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2012年8月
富士通株式会社
PCサーバ「PRIMERGY」の出荷済の一部モデル(「TX120 S3」「 TX140 S1」「RX100 S7」)において、不適切なメモリエラー処理により、正しくエラー通知されない可能性があることが判明しました。
つきましては、不具合の発生内容のご報告と、その対処方法について以下の通りご報告させていただきます。内容ご確認いただき、対処方法の実施についてご協力くださいますようお願い申し上げます。
本不具合により、お客様にご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。
ご案内させていただく不具合は、一部モデルと特定の版数のBIOSの組合せの場合のみ発生する可能性があります。対象となるモデルとBIOS版数は以下の通りです。
項 | モデル名 | 不具合のあるBIOS版数 (2012年2月~3月末出荷) |
修正後のBIOS版数 (2012年4月以降出荷) |
---|---|---|---|
1 | PRIMERGY TX120 S3 | 1.20.0 | 1.21.0以降 |
2 | PRIMERGY TX140 S1 | 1.20.0 | 1.21.0以降 |
3 | PRIMERGY RX100 S7 | 1.20.0 | 1.21.0以降 |
対象モデルにおいて上記組合せとなるのは、「2012年2月~3月末」当社工場出荷分、および2012年1月以前出荷分で「BIOS 1.20.0」への更新(アップデート)作業を実施されている場合となります。()
4月以降の工場出荷分につきましては、本不具合の対象外となります。
BIOS1.21.0以降への更新(アップデート)作業を実施されている場合は対象外となります。
上記の対象モデルと特定BIOS版数の組合せでご使用いただいている場合、不適切なメモリエラー処理により、メモリエラーの異常通知やシステムハングアップ等、予期せぬ動作が発生する可能性があります。また、極めて稀ですが、データ格納処理中に今回の不具合が発生した場合、処理中のデータ異常に繋がる可能性があります。
本不具合については、対象となる上記3モデル及び特定のBIOS版数でのみ発生することを確認しております。そのため、その他のモデルで発生する可能性はありません。
今回の不具合は、一部モデルと特定の版数のBIOSの組合せの場合のみ発生する可能性があります。
対象となるモデルにおいて、不具合の可能性のあるBIOSとの組合せでご利用いただいているお客様につきましては、当社専門保守員(CE)がサーバ機器設置場所に訪問させていただき、BIOSの更新作業を「無償」で実施させていただきます。
尚、今回ご案内させていただきます不具合内容のご報告と対応作業の実施につきましては、当社有償保守サービスのご契約状況により、以下の通り当社からの連絡方法が異なる場合がありますので、予めご了承ください。
当社保守員(CE)によるBIOS更新作業を実施させていただく際は、サーバ設置場所への立入や更新作業実施時におけるサーバの停止・再起動についてお客様にご協力いただく必要があり、その点につきまして予めご了解くださいますようお願いいたします。
セキュリティ上の理由等から、保守員による更新作業の実施ができない場合は、お客様ご自身による更新作業の実施方法についてご紹介させていただきますので、BIOSの更新作業を実施下さいますよう願いいたします。
今回対象となるモデルと不具合の発生する可能性のあるBIOS(1.20.0)を搭載している本体装置の確認 方法は以下の通りとなります。以下の手順で搭載されているBIOS版数をご確認いただき、搭載BIOSが「1.20.0」の場合は、BIOSの更新作業を実施する必要があります。
尚、ご利用になられているソフトウェア(OSや管理ソフトウェア)のインストール状況により、BIOS版数の確認方法が異なります。ご利用中のシステム環境に合わせて、以下の手順に従ってBIOS版数をご確認下さいますようお願いいたします。
システム システム情報
BIOSバージョン:V4.6.4.1 R.1.20.0 for D3034-A1X
ServerView Operations Managerの使い方の詳細は、マニュアル「PRIMERGY ServerView Suite Operations Manager」をご参照ください。
[Windowsをご使用の場合]
[Linuxをご使用の場合]
# dmidecode 2.11 SMBIOS 2.7 present. 64 structures occupying 2641 bytes. Table at 0xBF49F018. Handle 0x0000, DMI type 0, 24 bytes BIOS Information Vendor: FUJITSU // American Megatrends Inc. Version: V4.6.4.1 R1.20.0 for D3049-A1x |
[その他 (BIOSメニューより版数を確認する方法)]
Board & Firmware Details | |
BIOS Revision | R1.20.0 |
Build Date and Time | XX/XX/XXXX |
・・・ |
今回のBIOS更新作業につきましては、有償サポート契約の有無に関わらず、当社保守員(CE)がお客様先(対象モデル設置先)に訪問させていただき、BIOSの更新作業を「無償」で実施させていただきます。
しかしながら、セキュリティ上の理由等により、保守員(CE)によるBIOS更新作業が実施できない場合は下記のとおり、「お客様ご自身によるBIOS更新作業方法」をご参照いただき、BIOS更新作業を実施下さいますようお願いいたします。
以下の当社公開Webページから、不具合の発生する可能性のないBIOSをダウンロードいただき、BIOSの更新(アップデート)作業の実施をお願いします。
本不具合の発生は極めて稀ですが、お客様システムの安定稼働のために修正版BIOSの適用をお願いします。また、本不具合はBIOS 1.21以降にて修正されています。上記版数より新しい版数が公開されている場合は、最新版数のBIOS適用をお願いします。