~Windows Server 2003 / 2008 / 2008 R2のよくあるご質問(FAQ)~
Q | サーバの仮想化とは何ですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
サーバ仮想化とは、物理サーバ上で複数の仮想マシンを同時に動作させる技術です。これによって、複数の物理サーバを仮想マシンとして1台のサーバに集約することができます。サーバ仮想化によって、サーバリソースを効率的に有効利用(最適化)でき、かつ省電力効果も得られます。
Q | Hyper-Vとは何ですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Hyper-VはWindows Server 2008 / 2008 R2に組み込まれたサーバ仮想化テクノロジーです。Hyper-Vを利用することで、一つの物理サーバ上に複数の仮想マシンを同時に実行することが可能です。
注 : 現在、Windows Server 2008で提供されたHyper-VとWindows Server 2008 R2で提供されたHyper-V 2.0があり、Hyper-V2.0は、Hyper-Vと比較していくつか機能追加が図られています。
参考: | Hyper-Vによる仮想化 |
参考: | マイクロソフトサイト「Hyper-V」 |
Q | Hyper-V機能を利用するのに必要なサーバ要件は何ですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Hyper-Vを利用するには、CPUが仮想化機能に対応していること、データ実行防止機能(DEP)に対応していることが必要です。
PRIMERGYでは、Windows Server 2008 / 2008 R2サポートモデルの他、以下のサーバ本体動作確認状況に記載されているモデルでHyper-V、Hyper-V 2.0をご利用頂けます。
PRIMEQUEST のHyper-Vに関する要件は、以下の「Hyper-V使用時の留意事項」に記載されていますので確認してください。なお、PRIMEQUEST 500Aシリーズ以前はHyper-V機能をサポートしていません。
参考: | PRIMEQUEST 2000シリーズ Hyper-V使用時の留意事項 |
参考: | PRIMEQUEST 1000シリーズ Hyper-V使用時の留意事項 |
Q | Hyper-Vは、Windows Server 2008の32bit版OSでも動作可能ですか? | Win2008 |
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A
Hyper-V機能は64bit版OSにのみ実装されています。ゲストOSは、32bit版、64bit版のOSどちらも動作できます。
Q | Hyper-Vでは、1台の物理サーバに仮想マシンをいくつ載せられるのか教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2008 / 2008 R2に含まれるHyper-Vは、以下のゲストOSの稼働数までサポートします。
実際は、サーバの性能・資源や仮想マシンが必要とするリソースに依存します。OSが利用するメモリ量等を考慮の上、サイジングを行って決定する必要があります。
参考: | Hyper-Vによる仮想化 |
参考: | Windows Server 2008 Hyper-V の一般的な留意事項 |
参考: | Windows Server 2008 R2 Hyper-V / SP1 Hyper-V の一般的な留意事項 |
Q | ゲストOSにはライセンスが必要ですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
ゲストOSごとにライセンスが必要です。Windows Server 2008 / 2008 R2の各エディションには一定数のゲストOSを使用するライセンスが含まれています。ライセンスについてはライセンスに関するFAQを参照してください。
参考: | パッケージや製品形態、ライセンスなどに関する質問の回答 |
参考: | Hyper-Vによる仮想化 |
参考: | マイクロソフトサイト 「Windows Server 2008 R2早わかりライセンス ガイド 仮想化とライセンス」 |
Q | Hyper-VのゲストOSとして、Windows NT Server 4.0はサポートされますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
ゲストOSとしてWindows NT Server 4.0はサポートされません。
参考: | Hyper-Vによる仮想化 |
参考: | マイクロソフトサイト 「仮想マシンとゲスト オペレーティング システムについて」 |
Q | Hyper-Vのソフトウェア価格はいくらですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2008 / 2008 R2の標準機能のため、追加費用は発生しません。
Q | Hyper-Vの導入事例を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
お客様導入事例を下記URLで公開しておりますのでご覧ください。
参考: | 富士通の仮想化への取り組み 導入事例 |
Q | 運用中のWindows Server 2008 R2 SP1 Hyper-V環境で、Dynamic Memoryの利用を開始しようと思います。留意点はありますか? | Win2008 R2 |
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A
Dynamic Memoryを有効にする際に仮想マシンの停止を伴うため、運用中のサービスを一時的に停止する必要があります。設定を有効にする時間帯と、ユーザへの事前通知など運用上の考慮が必要です。
また、独自のメモリ管理を行うアプリケーションや、動的に割り当てメモリ量を変更できないアプリケーションなど、Dynamic Memoryを導入しても効果がない場合もあります。
Dynamic Memoryを利用する上での留意点は以下に公開しています。
参考: | Hyper-Vよくある失敗集 |
Dynamic Memoryの導入方法などの情報は、以下を参照してください。
参考: | マイクロソフトサイト 「Windows Server 2008 R2 ホワイトペーパー:Dynamic Memoryの実装と構成」 |
Q | Dynamic Memoryを使用した場合、仮想マシンに割り当てられるメモリ量は、どのような方法で確認できますか? | Win2008 R2 |
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A
Dynamic Memoryを使用した場合、仮想マシン上からは正確なメモリ量は確認できません。 このため、以下の方法で確認してください。
なお、上記のようなHyper-V利用時のノウハウを公開しています。
参考: | Hyper-Vよくある失敗集 |
Q | Dynamic Memoryを利用しても、ホストの動作に必要となる物理メモリ容量は確保されますか? | Win2008 R2 |
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A
システム全体のメモリが枯渇した状況下でも、物理搭載メモリ量に応じた一定量のメモリがホスト用に自動で確保されます。また、ホスト用に確保するメモリ容量を明示的に指定することもできます。
詳細は、以下を参照してください。
参考: | Dynamic Memory利用におけるホストメモリ容量の自動調整 ~Windows Server 2008 R2 SP1 Beta版 検証の豆情報~ |
Q | 仮想マシンをバックアップする方法を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server バックアップやバックアップソフトを利用して仮想マシンのデータをバックアップする方法と、仮想マシンのエクスポート/インポートを利用する方法があります。また、ファイルコピーによるバックアップ方法もありますが、VHDファイルのみが対象であり、構成ファイルやスナップショットデータはバックアップできません。
Hyper-Vでのバックアップ / リストア詳細については以下の資料を参照してください。
参考: | Windows Server 2008 R2 Hyper-V バックアップ / リストア 設計・導入・運用ガイド |
Q | Dynamic Memoryを使用する環境を管理できるSystem Center Virtual Machine Managerのバージョンを教えてください。 | Win2008 R2 |
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A
System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 SP1で管理できます。
また、Dynamic Memoryを使用する環境を管理する上で、留意事項を以下に紹介していますので参照してください。
参考: | System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 / R2 SP1 留意事項 |
Q | Windows Server 2008 R2 のHyper-Vホストで動作するゲストOSを教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
