アドバンスド・サーマルオプション40 （PYBET03 / PYBET04）
アドバンスド・サーマルオプション45 （PYBET52 / PYBET53）

富士通は、社会的な節電対応に合わせ、PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY（プライマジー）」において、高温動作に適合するように専用の設定を適用し、内蔵オプション製品の搭載位置を指定してエアフローを最適化することにより、動作保証周囲温度を拡張するオプションである「アドバンスド・サーマルオプション40」「アドバンスド・サーマルオプション45」をご提供します。

これによりデータセンターや企業において、空調などのファシリティ設備全体を含めて、大幅な省電力化が可能となります。

概要

内蔵オプション製品の搭載位置を指定してエアフローを最適化することにより冷却性能を向上します。本オプション未適用モデルに対し使用環境温度を緩和し、40 / 45℃までの動作保証（）を実現します。

サーバ前面の吸気環境温度において40 / 45℃まで動作保証

	［通常］	［オプション適用後］
動作保証周囲温度	10～35℃		5～40℃	アドバンスド・サーマルオプション40
動作保証周囲温度	10～35℃		5～45℃	アドバンスド・サーマルオプション45

注意事項

本オプションはカスタムメイド専用です。
動作保証周囲温度はサーバ前面の吸気環境温度となります。
本オプションは高温環境化（40℃/45℃）での長期稼働を保証するものではありません。
サーバ機器は通常のオフィス環境（年平均使用温度25度）でご使用された際には保守対応期間内（5年）では寿命に至らないものとして設計しておりますが、高温環境下での長期稼働等、お客様のご使用環境によっては、より短期間で寿命に至る場合があります。寿命を超えた部品については、交換が可能な場合は有償にて対応させていただきます。
なお、上記はあくまで目安であり、保守サポート期間（5年）内に故障しないことをお約束するものではありません。

参考

直射日光の当たる場所、温度を越える場所を避けて設置して下さい。また、温度勾配は10℃/h 以内が理想であり、急激な温度変動は装置を構成する部品に悪影響を与え、故障の原因となります。また、15℃/h を越えるような環境は避けてください。
高温環境（サーバ前面吸気温度上限：40℃ / 45℃）対応を実現するため、適用可能なオプション製品の種類および最大搭載数に制限があります。詳細はシステム構成図を参照ください。
対象外のオプション製品の搭載は環境温度40℃ / 45℃までの動作保証に影響するため、非サポートとなりますのでご留意下さい。
本オプションをカスタムメイドにて手配時、システムに専用の設定が適用された状態で出荷されます。本オプション非手配の場合、工場出荷後における専用設定の適用はできません。
本オプションをカスタムメイドにて手配していない場合、お手持ちの機器が「アドバンスド・サーマルオプション」に対応したオプション構成であっても、動作保証周囲温度を拡張（5～45℃）しての動作保証はできません。
外付オプション製品（UPS、ストレージキャビネット（JX40）、バックアップキャビネット（SX05 S1）、KVM スイッチ、ディスプレイ等）を接続する場合、保証動作環境は外付オプション製品の温度条件に準じます。各オプション製品のマニュアル/ハンドブックにて動作環境をご確認の上、使用ください。