止アクションの設定を [ゲスト オペレーティング システムをシャットダウンする] にします。

正常終了時の動作

UPSはPowerChuteから与えられた終了時間になると、NMCから物理サーバに電源の出力停止をPowerChuteに通知しゲストOSのシャットダウンを行います。なお、ゲストOSのシャットダウン前に、お客様で用意されたAPLの終了コマンドがPowerChuteに登録されている場合には、その終了コマンドを起動し、コマンドが終了するまでの時間(コマンドを登録する時に実行時間を設定)を待ってゲストOSのシャットダウンを行います。
UPSはPowerChuteから与えられたPower Off Delay設定時間を待ってAC出力を切断します。

停電や電源異常時の動作概要

  1. UPSは入力電源に停電が発生するとバッテリー給電を開始します。
  2. NMCから物理サーバ経由しPowerChuteに停電が通知されます。
  3. PowerChuteから、Hyper-Vホスト(管理OS)にシャットダウン指示をされます。
  4. Hyper-Vホスト(管理OS)が、「自動停止アクション」の設定に従い、ゲストOSをシャットダウンします。
    APL等を停止する場合は、お客様で用意されたAPL停止用のコマンドを、ゲストOSシャットダウン前にPowerChuteから起動する事ができます。
  5. Hyper-Vホスト(管理OS)がシャットダウンされます。
    UPSはPowerChuteから与えられたPower Off Delay設定時間を待ってAC出力を切断します。

留意事項

UPSのPower Off Delay時間は、全てのゲストOSのシャットダウン終了時間を見込んで設定してください。

VMware ESXi とUPSの構成

ハイパーバイザーがVM kernelに変わるのみで、Hyper-V(上記)と構成・動作は同じです。
電源制御ソフトウェアは同じPowerChute Network Shutdown Enterprise Edition となります。

サーバとストレージを2台のUPSで制御する構成

仮想システムを有効に活用するには、複数サーバに共通のファイルが必要となります。複数サーバの共有ストレージは、仮想サーバを自由に他の物理サーバに移動するvMotion機能やHA/FT機能で可用性を向上させ高信頼システムなど柔軟なシステム構築をすることができます。

概要

サーバの電源を投入しストレージ操作を開始するまでに、ストレージがReadyとなっている必要があります。この状態にするためには、ストレージの電源を早く入れてReadyとなる時間を取った後にサーバの電源を入れる。電源を切断する場合はその逆で、サーバが完全にシャットダウンするまで共有ファイルはReadyとしておく必要があります。
共有ストレージとして最も強力で効率的な製品としてFUJITSU Storage ETERNUS(エターナス)が有ります。ETERNUSには、入力電源の投入・切断を検知しETERNUSにシリアル通信で通知する、電源連動ユニット(ST-PSM10/20)が提供されています。

サーバとストレージを2台のUPSに接続した構成

電源投入・切断の動作

サーバとストレージの投入・切断タイミングのために、UPS1・UPS2のコンセントグループ1と2のタイミングを下図の例のようにPower On/Off Delay設定する必要があります。

  • 電源切断時のUPS動作
    1. サーバのシャットダウン時間を想定し、UPS1(コンセントグループ1)電源OFFする。
    2. UPS1(コンセントグループ2)をOFF、電源連動ユニットがETENUSに停止通信をする。
    3. ETERNUSのシャットダウンを待ってUPS2(コンセントグループ1、その後2)をOFFさせる。
  • 電源投入時のUPS動作
    1. UPS2(コンセントグループ2)をONさせる。HUBなどの通信経路に電源を供給する。
    2. UPS2(コンセントグループ1)をONさせる。ETERNUSに電源を供給する。
    3. UPS1(コンセントグループ2)をONさせる、電源連動ユニットがETERNUSに電源ON指示をする。
    4. ETERNUSのReadyを想定しUPS1(コンセントグループ1)をONする。
      サーバに電源を供給し起動が開始される。

留意事項

複数の物理サーバと共有ストレージで構成するVMwareのHA/FT機能は、電源制御ソフトウェアPowerChute では未サポートとなっています。(後日サポート予定)

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