富士通でサポートするゲストOSは、「Hyper-V対応状況」を参照してください。
Q | Windows Server 2003以前に取得したNT Backupのバックアップデータを使ってデータを復元できますか? |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
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A
復元可能です。ただし、Windows Server 2008標準のバックアップ / リストアツール (Windows Server バックアップ) では復元できません。以下のツールをマイクロソフト社のWebサイトよりダウンロードして、復元先マシンにインストールする必要があります。
参考: | マイクロソフトサイト「Windows NT バックアップ / 復元ユーティリティ」 |
参考: | Windows Serverバックアップの特徴 ~Windows Server 2008 Beta版移行・導入・運用の豆情報~ |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2の標準バックアップ機能「Windows Server バックアップ」を使用して、テープ装置にバックアップを取得できますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
取得できません。Windows Server 2003以前の標準バックアップ機能「NT Backup」と異なり、Windows Server バックアップではテープ装置へのバックアップがサポートされていません。なお、Arcserve社「Arcserve Backup」などのISV製品を利用することでテープ装置にバックアップすることが可能です。各ISV製品のWindows Server 2008 / 2008 R2対応については別途確認してください。
参考: | バックアップソフトウェア ARCserve |
また、Windows Server バックアップでは、DVDドライブへのバックアップがサポートされています。ただし、スケジュールバックアップの場合、DVDドライブには取得できません。
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2の標準バックアップ機能「Windows Server バックアップ」では、バックアップ対象の容量に制限はありますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
バックアップ可能なデータ容量は最大2TBです。
2TB以上のデータをバックアップする場合は、Arcserve社「Arcserve Backup」などのISV製品を利用することで可能です。各ISV製品のWindows Server 2008 / 2008 R2対応については別途確認してください。
参考: | バックアップソフトウェア ARCserve |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2の標準バックアップ機能「Windows Server バックアップ」ではシステム状態をバックアップできますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
できます。ただし、 "システム状態のみ" をバックアップする場合と "システム状態を含めて" バックアップする場合とでは、指定するwbadminコマンドが異なります。
システム状態に加えてボリュームやベアメタル回復用のバックアップを取得する場合は、wbadmin start bakcupコマンドを使用します。コマンド構文やオプションの説明については「Windows Server 2008 / 2008 R2の標準バックアップ機能「Windows Server バックアップ」ではシステム状態のみをネットワーク共有フォルダへバックアップできますか?」を参照してください。
なお、Windows Server 2008 R2では、Windows Serverバックアップのウィザードからもシステム状態のバックアップを取得できます。
参考: | マイクロソフトサイト「Windows Serverのコマンド、参考資料、およびツール」の「Wbadmin」 |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2の標準バックアップ機能「Windows Server バックアップ」ではシステム状態のみをネットワーク共有フォルダへバックアップできますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
できません。wbadminコマンドでsystemstatebackupを指定してバックアップを行っても、ネットワーク共有フォルダへバックアップデータを格納出来ません。
なお、"システム状態のみ" ではなく"システム状態を含む"バックアップデータであれば、-allCriticalと-includeオプションを利用することによってネットワーク共有フォルダへバックアップデータを格納することが出来ます。
ネットワーク共有フォルダへのシステム状態を含むバックアップは、以下のwbadminコマンドを使用します。
[構文]
wbadmin start backup -include:<ボリューム名> -allCritical -vssfull -backuptarget:<バックアップデータの格納先> -quiet -user:<ユーザー名> -password:<パスワード>
[説明]
[記述例]
wbadmin start backup -include:d: -allCritical -vssfull -backuptarget:¥¥192.168.10.2¥backup -quiet -user:administrator -password:fujitsu
wbadminコマンドは、1行で記述します。
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2の標準バックアップ機能「Windows Server バックアップ」ではシステム状態を含むバックアップデータまたはベアメタル回復オプション指定したバックアップデータを利用して、"システム状態のみ"をリストアできますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
できます。システム状態のリカバリには以下のwbadminコマンドを使用します。
[構文]
wbadmin start systemstaterecovery -version:<バージョンID>
[説明]
-version:
バックアップのバージョンIDを指定します。<バージョンID>に指定する値は、コマンドで「wbadmin get versions」を実行することで確認することができます。
Windows Server 2008 R2では、Windows Serverバックアップの回復ウィザードからも、システム状態を回復することができます。
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2の標準バックアップ機能「Windows Serverバックアップ」を使用して取得したバックアップがあります。サーバが物理的に破損した場合など、別のサーバにリストアできますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
バックアップ元とリストア先のサーバが同一モデルで、ハードウェア構成が同様な場合はリストア可能です。リストアには、Windows回復環境の回復ツールを使用してサーバ全体を回復します。
参考: | マイクロソフトサイト「Windows Serverバックアップ」 |
参考: | マイクロソフトサイト「オペレーティング システムまたはサーバー全体を回復する」 |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2の標準バックアップ機能「Windows Server Backup」を使用したバックアップ処理の成功、失敗をメールで通知できますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
通知できます。 タスクスケジューラに、Windows Server Backupが出力するイベントログをトリガーとして、メールを通知するよう設定します。
Windows Server Backupで出力されるイベントについては以下を参照してください。
参考: | マイクロソフトサイト「Backup Operations」 |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2の標準バックアップ機能「Windows Server Backup」を使用して、iSCSI接続したETERNUSのディスクへ、バックアップデータを格納できますか。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
格納できます。
ただし、リストアを行う場合において、Windows Server Backupのシステム回復オプションからiSCSI接続されたディスクは認識できません。このため、リストア時のバックアップデータの格納先は、SAS接続されたディスクか、ネットワークドライブなどのリモート共有フォルダにする必要があります。
