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2015年7月15日
富士通株式会社
平素は、富士通製品をご愛用いただき誠にありがとうございます。
7月15日にWindows Updateにてマイクロソフト社から公開された「MS15-058:セキュリティ更新プログラム、『SQL Server の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3065718)』を適用後に、PCサーバPRIMERGYの添付ソフトServerView Operations Manager、及びServerView Virtual-IO Managerのサービスが停止している場合があります。
「MS15-058:セキュリティ更新プログラム(3065718)」を適用される際は、事前に以下の詳細をご確認いただき、記載の手順にて適用していただけますようお願いします。
「MS15-058:セキュリティ更新プログラム(3065718)」を適用後、ServerView Operations Manager、及びServerView Virtual-IO Managerのサービスが停止します。
サービスが停止する際に、エラーメッセージ等は表示されません。
「MS15-058:セキュリティ更新プログラム(3065718)」の詳細は、以下のマイクロソフトのサイトでご確認ください。
SQL Server の脆弱性により、リモートでコードが実行される (3065718)
ServerView Operations Manager、またはServerView Virtual-IO Managerの上記対象バージョンであり且つ、これらが使用するデータベース(1)として、MS15-058:セキュリティ更新プログラム(3065718)の適用対象のSQL Serverを使用している場合に発生します。
MS15-058:セキュリティ更新プログラム(3065718)の適用対象のSQL Serverは、以下のマイクロソフトのサイトでご確認ください。
SQL Server の脆弱性により、リモートでコードが実行される (3065718)
更新プログラムの適用対象のSQL Serverを使用していない場合には、本事象は発生しません。
1 ServerView Operations Manager、またはServerView Virtual-IO Managerが使用しているデータベースは以下の方法で確認することができます。
尚、ServerView Operations Managerがデフォルトでインストールするデータベースのバージョンは、本ページの「(参考)ServerView Operations Managerがインストールするデータベース」の項を参照してください。ServerView Virtual-IO ManagerはServerView Operations Managerが使用しているデータベースを使用します。
お客様でインストールしたSQL Serverを使用している場合にも対象となります。
(1)メモ帳で、%WINDIR%\ServerViewDB.ini を開きます。
(2)「DbServerVersion」で始まる行を探します。
この行の「=」の右側の文字列が、使用しているデータベースのバージョンです。
例)
%WINDIR%\ServerViewDB.iniの記載が以下のようになっていた場合、使用しているデータベースのバージョンはSQL Server 2008です。
DbServerVersion=Microsoft SQL Server 2008
(3)「DbServerEdition」で始まる行を探します。
この行の「=」の右側の文字列が、使用しているデータベースのエディションです。
例)
%WINDIR%\ServerViewDB.iniの記載が以下のようになっていた場合、使用しているデータベースのエディションはExpress Editionです。
DbServerEdition=Express Edition
該当の更新プログラムを適用する際には、以下の手順で行ってください。
(1) [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、「services.msc」と入力して [OK] をクリックします。
(2) 以下の順でOperations Manager、ServerView Virtual-IO Manager のサービスを停止します。
(3) 該当のマイクロソフトの更新プログラムを適用します。
(4) 以下の順で、Operations Manager、ServerView Virtual-IO Manager のサービスを開始します。
(1) [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、「services.msc」と入力して [OK] をクリックします。
(2) 以下の順で ServerView Operations Manager、ServerView Virtual-IO Manager のサービスを停止します。
(3) 該当のマイクロソフトの更新プログラムを適用します。
(4) 以下の順で、ServerView Operations Manager、ServerView Virtual-IO Manager のサービスを開始します。
上記回避方法を行わずに、該当の更新プログラムを実行した場合、以下を行ってください。
(1) [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、「services.msc」と入力して [OK] をクリックします。
(2) 以下の1)~5)のサービスのうちいずれか1つでも停止していた場合、1)~5)の順に停止します。既に停止されているサービスは、そのまま停止しておきます。
以下のサービスのうち、存在するものがすべて開始されていた場合は、対処の必要はありません。
(3) 以下の順で、サービスを開始します。
(1) [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、「services.msc」と入力して [OK] をクリックします。
(2) 以下の1)~5)のサービスのうちいずれか1つでも停止していた場合、1)~5)の順に停止します。既に停止されているサービスは、そのまま停止しておきます。
以下のサービスのうち、存在するものがすべて開始されていた場合は、対処の必要はありません。
(3) 以下の順で、サービスを開始します。
ServerView Operations Managerをインストールする際に、これらがサポートするバージョンのSQL Serverがインストールされていなかった場合、これらのインストーラに同梱されたSQL Serverが自動的にインストールされます。
以下は、インストールされるSQL Serverのバージョンです。
同梱のSQL Serverを使用している場合、V6.11以降をWindows 2012/R2にインストールした環境が対象となります。
名称 | バージョン | インストール先OS | |
---|---|---|---|
Windows 2008/R2 | Windows 2012/R2 | ||
ServerView Operations Manager | V4.91 ~ V5.01 |
SQL Server 2005 Express SP3 |
未サポート |
V5.10 ~ V6.10 |
SQL Server 2005 Express SP4 |
||
V6.11 ~ V7.02 |
SQL Server 2008 R2 Express SP2 |
同梱のSQL Serverを使用せずにインストールした場合、Windows Server 2003/R2も対象となります。