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PCサーバPRIMERGYは、小規模のグループ利用から中・大規模システムまで利用されており、求められるストレージ(ファイル)の性能・容量もさまざまです。本ページではサーバにおけるストレージシステムの構築方法を紹介します。
サーバには内蔵HDDのベイが2~数スロット用意され、一般のシステム稼動に必要なファイル容量が確保されています。近年、サーバの扱うファイル容量が急激に増加し、サーバとストレージの関係にも大きな変化が見られます。
要求に応えられる大きなファイル容量のHDD数をサーバに内蔵すると、サーバの電源容量や筐体サイズが大きくなり、汎用性が低くなる。
ファイル特有のアレイ(RAID)化により信頼性に加え、高性能が求められている。
ファイルをサーバ個々に内蔵するよりは、多数のサーバから共有できる構成がリソースの有効活用やバックアップが容易となる。
図1
サーバシステムで利用できるストレージと容量
このような考え方から、大容量のファイルはサーバには内蔵せず、ストレージ装置としてサーバ共用にするほうがより効率的であると考えられています。
図2 サーバシステムでのストレージ構築
ラック型サーバには薄さが求められる事からHDD数は2~3台、タワー型は50人ぐらいの中規模システムをカバーできる~複数台で約~1TBの搭載ができます。
オンボードのアレイコントローラやアレイPCIカードと内蔵HDDで構成されます。
サーバに接続するキャビネットは、HDDベイ12スロット内蔵できます。サーバのPCIスロットに実装したアレイカードに接続し、RAID構成としてサポートします。約3TBをサポートできます。
NAS(Network Attached Storage)はLANを介してファイルを共用できる独立したファイルサーバとして機能し、ネットワーク上のサーバやPCからは、従来のファイルサーバと同じようにアクセスすることができます。サーバに直接接続していないのでファイル増設が容易で、またWindowsやLinuxなどのOSのファイル形式にも対応できるのが特徴です。
NAS製品の上位機種として、堅牢性や高性能、および拡張性に優れ、異種OS間でもファイル共有可能なETERNUS NR1000 seriesをご用意しております。
3TB以上のストレージ容量が必要ならばディスクアレイ装置での構築が有効です。また、クラスタの共有ファイルやブレードサーバのSANBootのように複数のサーバから共有で高速なアクセスが必要な場合にもディスクアレイ装置で構築します。
PRIMERGYサーバのSAN(Storage Area Network)への接続は、HBAであるファイバーチャネル(FC)カードと光ケーブルにより、FCスイッチなどを経由して接続します。
また、弊社のディスクアレイ装置、ETRRNUSとPRIMERGYサーバの間にはFCスイッチを介さない安価な直結接続や、デュアル制御などの冗長化も考慮されています。
iSCSI(Internet Small Computer System Interface)は、内蔵ファイルを操作するSCSIコマンド(Read / Writeなど)をTCP/IPプロトコルに包み、IPネットワーク経由でデータを送受信するプロトコル規格です。汎用のIPを利用してSCSIコマンドの大容量と高速性を求めた規格で、物理インターフェースはLANを使用します。
iSCSI プロトコルの動作は、入出力要求を発行する「Initiator」とファイルを保持しコマンドを受ける「Target」間で行なわれます。
iSCSI プロトコルを処理するサーバには、Initiator としてLANカードやMS iSCSI Initiator 2.04 以降を実装します。「Initiator」上のアプリケーションは、「Target」内の仮想ディスクを、ローカルディスクと同じ方法でアクセスすることができます。ディスクアレイ装置、ETERNUS2000は、iSCSIインターフェースをサポートしています。