Q | PCサーバ PRIMERGYで、Windows Server 2008 / 2008 R2の標準バックアップ機能「Windows Server Backup」を利用する際、バックアップ出力先としてBlu-rayドライブは利用できますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
できません。
Blu-rayドライブをWindows Server Backupの出力先として設定することはサポートしていません。
PCサーバ PRIMERGYの内蔵Blu-ray Writer ユニットにおける留意事項は、以下より「内蔵Blu-ray Writer ユニット」を参照してください。
参考: | 内蔵バックアップユニット オプション |
Q | Windows 2000混在モードのActive DirectoryからWindows Server 2008 / 2008 R2に直接移行できますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
直接は移行できません。まずWindows 2000ネイティブモードに移行し、その後Windows Server 2008 / 2008 R2へ移行する必要があります。
参考: | Windows Server 2008 / 2008 R2 Active Directory環境へのドメイン移行の考え方 |
参考: | Windows Server 2008 / 2008 R2 Active Directory移行の手引き~Windows 2000ドメインからの移行~ |
Q | 既存環境のドメイン機能レベルをWindows Server 2008 / 2008 R2にあげる場合、Windows 2000 Server、Windows Server 2003のドメインコントローラを残すことはできますか? |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
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A
残すことはできません。既存環境のドメイン機能レベルをWindows Server 2008 / 2008 R2に上げる場合、Windows Server 2003以前のドメインコントローラが存在するとエラーになります。ドメイン内にWindows Server 2003以前のドメインコントローラを残す必要がある場合、機能に制限がありますが既存のドメインレベルのまま運用を行ってください。
Q | OUのグループポリシーの設定を行いたいのですが、設定タブが見つかりません。 |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2008 / 2008 R2では、「スタート」→「すべてのプログラム」→「管理ツール」→「グループポリシーの管理」より管理ツールを起動することでグループポリシーの設定が可能です。
Windows 2000 Server、Windows Server 2003の場合、グループポリシーの設定は、グループポリシーを設定するオブジェクト (ドメイン、OU、サイト) のプロパティを開き、「グループポリシー」タブを選択することで行えましたが、Windows Server 2008 / 2008 R2ではこのタブが存在しません。
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2を既存ドメインに導入するにあたって、adprepを実行しようと思います。注意すべきことは何ですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
adprepをWindows 2000 Server SP4以降の環境で実行する必要があります。
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2で新しく追加されたグループポリシーはWindows 2000 Serverのドメインコントローラが存在するWindows Server 2008 / 2008 R2ドメイン環境でも利用できますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
利用できます。ただし、新しく追加されたグループポリシーの構成は、Windows Server 2008 / 2008 R2が稼動するサーバから実施する必要があります。
また、新しく追加されたグループポリシーは、特定のOSにのみ適用できるものも含まれていますのでご注意下さい。
Q | 既存のドメインをWindows Server 2008 / 2008 R2ドメインに移行したいのですが、どうすればよいですか? |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
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A
Q | 読み取り専用ドメインコントローラ(RODC)をWindows Server 2008 / 2008 R2のドメインコントローラ(DC)に、またはWindows Server 2008 / 2008 R2のDCをRODCに変更できますか?また、その際OSの再インストールが必要ですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
RODCからDCへ変更する場合は、dcpromoコマンドでRODCをメンバーサーバに降格し、その後DCとして再構築します。DCからRODCへの変更もdcpromoコマンドを使用して同様に変更できます。このため、OSの再インストールは必要ありません。
コンパクトサーバTX120によるRODC構築について以下のガイドにて紹介しています。
概要・手順に関しても記載していますのでご参照ください。
参考: | Windows Server 2008 RODC構築ガイド ~富士通PRIMERGYで構築する拠点・支店ソリューション~ |
Q | 読み取り専用ドメインコントローラ(RODC)上にアプリケーションをインストールできますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
インストール時にサービスアカウントを作成するなど、ADデータベースへ変更操作を行うアプリケーションは、正常に動作しない場合があります。
RODC上での動作がサポートされないアプリケーションの一例としてSQL Server 2005があります。
SQL Serverをデータベースとして採用しているアプリケーションも同様です。
RODCにアプリケーションをインストールする場合は以下の観点でアプリケーションの仕様を確認してください。
Q | 読み取り専用ドメインコントローラ(RODC)サーバをServerViewで監視できますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
可能です。
ただし、ServerView ConsoleをRODCサーバにインストールすることはできません。
RODCサーバにServerView Agentをインストールし、別サーバのServerView Consoleから監視を行ってください。
参考: | 「MANUALS」 ご利用方法ご案内 (注)上記よりServerViewSuiteのマニュアルを参照ください。 |
Q | Windows Server 2008 R2の新機能 AD Recycle Bin(ゴミ箱)を使用する際に注意点はありますか? | Win2008 R2 |
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A
AD Recycle Binを使用するには、 フォレスト機能レベルがWindows Server 2008 R2である必要があります。AD Recycle Binについては以下を参照してください。
参考: | 新機能Active Directory Recycle BinでAD運用はどう変わる? |
Q | Windows Server 2008 とWindows Server 2008 R2のActive Directoryの機能差を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2008 R2のActive Directoryにおける主な機能拡張は、Active Directory Recycle Bin(ごみ箱)機能追加、PowerShell用のActive Directoryコマンドレットの追加、グループポリシーの拡張です。詳しくは以下の参考URLを参照してください。
参考: | マイクロソフトサイト「Active Directory ドメイン サービスの新機能」 |
参考: | 新機能Active Directory Recycle BinでAD運用はどう変わる? ~Windows Server 2008 R2 Beta版移行・導入・運用の豆情報~ |
Q | Windows XP以前と、Windows Vista以降のクライアントOSが混在するドメイン環境で移動ユーザプロファイルが正常に読み込めません。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Vista、Windows Server 2008から移動ユーザプロファイルの仕様が変更されたため、Windows XP、Windows Server 2003以前の仕様と互換性がなくなりました。
