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Embedded MegaRAIDは、サーバ本体のSATAポートに接続されたドライブを、ソフトウェア(デバイスドライバ)制御によってアレイ構成にするアレイコントローラです。ソフトウェアアレイコントローラは、従来のハードウェアによるアレイコントローラと異なり、ハードウェア上にログを記録する機能を持たない等の点について、ご注意いただく必要があります。
Embedded MegaRAIDドライバ13.00.0329.2012にて、RX200 S7 / RX300 S7 / BX920 S3 / BX924 S3とドライバ13.00.0208.2012または13.00.0120.2012を使用する構成における小サイズのシーケンシャルアクセス性能が低くなる不具合を改善致しました。
RX200 S7 / RX300 S7 / BX920 S3 / BX924 S3でドライバ13.00.0208.2012または13.00.0120.2012をご使用の場合は、13.00.0329.2012以降へのアップデートを推奨致します。
項目 | 仕様 | ||||
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ECONEL100 S2 TX150 S6 RX100 S5 RX200 S4 |
TX100 S1 (2009年) TX200 S5 (2009年) |
TX100 S1 (2010年~) TX120 S2 (2010年~) TX100 S2, TX150 S7 TX200 S5 (2010年~) TX200 S6, RX100 S6 RX200 S6, BX922 S2 BX924 S2, BX960 S1 |
BX2560 M1 BX2580 M1 CX250 S1 CX250 S2 CX270 S1 CX270 S2 CX2550 M1 CX2570 M1 TX100 S3 TX1310 M1 TX1320 M1 TX1330 M1 TX120 S3 TX140 S1 TX140 S2 RX100 S7 RX100 S8 RX2530 M1 |
BX920 S3 BX920 S4 BX924 S3 BX924 S4 TX150 S8 TX200 S7 TX2540 M1 TX300 S7(3) TX300 S8 RX200 S7 RX200 S8 RX300 S7 RX300 S8 RX350 S7(3) RX350 S8 RX500 S7 |
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品名 | |||||
型名 | |||||
RAIDキャッシュメモリ | 無し | ||||
デバイスインターフェース | SATA (4) | SAS (1) SATA |
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デバイスポート数 | 4ポート | ||||
最大接続ストレージ数 | 装置に搭載可能な台数 | ||||
RAIDレベル | 0 / 1 | 0 / 1 / 1+0 (2) | |||
最大ディスクグループ数 | 4 | ||||
最大ロジカルドライブ数 | 4 | 8 | |||
ホットスペアのサポート | 無し | 有り | |||
オートリビルド機能のサポート | 無し | 有り | |||
ファーストリビルド機能 | 無し | 有り | |||
媒体チェック機能 | 整合性確保:Make Data Consistent | パトロールリード | |||
BIOSツール | BIOS Utility(LSI Software RAID Setup Utility) | ||||
RAID管理ツール | ServerView RAID Manager |
1: オンボード SATA コントローラ拡張オプション(PY-RLSE01/ PYBRLSE01)の適用により、SAS ハードディスクの接続が可能となります。
2: RADI1+0を本書ではRAID10と表記しています。
3: PRIMERGY TX300 S7 / RX350 S7 にてEmbedded MegaRAIDをお使いになる場合は、PRIMERGY TX300 S7 / RX350 S7 BIOS 1.11.0以降とEmbedded MegaRAID Driver V15.00.0329.2012以降にてお使い下さい。
4: リンクスピードは、サーバ本体のオンボード SATA コントローラの仕様に依存します。
ドライブは、故障発生後に電源をOFF / ONすると、故障が復旧してしまうことがあるユニットです。システムの電源を投入した際に、過去に「故障」と判断したドライブが「正常」に応答すると、正確なアレイの構成情報を確定できない事があります()。この対策のために、電源ON時に故障ドライブが発見された場合や過去の履歴から故障と判断できる場合は自動起動をせずに、運用管理者に判断いただく為に「自動起動を停止」します。
POST時にキー入力待ちで停止した場合は、コンソール画面のメッセージおよびイベントログに従い、保守者のコールもしくは、注意深くチェックし起動処理を続行してください。
また、お使いの装置によっては、上記の自動起動機能を「無効」とする設定を出荷時設定としております。この設定では、故障発生時にも速やかなOS起動が優先されます。構成情報のより確実な信頼性()を優先される場合は、自動起動機能を「有効」に設定してお使いください。
ハードウェアアレイコントローラの場合は、アレイコントローラ上にも構成情報を記録する為、このような場合でも問題なく正確な構成情報を判別することができます。
一般的な故障では自動判別された構成による自動起動に問題はありませんが、複数回/複数箇所の部品が故障した場合等において、正しく構成情報の判別が行えない場合があります。
本アレイコントローラは、ドライブに発生した障害のイベントを、他のシステムより監視する必要があります。もし監視環境が無い場合、システム起動時のPOSTにてエラーを検出して停止した際、ドライブ障害の切り分けができない可能性があります。復旧作業に多大な影響を及ぼすとともにデータ消失に至る可能性も高くなりますので、システム導入時に必ずイベントログ監視を含めた、RAIDの監視設定を行ってください。
ログの監視は、以下の三つのうちいずれかの方法で行う事ができます。
ネットワークを経由したイベントログ監視
ネットワーク接続された別システム(既存のパソコン等)にイベントログを送信し、監視します。
電子メールによる異常通報
ドライブに障害が発生した際、イベントを電子メールにて送信します。
システムイベントログ(SEL)
SEL機能をサポートするサーバでは、ドライブに障害が発生した際、イベントをServerVew Operations Manager経由でSELにログします。本機能を使用するためには、ServerView RAID Managerに加えてServerView Operations Managerをインストールしてください。
MDCおよびリビルドのバックグラウンドタスク処理中のIO性能は約50%(最大約50%劣化)になります。
バックグラウンドタスクはシステム稼動中のみ動作します。電源OFFもしくはシステム再起動で、中断した箇所から再開します。
タスクの処理時間は通常のI/O処理が無い、無負荷の状態で10GBあたり約4分を要しますが、構成やドライブ種類、およびI/O負荷に依存して変化しますので、あくまでも目安となります。
MDCおよびリビルドのバックグラウンドタスクの処理時間は、ロジカルドライブの容量の他、ハードディスクの容量・ハードディスクの種類・通常I/Oの負荷・ロジカルドライブが初期化済かどうか、といった要因により大きく異なります。バックグラウンドタスクの処理に長時間を要する場合も、故障を示すイベントが記録されない限りは問題ありません。バックグラウンドタスクの進捗および推定残り時間は、ServerView RAID Managerにてご確認いただけます。
特定のサーバ本体()にて、メディアチェック機能としてパトロールリード(Patrol Read)をサポートしています。
サポートするサーバ本体のご購入時は、標準で定期的にパトロールリードを実行する設定となっています。
パトロールリード機能についての詳細は、マニュアル「LSI Embedded MegaRAID SATA ご使用前に」をご覧ください。
サポートするサーバ本体は、表「Embedded MegaRAID SATA仕様」をご覧ください。
Linux OSのメモリダンプ機能kdump(RHEL5、RHEL6) / diskdump機能とnetdump機能(RHEL4)のサポート状況は下記となっております。
メモリダンプ機能が無い環境でのシステム運用では、ダンプ調査は行なえず、ログやメッセージの調査・事例検索によるトラブル解決支援の範囲でのサポートとなります。