PRIMERGY 一部機種における電源ユニットの経年劣化による伝導ノイズ増加に伴う電源ユニット自主交換のお知らせ
03版 2021年10月12日
富士通株式会社
平素は、弊社製品をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
今般、FUJITSU Server PRIMERGY製品の一部装置(対象装置一覧をご参照ください)において、使用開始から2~3年程度経過後に、搭載されている電源ユニット(以降PSUと略)の部品不良により伝導ノイズ(※1)が増加し、VCCI技術基準のクラスA機器(※2)として不適合となる場合があることが判明いたしました。
事象および原因
2018年~2019年に製造された一部装置において、PSUで使用しているEMIフィルター(※3)部品の一部に製造不良があり、使用開始から2~3年程度経過後に部品が劣化し、EMIフィルターとしての機能が損なわれる場合があることが判明いたしました。
この結果、製品から発生する伝導ノイズが増加し、VCCI-CISPR 32:2016技術基準のクラスA機器として要求される、AC電源ポートからの伝導エミッションの許容値を満足しなくなる可能性があります。
お客様への影響
現時点で本事象に伴うお客様への影響は確認されておりませんが、PSUからの伝導ノイズ増加による製品の誤動作、製品から発生する伝導ノイズ増加により同一電源ラインに接続されている他の機器の誤動作等が生じることが懸念されます。
対処方法
対象PSUにつきましては、無償交換を実施させていただきます。
交換作業は弊社所定の技術員により実施いたします。
PSUが冗長構成となっている装置は、活性での交換を行わせていただきます。冗長構成となっていない装置は、交換に際し装置の停止が必要となります。
対象装置一覧
以下のPSUを搭載した装置が対象になります。
PSU種 | 型名:PY-PU123、PYBPU123 名称:電源ユニット 1200W |
本PSUは以下のFUJITSU Server PRIMERGYに搭載されている可能性があります。 RX2530 M4, RX2530 M5, RX2540 M1, RX2540 M2, RX2540 M4, RX2540 M5, RX2560 M2, TX2550 M4, TX2550 M5, TX2560 M2 |
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PSUシリアル番号 | 先頭8文字が以下のいずれか(例:GSPD1748001234) GSPD1739, GSPD1740, GSPD1748, GSPD1751, GSPD1818, GSPD1826, GSPD1828, GSPD1830, GSPD1834, GSPD1837 |
対象PSU搭載装置、およびPSUシリアル番号の確認方法は以下を参照してください。 |
お問い合わせ窓口
本事象の内容及び対処方法に関するお問い合わせにつきましては、以下のお問い合わせ窓口にて対応させていただきます。
必要事項をご記入の上、下記の宛先まで、メールにてご連絡くださいますようお願いいたします。別途、当社担当者より、お問い合わせ内容についてご回答させていただきます。
なお、お問い合わせいただきました内容によっては、ご回答までに時間を要する場合がありますので、予めご了承願います。
PSU障害対応窓口(メール受付:当社規定の休業日を除く)
- 本対応窓口は終了しました。
必要事項
- 機種名(装置型名、装置号機)
- お問い合わせ内容
- お客様名(会社名、ご担当者名、ご連絡先E-mailアドレス)
- 担当営業部門、担当者名 ※不明な場合は記入不要です。
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※1伝導ノイズ:当該機器の動作に伴い発生し電源ケーブルを伝導して外部に放出されるノイズ
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※2VCCI技術基準のクラスA機器:VCCI協会による自主規制のうち、クラスA許容値を満足する機器
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※3EMIフィルター:伝導ノイズが外部に放出されることを防止するための部品
PRIMERGYに関する資料請求・お見積もり・ご相談
この製品に関するお問い合わせは、富士通株式会社のフォームを使用し、2024年4月1日よりエフサステクノロジーズ株式会社が対応いたします。
お電話でのお問い合わせ
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富士通コンタクトライン(総合窓口)
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