マイクロソフトサイトで、フォルダリダイレクト機能を使用して非互換のクライアント間でプロファイルを共有する方法が紹介されていますので、参考にしてください。
参考: | マイクロソフトサイト「移動ユーザー データ管理の展開ガイド」 |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2のActive Directoryのバックアップ方法を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Active Directoryをバックアップするためには、Windows Server Backupを使用してサーバ全体をバックアップします。
詳細は以下を参照してください。
参考: | Windows Server 2008 / 2008 R2 Active Directory運用管理の考え方 |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2において、Active Directoryデータベース内のオブジェクトを誤って削除してしまいました。ActiveDirectoryデータベースの復旧方法を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
ActiveDirectoryデータベースのみを復旧する方法はありません。Active Directoryの復旧には、Windows Server Backupもしくはwbadminコマンドを利用したシステム状態のバックアップデータをリストアする必要があります。
さらに、複数のドメインコントローラが存在する場合、Authoritative Restoreを実施することで、復旧したオブジェクトを複数のドメインコントローラに複製できます。
詳細は以下を参照してください。
参考: | Windows Server 2008 / 2008 R2 Active Directory運用管理の考え方 |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2のActive Directoryを構築する際のサイジングやセキュリティなどの設計指針はありますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
富士通では、Active Directoryに関してこれまでの商談や検証で得たノウハウを指南書としてまとめ、公開しています。Active Directoryを構築する際、参考にしてください。
参考: | Windows Server 2008 / 2008 R2 Active Directory設計指南書 |
Q | Windows Server 2003 / 2008 / 2008 R2では、AppleTalk™プロトコルはサポートされますか? |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2003では、AppleTalk™プロトコルはServices for Macintosh(SFM)に含まれて提供されサポートされていましたが、Windows Server 2008 / 2008 R2では、SFMが提供されず、AppleTalk™プロトコルもサポートされません。
Q | IPv6関連の設定・管理をコマンドから行えますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
コマンドより設定・管理が可能です。netshコマンドやipconfigコマンドなど、多くのコマンドがIPv6に対応しています。
参考: | IPv6 / IPv4混在環境での通信検証 |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2のDHCP / DNSを構築する際に使用できるドキュメントを教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2008 / 2008 R2のDHCP / DNSの構築ガイドを公開しています。
Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2 DHCP、DNS構築・運用ガイド
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2でネットワーク探索を有効にできません。有効にする方法を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
ネットワーク探索で必要なサービスが起動していない場合、ネットワークと共有センターの[共有の詳細設定]で、[ネットワーク探索を無効にする]から[ネットワーク探索を有効にする]に設定変更しても、設定が最初に戻ります。以下のサービスを起動してください。
また、ファイアウォールが以下の状態であることも確認してください。
Q | Windows Server OSをインストールしたときに、サーバの物理LANポートの番号とWindowsで表示されるローカルエリア接続の番号が対応していません。 対応させるにはどうしたらよいですか? |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows ServerはOSの認識したデバイス順に番号を割り振るため、搭載されているLANカードのスロット順やポート番号と異なる場合があります。
これはOSの仕様であり完全に対応させることは出来ません。
OSインストール後、コマンドプロンプトより「ipconfig / all」コマンドを実行してローカルエリア接続に対するデバイス名や物理アドレスを確認し、物理LANポートを特定してください。
参考: | マイクロソフトサイト 「予期しないリレーションシップがデバイス マネージャーと、ローカル エリア接続の間で識別されます。」 |
参考: | PRIMEQUEST2000シリーズ「Windowsネットワーク設計ガイド」 |
参考: | PRIMEQUEST1000シリーズ「Windowsネットワーク設計ガイド」 |
Q | Windows Server 2003 / 2008 / 2008 R2サーバでドメインに参加した際、Windowsファイアウォールの例外設定が変更されてしまいました。理由を教えてください。 |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windowsにはファイアウォールで使用するプロファイルが複数用意され、ネットワーク環境に応じ自動的に選択されます。
例外設定が変更されたのは、ドメイン参加したことによってネットワーク環境が変化し、使用するプロファイルが切り替わったためです。
プロファイルには以下のようなものがあります。
【Windows Server 2003の場合】
【Widnows Server 2008/2008 R2の場合】
参考: | マイクロソフトサイト「ファイアウォールのプロファイルについて」 |
参考: | マイクロソフトサイト「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」 |
Q | Windows Server 2008 /2008 R2でIPv6を無効化する方法を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
---|
A
以下のいずれかの方法で、IPv6を無効化できます。
ループバックインタフェースについては、仕様で無効化することはできません。
【netshコマンドを使用する】
netsh interface ipv6 show interface
netsh interface ipv6 isatap set state disabled
netsh interface ipv6 6to4 set state disabled
netsh interface ipv6 teredo set state disabled
【マイクロソフト社が公開しているFix itを使用する】
IPv6コンポーネントを無効化するFix itが公開されています。
詳細は以下を参照してください。
参考: | マイクロソフトサイト 「Windows で IPVersion 6 またはその特定のコンポーネントを無効にする方法」 Fix itはマイクロソフト社の無償ツールです。富士通ではツールのサポートをしていませんので、お客様の責任でご使用ください。 |
Q | ActiveDirectory環境で利用するポート番号について教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
ActiveDirectory環境で利用するポート番号は以下を参照してください。
参考: | マイクロソフトサイト 「Active Directory および Active Directory ドメイン サービスのポートの要件」 |
参考: | マイクロソフトサイト 「Windows のサービス概要およびネットワーク ポート要件」 |
Q | ワークグループ環境下におけるクライアントやサーバのNTP設定方法を教えて下さい。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
NTPの設定を変更する場合は、レジストリを手動で変更します。
詳細は以下を参照して下さい。
参考: | マイクロソフトサイト 「Windows Time サービスにおける時刻同期の仕組み」 |
Q | ドメイン環境でドメインコントローラ(DC)とメンバサーバ間の時刻同期を行うための設定は必要ですか |
