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2014年2月
富士通株式会社
当社PCサーバ「PRIMERGY」の出荷済一部モデル(「RX100 S7」「TX140 S1」「TX150 S8」「TX100 S3」「TX120 S3」)と特定のアレイコントローラカードを組合せたハードウェア構成において、複数の条件が全て重なった場合に極めて稀ではありますが、搭載されているハードディスクの不適切なファームウェア処理により、ハードディスクのデータが正しく再構築されない可能性のあることが判明しました。
当社PCサーバ「PRIMERGY」の標準設定では、本事象の発生条件の一つである媒体エラーの発生頻度を低減する機能が定期的に実行されているため、今回判明した事象が確認された実績はありません。しかしながら、事象の発生を未然に防止するためにも、ハードディスクのファームウェアを対策された版数へ更新する作業を実施させて頂きたくお願い申し上げます。
今回判明した不具合の内容および、その対処方法について以下の通り報告させていただきますので、恐れ入りますが、下記内容をご確認いただき、対処方法の実施について、ご協力頂けますようお願い申し上げます。
なお、本対応の実施により、お客様にご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。
本不具合は、下記、PRIMERGYの一部本体モデルに搭載されているハードディスクと、特定のアレイコントローラカードの組み合わせでご使用されている場合、かつ、後述する特定条件が全て重なった場合において、発生する可能性があります。
対象となる本体モデル、およびハードディスクとアレイコントローラカードは、以下の通りとなります。
本体モデル名 | ハードディスク型名 (容量) | アレイコントローラ型名 |
---|---|---|
PRIMERGY RX100 S7 PRIMERGY TX140 S1 PRIMERGY TX150 S8 |
PYBPH257B3 (250GB) PY-PH507B (500GB) PYBPH507B (500GB) |
PY-SR2L2 PYBSR2L2 PY-SR2C2 PYBSR2C2 |
PRIMERGY TX100 S3 PRIMERGY TX120 S3 |
PY-PH252A (250GB) PYBPH252A (250GB) PY-PH502B3 (500GB) PYBPH502B3 (500GB) |
PY-SR2L2 PYBSR2L2 PY-SR2C2 PYBSR2C2 |
対象本体モデルにおいて上記組み合わせとなるのは、「2012年10月5日~2013年7月23日」当社工場出荷分となります。2013年7月24日以降の工場出荷分につきましては、本不具合の対象外です。
ディスクアレイ構成で接続されたハードディスク間のデータ再構築・複写処理(リビルド処理)時に、正しくデータが再構築処理されない事象が発生する可能性があります。データが正しく整合されないため、データ異常に繋がる可能性があります。
対象モデルと特定のハードディスクおよび、アレイコントローラカードの組合せにおいて、以下に示す条件が全て重なった場合に、不具合事象が発生する可能性があります。
対象となるハードディスクのファームウェア版数は「FJK2」となります。
2013年9月14日以降にハードディスク故障(予防交換含む)により、ハードディスクを交換し、データ再構築・複写処理(リビルド処理)を実行された場合、本事象は発生することはありません。
PRIMERGYの標準設定では、定期的にハードディスク上の媒体エラーのチェックおよび、エラー修復が実行されるため、媒体エラーが多発することはありません。
ご利用になられているソフトウェアのインストール状況により、ハードディスクのファームウェア版数の確認方法が異なります。
[添付1] 不具合の対象となるハードディスクのファームウェア版数のご確認方法について (117KB)をご確認くださいますようお願いいたします。
今回、不具合対象となるハードディスクのファームウェアを、不具合の発生する可能性のないものに更新(アップデート)する作業を、当社保守員(CE)が設置先に訪問させていただき、「無償」にて実施させていただきます。
尚、今回ご案内させていただきます不具合内容のご報告と対応作業の実施につきましては、当社有償保守サービスのご契約状況により、以下の通り当社からの連絡方法が異なる場合がありますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。
お客様担当の当社保守員(CE)より、内容の報告及び対応方法についてご報告させていただき、対応作業の実施について、ご相談させていただきます。
サーバ搭載のアレイコントローラカードおよびハードディスクについて、添付1の手順に沿ってご確認いただき、対象のハードディスクファームウェア版数にてお使いいただいている場合、誠にお手数ですが当社担当営業、販売パートナー様、または本件のお問合せ窓口(専用窓口)までご連絡願います。
当社保守員(CE)によるファームウェア更新作業を実施させていただく際は、サーバ設置場所への立入や更新作業実施時におけるサーバの停止・再起動についてお客様にご協力いただく必要があり、その点につきまして予めご了解くださいますようお願いいたします。
今回のファームウェア更新作業につきましては、有償サポート契約の有無に関わらず、当社保守員(CE)がお客様先(対象製品設置先)に訪問させていただき、ファームウェア更新作業を「無償」で実施させていただきます。しかしながら、セキュリティ上の理由等から、保守員による更新作業の実施ができない場合は、お客様ご自身による更新作業の実施方法についてをご参照いただき、ファームウェア更新作業を実施下さいますようお願いいたします。
以下の当社公開Webページから対象モデル用の最新ハードディスク ファームウェアをダウンロードし、更新作業の実施をお願いします。
なお、対象アレイコントローラのファームウェア版数が旧版の場合は、事前にアレイコントローラのファームウェア更新作業の実施をお願いします。
更新作業方法につきましては、ダウンロードデータ内の作業手順資料を参照願います。
本不具合の発生は極めて稀ですが、お客様システムの安定稼働のために最新版のハードディスク ファームウェアの適用をお願いします。また、本不具合は"FJK3版"以降で修正されています。"FJK3版"より新しい版数が公開されている場合は、最新版のハードディスク ファームウェアの適用をお願いします。
本事象の発生条件の一つである多数(1,000個以上)の媒体エラーの発生頻度を低減するため、PRIMERGY装置のRAIDデフォルト設定である、定期(168時間毎に自動実行)の媒体エラーチェックおよび修復機能をオフまたは、時間を長めに変更されている場合には、デフォルト設定に戻すことを実施いただけますようお願いいたします。
今般ご案内させていただきます不具合の内容、及び対処方法に関するお問合せにつきましては、以下のお問合せ窓口にて対応させていただきます。お問合せの内容を以下の宛先まで、メールまたはお電話にてご連絡下さいますようお願いいたします。別途、当社担当者より、お問合せ内容についてご回答させていただきます。
尚、本件についてお問い合わせされる際には、誠にお手数ですが、以下の必要情報をご連絡くださいますようお願いいたします。
〔必要情報〕
お問合せいただきました内容、または窓口への依頼状況によって、回答に時間を要する場合があります。予めご了承下さいますようお願いいたします。
本対応窓口は終了しました。