Win2008 Win2008 R2 |
---|
A
メンバサーバは、ドメインコントローラ(DC)と自動的に時刻同期されるため、設定は不要です。
Q | Server Coreとは何ですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2008 / 2008 R2のインストールオプションで、必要最小限のコンポーネントによって構成されるインストール形態です。
なお、PRIMEQUESTサーバではServer Coreを利用できません。
Q | Server Coreでインストールするメリットは何ですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
必要最小限のコンポーネントで構成されるため、運用のメンテナンス工数軽減や、ウイルスによる攻撃にさらされる範囲が縮小されます。
Q | Server Coreでインストールした場合に注意しなければならないことはありますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
ServerCoreでは完全インストールに比べ、使用できる役割・機能が限定されています。インストール前に使用する役割・機能の確認が必要です。また、Server Coreでインストールした環境を完全インストール環境にアップグレードすることはできません。完全インストール環境にするには再インストールが必要です。
Q | Server CoreでインストールしてもServerViewは使えますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
ServerView Agent、ServerView RAIDをインストールし、リモート監視を行うことが可能です。ServerCoreではGUIが使用できないため、ServerView Consoleをインストールした別のコンピュータから監視を行います。
参考: | サーバ添付ソフトウェア動作確認状況(Windows Server 2008) |
参考: | サーバ添付ソフトウェア動作確認状況(Windows Server 2008 SP2) |
参考: | サーバ添付ソフトウェア動作確認状況(Windows Server 2008 R2) |
Q | Server CoreでWindows Updateはできますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
可能です。Windows Updateで更新プログラムを自動的にインストールするには、以下のコマンドを実行します。インストール直後は設定されていません。
なお、一度設定した自動インストールを無効にする場合
「cscript %windir%¥system32¥SCRegEdit.wsf /AU 1」
を実行します。
Windows Server 2008 R2では、sconfigというツールを利用して、手動による更新プログラムの個別適用が可能です。
参考: | Server Core導入・運用時におけるsconfigの使い方 |
Q | Server Coreをファイルサーバ、プリントサーバとして利用できますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
---|
A
利用できます。
Q | Server CoreでPowerShellを利用できますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2008のServer Coreでは利用できません。Windows Server 2008 R2のServer Coreでは利用可能です。
参考: | マイクロソフトサイト「Windows Server 2008 R2 Core を実行しているコンピューターに Windows PowerShellをインストールする方法」 |
Q | Server CoreでSQL ServerやExchange Serverは動作しますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Server Core上でこれらのアプリケーションは動作しません。
Q | Server CoreでFirewallを設定したいのですが、どのように行えばよいですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Server CoreではGUIを使用してFirewallの設定ができないため、netshコマンドで設定を行う必要があります。コマンドの使用方法はnetshコマンドのヘルプを参照してください。
Q | Server Coreではすべての操作でGUI(グラフィカルユーザインターフェース) が使えないのですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
GUIが全く使えないわけではありません。Server Coreでもメモ帳、タスクマネージャ、時刻設定などはGUIを利用します。
Q | Server Coreでドメインコントローラ構築のためDCPROMOコマンドを実行しましたが、インストールウィザードが開始しません。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Server Coreではインストールウィザードを利用することができません。ドメインコントローラ構築の際はDCPROMOコマンドのオプションに設定情報を記述するか、あるいは、応答ファイルを作成する必要があります。
参考: | Server CoreでのActive Directory構築の工夫 |
Q | Server Coreでキーボード配列や入力言語を変更する方法を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
intl.cplコマンドでGUIベースの「地域と言語のオプション」が起動します。完全インストール時と同じ手順で設定できます。
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2のServer CoreにインストールしたIISを、リモートマシンからGUIを使って管理できますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2008 R2では管理できますが、Windows Server 2008では管理できません。Server Core上にインストールしたIIS7.0では、リモート管理を行う際に必要なIIS-ManagementServiceをインストールできないため、ローカルマシンでコマンド管理を行う必要があります。
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2のServer Coreに.Net Frameworkをインストールできますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2008のServer Coreに、.Net Frameworkはインストールできません。Windows Server 2008 R2のServer Coreでは、.Net Framework 2.0 / 3.0 / 3.5のインストールが可能になり、IISやPowerShellがサポートされます。ただし、Server Coreにインストールできる.Net Framework 2.0 / 3.0 / 3.5はサブセット版であるため、すべての.Net 2.0 / 3.0 / 3.5ベースのアプリが動作するわけではありません。
参考: | マイクロソフトサイト「Server Core: .Net 2.0 のサブセットを同梱」 |
参考: | マイクロソフトサイト「Server Core: .Net 3.0 および 3.5 を同梱」 |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2のNAPの検疫はネットワークを利用する(例えばファイルサーバにアクセスする)たびにポリシーサーバを経由しますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
経由しません。NAPの検疫では、以下のタイミングでポリシーサーバへ接続します。
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2のNAPはIPv6に対応していますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
一部の構成を除いて対応しています。NAPは「DHCP」、「IPSec」、「IEEE 802.1x」、「VPN」、「TSゲートウェイ」構成のいずれか、または組み合わせて構成します。DHCPについてはIPv4のみ対応していますが、その他はIPv4とIPv6に対応しています。
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2において、NAPでパソコンの検疫を行う際に、検疫可能なクライアントOSを教えて下さい。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
NAPで検疫可能なクライアントOSは、Windows XP SP3、Windows Vista、Windows 7です。
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2において、DHCP方式でNAPを構築しようと思いますが、注意点はありますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
NAP(DHCP方式)では、固定IPアドレスを設定したパソコンを検疫することができません。NAP(DHCP方式)において、パソコンの設定(DHCP、固定IPアドレス)に関わらず、確実に検疫を実施するソリューションとして、SR-Sの搭載する「DHCPスヌープ機能」があります。
参考: | セキュアスイッチ SR-Sシリーズ |
参考: | 複数サイトでのNAPの構築と効率的な運用 |
Q | BitLocker™ Drive Encryptionとはどんな機能ですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
BitLocker™ Drive Encryptionは、Windows Vista / Windows Server 2008から追加された機能でサーバのシステムボードに実装されたセキュリティチップ(TPM)と連携してHDDデータの暗号化をする機能です。これによって、HDDの盗難や廃棄でも内容が漏れることがなく、セキュリティが強化できます。
Q | サーバのシステムボードに実装されているセキュリティチップ(TPM)とは何ですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
PRIMERGYサーバのセキュリティチップ(TPM)は、TCG(Trusted Computing Group)1.2に準拠したチップでサーバのシステムボードに実装され、BitLocker™ Drive Encryptionと連携してHDDデータの暗号化をします。PRIMERGYサーバのモデルの一部には、セキュリティチップ(TPM)が実装されていないサーバもあり、留意事項がありますので確認してください。
なお、PRIMEQUEST 1000シリーズは、BitLocker機能をサポートしていません。
参考: | PRIMERGYにおけるBitLocker™ Drive Encryption使用上の注意事項 【Windows Server 2008 版】 |
参考: | PRIMERGY/PRIMEQUESTにおけるBitLocker™ Drive Encryption使用上の注意事項 【Windows Server 2008 R2 版】 |
Q | PRIMERGYおよびPRIMEQUESTにおけるBitLocker機能のサポート状況を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
PRIMERGYでは、セキュリティチップ(TPM)を実装したモデルで利用できます。
モデルのTPM実装可否はシステム構成図を参照ください。
参考: | 「システム構成図(価格表)」 |
PRIMEQUESTでは、2000シリーズのみBitLocker機能を利用できます。PRIMEQUEST 2000シリーズの機能についてはハードウェマニュアルを参照ください。
参考: | 「 PRIMEQUEST 2000シリーズ ハードウェアマニュアル」 |
なお、BitLocker機能を使用にするには、BIOS / UEFIとOSの設定を行う必要があり、留意事項がありますので確認してください。
参考: | PRIMERGYにおけるBitLocker™ Drive Encryption使用上の注意事項 【Windows Server 2008 版】 |
参考: | PRIMERGY/PRIMEQUESTにおけるBitLocker™ Drive Encryption使用上の注意事項 【Windows Server 2008 R2 版】 |
Q | 複数台のWindows 2000 Serverで運用中のファイルサーバを1台のサーバに統合します。Windows Server 2008 / 2008 R2の標準機能でデータを移行する場合、xcopyとrobocopyのどちらを使用すれば良いですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
どちらのコマンドでも移行可能ですが、robocopyを使用する事をお勧めします。robocopyコマンドには移行対象の細かな指定や詳細なログの出力を行うなど多くのオプションが用意されています。
参考: | ファイル / Web / FTPサーバ ~部門サーバのWindows Server 2008への移行~ |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2のファイルサーバで作成した共有フォルダにWindows XPからアクセスすると、フォルダ名が正しく表示されません。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2008 / 2008 R2では新しい文字コードJIS2004が採用されています。このため、Windows XPなどJIS2004に対応していない環境において、JIS2004で拡張された文字を含むフォルダ名を正しく認識できない場合があります。JIS2004やその互換性については以下の参考URLを参照してください。
参考: | マイクロソフトサイト「JIS X 0213:2004 対応と新日本語フォント「メイリオ」について」 |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2上の共有フォルダへの接続で、同時セッション数に制限はありますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
制限はありません。ただし、Windows Server 2008 / 2008 R2 Foundationでは30セッションまでの制限があります。
参考: | Windows Server 2008 Foundation / Windows Server 2008 R2 Foundation ご紹介 |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2のFile Server Resource Manager(FSRM)でクォータを管理しています。 オプションメニューの[通知の制限]で、繰り返しディスク使用量の制限値を超えた際、一定時間内は同じ通知をしないように設定しています。しかし、一定時間を経過しても通知されません。 通知するためにはどうしたらよいですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
FSRMの仕様で、[通知の制限]で指定した時間を経過しても、制限値を超えた状態が続いている場合は通知されません。
指定した時間を経過後、一度制限値を下回った場合は、再び制限値を超えた際に通知されます。
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2のFSRMで、登録するクォータやテンプレートの数に上限はありますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
クォータやテンプレートの登録数に上限はありません。
なお、クォータの対象となるフォルダやボリュームの容量についても上限はありません。
Q | FTPサービスを利用する際に必要なサービスは何ですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
以下のサービスが起動している必要があります。
参考: | Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012 Web/FTPサーバ新規導入設定ガイド |
Q | FTPパッシブモードを利用する際に必要なファイアウォールの設定は何ですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
データチャネル接続用に設定したポートの範囲を許可する必要があります。
データチャネル接続用のポートは既定で、Windows TCP/IPの動的ポート範囲(49152~65535)が使用されます。
詳細は以下を参照してください。
参考: | マイクロソフトサイト「パッシブ モードの FTP サーバー用に Windows ファイアウォールを構成する方法」 |
参考: | マイクロソフトサイト「データ チャネルのポート範囲の構成」 |
Q | Windows Server 2003のサーバにリモートデスクトップで接続する場合は3セッションまで接続可能でしたが、Windows Server 2008 / 2008 R2では2セッションまでしか接続できません。仕様が変更されたのですか? |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2003ではコンソールセッションが1セッション、リモートセッションが2セッションの合計3セッションまで接続が可能でしたが、Windows Server 2008 / 2008 R2ではコンソールセッションへログオンできないため、接続可能なセッション数が1セッション減りました。そのため、Windows Server 2008 / 2008 R2ではリモートセッションの2セッションのみ接続が可能です。
それ以上のセッション数が必要な場合は、リモートデスクトップサービス用のクライアントアクセスライセンス(RDS CAL)()の購入が必要になります。
()Windows Server 2008 R2で「ターミナルサービス」は「リモートデスクトップサービス」に名称を変更しました。
Q | Windows Server 2008で新しく追加された「クラスタ構成検証機能」とは何ですか? | Win2008 |
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A
フェールオーバークラスタのインストール前に、ハードウェア構成やソフトウェア構成が適切なものであるかを検証することができる機能です。クラスタ構成でマイクロソフト社のサポートを受けるためには、この検証機能のチェックをパスすることが必須になります。
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2のサーバーマネージャーでリモート管理が可能なサーバOSを教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2008のサーバーマネージャでは、他のサーバをリモート管理できません。Windows Server 2008 R2のサーバーマネージャーでは、管理対象がWindows Server 2008 R2の場合に限りリモート管理できます。
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2にサーバの役割・機能を追加する際に、インストールメディアは必要ですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
必要ありません。
サーバの役割・機能の追加に必要なファイルは、Windowsのシステムフォルダに格納されていますので、インストールメディアを要求されることはありません。
Q | Windows Server 2003 / 2008 / 2008 R2で「ルート証明書の自動更新」を行わないようにしたいのですが、設定場所がわかりません。 |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2003では、[Windowsコンポーネントの追加と削除]または、グループポリシーでルート証明書の自動更新の設定を行えましたが、Windows Server 2008 / 2008 R2では以下のグループポリシーでのみ設定できます。
[コンピュータの構成]-[ポリシー](存在する場合)-[管理用テンプレート]-[システム]-[インターネット通信の管理]-[インターネット通信の設定]-[ルート証明書の自動更新をオフにする]
Q | Windows Server 2008 R2をインストールしたところ、「ディスクの管理」にシステムで予約済みの100MBのパーティションが作成されました。このパーティションは何ですか? | Win2008 R2 |
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A
このパーティションはWindows Server 2008 R2で自動的に作成される「システムパーティション」です。おもに、次の用途に使用されます。
このパーティションはBootmgrやBootフォルダなどOS起動時に必要なデータが格納されているため、フォーマットしたり削除したりしないでください。
Q | Windows Server 2003のプリントサーバをWindows Server 2008 / 2008 R2へ移行する手順を教えてください。 |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2008 / 2008 R2に「印刷サービス-印刷の管理」役割を追加した後、Printer Migration WizardまたはPrintbrm.exeコマンドラインツールを使用してプリンタのインポート/エクスポートすることで移行できます。詳細は以下URLを参照してください。
参考: | マイクロソフトサイト「プリントサーバーを移行する」 |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2で予期せずデスクトップ画面に[対話型サービス ダイアログの検出] ダイアログ メッセージが表示されました。これはどんな時に表示されるメッセージですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
---|
A
Windows Server 2008以降、セキュリティの観点からサービスとユーザーアプリケーションが別のセッションで実行される仕組みになりました。これは、セッション0の分離と呼ばれています。Windows Server 2003やそれ以前のWindows向けに開発されたサービスやアプリケーションは、ほとんどの場合にセッション0の分離を意識した作りにはなっていません。これらのサービスやアプリケーションがWindows Server 2008/Windows Server 2008 R2上で動作した時、ダイアログとウィンドウをセッション0へ作成しようとすると、[対話型サービス ダイアログの検出]ダイアログ メッセージが表示されます。
参考: | マイクロソフトサイト 「セッション0の分離 - Windows 7 対応アプリケーションの互換性」 |
Q | クライアントPC(注)が、リモートデスクトップ接続でWindows Server 2008 / 2008 R2サーバにログオンした時に表示されるサーバの壁紙が、再接続時に表示されません。 サーバの壁紙をクライアントPCに常に表示させるにはどうすればよいですか。 (注)Windows XP、Windows VistaまたはWindows 7 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
接続先サーバと接続元クライアントPCで、以下を設定してください。
【接続先サーバ側の設定手順】
【接続元クライアントPC側の設定手順】
上記設定により、リモートデスクトップ接続でログオンしたときに表示されるデスクトップの壁紙は固定され、再度リモートデスクトップ接続した際にも、設定した壁紙が表示されます。
Q | Windows Server OSで完全メモリダンプファイルを採取するために必要なページングファイルのサイズを教えてください。 |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
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A
搭載メモリ量+300MBのページングファイルを確保してください。
なお、完全メモリダンプファイルを採取するためには、ページングファイルだけでなく、ディスク空き容量も適切に見積もる必要があります。
詳細は、以下のガイドを参照してください。
参考: | Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012/ 2012 R2 大容量メモリダンプファイル 設計ガイド |
Dynamic Memoryを使用したHyper-Vの仮想マシンの場合は、動的に物理メモリ量が増加するため、あらかじめ、割り当てられ得る最大メモリ量を考慮してページングファイルを確保しておく必要があります。
また、Dynamic Memoryを使用したさい、ダンプファイルの採取時間が非常に長くなる場合があります。詳細は、以下を参照してください。
参考: | Hyper-Vよくある失敗集 |
Q | Windows Server 2008 R2をNTPサーバにして、IPCOMの時刻同期を行おうとしています。 IPCOMでNTPの設定を行う際、NTPサーバが使用するNTPのバージョンを設定しなければなりません。Windows Server 2008 R2で実装されているNTPのバージョンは何ですか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2008 R2は、Windows Server 2003/Windows Server 2008同様に、RFC1305(NTP V3)を実装しています。
Q | Windows Server OSのWOW64上で32-bitのアプリケーションを動作させる場合、留意すべきことはありますか? |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
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A
WOW64を利用するにあたり、64-bitシステムと同様のアドレス空間を確保できない、一部API非対応、などの制限事項があります。詳細は以下URLを参照してください。
参考: | マイクロソフトサイト「WOW64のベストプラクティス」 |
なお、富士通ミドルウェアについて、以下のURLで64-bitシステムやWOW64での動作確認状況を公開しております。
Q | Windows Server 2003 / 2008 /2008 R2において「デスクトップヒープの割り当てに失敗しました」とイベントログに記録されました。Windows Server OSで割り当てられるデスクトップヒープ領域の既定値と使用量を確認する方法を教えてください。 |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
---|
A
【既定値について】
Windows Server OSのデスクトップヒープ領域の既定値は以下の表のとおりです。
OS | 対話型デスクトップ | 非対話型デスクトップ |
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Windows Server 2003 32-bit | 3MB | 512KB |
Windows Server 2003 64-bit | 20MB | 768KB |
Windows Server 2008 32-bit | 12MB | 512KB |
Windows Server 2008 64-bit | 20MB | 768KB |
Windows Server 2008 R2 | 20MB | 768KB |
参考: | マイクロソフトサイト 「Windowsの限界に挑む:USERオブジェクトとGDIオブジェクト-第1部」 |
【使用量を確認する方法について】
Windows Server 2003 / 2008の場合、PRIMERGY添付サポートツールであるソフトウェアサポートガイドに含まれるデスクトップヒープモニタ(dheapmon)を使用して確認できます。
Windows Server 2008 R2の場合、dheapmonは使用できませんので、完全メモリダンプファイルを採取するか、もしくはdheapmon同様の機能としてLiveKdというツールを使用して確認できます。
なお、このような情報を確認するには専門スキルが必要となります。SupportDesk契約(有償)いただくことにより、富士通でこれら情報の確認を行うことも可能です。
参考: | ソフトウェアサポートガイド |
参考: | マイクロソフトサイト「LiveKd」 LiveKdはWindows Sysinternalsから無償ダウンロードするデバッグツールであり、富士通ではツールのサポートをしていません。そのためお客様の責任でご使用ください。 |
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2を展開する場合、既定のユーザープロファイルをカスタマイズする方法を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Sysprepを利用することで、既定のユーザプロファイルをカスタマイズできます。
詳細な手順は以下を参照してください。
参考: | マイクロソフトサイト 「Windows のイメージを準備するときに既定のローカル ユーザー プロファイルをカスタマイズする方法」 |
Q | IIS 6.0 / IIS 7.0でHTTP圧縮を行うためにはどうすればよいですか? |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
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A
IISマネージャまたはコマンドラインからHTTP圧縮の設定を行ってください。詳細は以下を参照してください。
なお、設定した後はIISの再起動が必要です。
参考: | マイクロソフトサイト「HTTP圧縮を有効にする」 |
参考: | マイクロソフトサイト「圧縮を構成する(IIS 7)」 |
参考: | マイクロソフトサイト「HTTP圧縮」 |
Q | 拡張パーティションをディスク上の未割り当て領域を使って拡張することはできますか? |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
ディスクの管理またはdiskpartコマンドを使用して任意のサイズで拡張することができます。
詳細は以下を参照してください。
参考: | マイクロソフトサイト「ベーシック ボリュームを拡張する」 |
Q | Windowsがサポートする.NET Framework のバージョンを教えてください。 |
Win2003 Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windowsのバージョンによって、サポートする.NET Frameworkのバージョンも異なります。
Windowsのバージョンとサポートする.NET Frameworkの組み合わせについては以下を参照してください。
参考: | マイクロソフトサイト「.NET Framework とサポート対象 OS」 |
Q | Windowsで時刻同期の設定を変更する方法を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
---|
A
時刻同期の設定を変更する方法についてはマイクロソフトサイトで公開されています。
詳細は以下を参照してください。
参考: | マイクロソフトサイト 「時刻が大きく変更されないようにWindowsタイムサービスを構成する方法」 |
参考: | マイクロソフトサイト 「Windows Timeサービスにおける時刻同期の仕組み」 |
ドメイン環境での時刻同期の動作については、上記に加えて以下を参照してください。
参考: | マイクロソフトサイト 「Windows Server で権限のあるタイム サーバーを構成する方法」 |
Q | ドライブ文字の変更方法を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
ローカルマシンのドライブ文字の変更方法、フェールオーバークラスターにおける共有ディスクのドライブ文字の変更方法があります。
Q | 標準でインストールされているInternet Explorer をダウングレードする方法を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Windows Server 2008 R2 に標準でインストールされているInternet Explorer のバージョンは 8 、Windows Server 2008に標準でインストールされているInternet Explorer のバージョンは 7です。標準でインストールされているInternet Explorer はダウングレードできません。
Q | VMwareの仮想環境にWindows Serverをインストールしようとすると、インストール途中で「This installer is designed to load only in virtual environments supported by Fujitsu...」のエラーメッセージが出力され、インストールができません。対処方法を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Vsphere Clientにおいて、PRIMERGY添付のWindows OSメディアを使用する場合に必要となるパラメータを設定していないことが原因と考えられます。VMware vSphere 5.5 ソフトウェア説明書 (PRIMERGY)で「PRIMERGY 添付の Windows OS メディアの使用」を確認してください。
参考: | VMware vSphere 5.5 ソフトウェア説明書 (PRIMERGY) |
なお、当社がサポートする、VMware ESX/ESXi 各バージョンのゲスト OS 一覧は、下記の情報をご参照ください。
参考: | VMware ESXi サポートゲスト OS 一覧表 (PRIMERGY) |
Q | 更新プログラムを適用しましたが、「この更新プログラムはお使いのコンピューターには適用できません」と表示され、適用に失敗しました。対処方法を教えてください。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
更新プログラムが他の更新プログラムにより置き換えられ、既に適用済みであることが考えられます。
下記の方法により、更新プログラムの置き換えが確認できた場合、対処は不要です。
【更新プログラムが他の更新プログラムにより置き換えられているかを確認する方法】
[インストールされた更新プログラム]で置き換えられた更新プログラムが適用されているかを確認してください。
()Webサイトを開いた際に、アドオン‘Microsoft Update Catalog’のインストールを求められる場合はインストールを行ってください。
Q | フォルダのアクセス権限について、上位フォルダからの継承を削除する方法を教えて下さい。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
該当フォルダのプロパティを表示します。その後、[セキュリティ]タブの[詳細設定]から[継承の無効化]をクリックして、設定して下さい。
Q | Windows Server 2008 / 2008 R2 Foundation において、ライセンス準拠の確認が失敗しましたのメッセージが表示されます。原因と対処方法を教えて下さい |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
Foundation における作成可能なユーザー数15を超えて使用している可能性があります。
15ユーザーを超えて使用している場合は、ユーザー数を削減して下さい。
Q | Windows Server 2008からWindows Server 2012 R2へDHCPサーバを移行する方法を教えて下さい。 |
Win2008 Win2008 R2 |
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A
DHCPサーバの移行には、DHCPデータベースの移行が必要です。既存のサーバからDHCP データベースをエクスポートして下さい。
その後、移行先のサーバに、「DHCP サーバー」の機能追加し、上記でエクスポートしたDHCP データベースをインポートして下さい。
詳細は以下を参照して下さい。
参考: | マイクロソフトサイト 「Windows Server 2012 R2 への DHCP サーバーの役割の移行」 |
PRIMERGYの
Windows情報
PRIMEQUESTの
Windows情報