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アレイコントローラを複数搭載する装置におけるブート順について
PRIMERGY TX100 S1およびECONEL100 S2のアレイ構成における留意事項
Linux OSでアレイ管理ソフトウェア(Global Array Manager)を使用する場合
アレイコントローラカードを複数枚搭載する装置にて、OS起動に使用するアレイコントローラカードに問題()が発生した場合、当該アレイコントローラ及びその配下の論理ドライブが認識されないまま装置が起動し、サーバ本体のブートオーダ(ブート順設定)から問題が発生したアレイコントローラが外れる場合があります。
この場合、問題の修正後、サーバ本体のBIOSセットアップユーティリティよりブート順を再度設定する必要があります。
()アレイコントローラやバッテリバックアップユニットの故障・ケーブル類の接触不良等
アレイ構成で動作しているドライブのうち、1台のドライブが故障した場合も、サーバは稼動し続けます。この場合、故障の通知としてエラーLEDが点灯しますが、速やかにドライブ故障を検出・通知する為に、アレイ管理ツールをインストールしてのアレイの状態管理・監視が必ず必要となります。
また、保守作業を実施する際にも、故障したドライブの搭載位置やその他故障状況を確認する為に、アレイ管理ツールが必要となります。
本サーバは、ハード異常が発生した際に点灯する状態表示ランプや、ハードディスク故障ランプを搭載していませんので、ソフトウェアによる監視がより重要となります。故障イベントをリアルタイムに通知するため、ServerView およびRAID 管理ツール(ServerView RAID) をインストール後、イベントの通知設定をServerView S2 を起動して実施してください。
設定方法について、詳細は『ユーザーズガイド 付録C 故障イベント通知設定』を参照してください。
GAMは、監視用サービスのGAM Serverと、管理用クライアントのGAM Clientから構成され、GAM ServerとGAM Clientが通信し、アレイの状態監視と管理を行います。
この際、GAM ClientはWindows XP / 2000 / 2003で動作しますがLinuxでは動作しません。サーバをLinux環境で使用する場合は、監視対象のサーバにGAM Serverをインストールし、また別のWindows系のパソコンやサーバにGAM Clientをインストールして、ネットワーク経由でGAM Serverの操作を行ってください。
例として、LinuxサーバをWindowsシステムのGAM Clientから管理する場合の構成は次のようになります。
ServerView RAID ManagerはServerView RAID ManagerサービスとServerView RAID ManagerのGUIから構成されます。ServerView RAID Managerサービスがアレイの状態監視を行い、その状況をServerView RAID ManagerのGUIから参照し、管理します。
ServerView RAID Manager(GUI)は、Internet ExplorerやFirefox等のWebブラウザ上でJRE(Java Runtime Environment)を利用して動作します。(使用可能なソフトウェア構成や版数についてはユーザーズガイドをご参照ください。)
サーバをLinux環境で使用し、そのサーバ上でServerView RAID Managerを使用する場合は、Webブラウザが動作する環境が必要です。 また、Red Hat Enterprise Linux 5 for Intel64 / AS / ES v.4 for EM64T標準の64bit版Webブラウザと、64bit版JRE(Java Runtime Environment)の組み合わせでは、Javaプラグインが動作しない為、ServerView RAID Managerはお使いになれません。32bit版Webブラウザと32bit版JREの組み合わせを使用するか、別途Javaプラグインが動作するサーバ/クライアントPCを用意して、ServerView RAID Managerを実行してください。
アレイコントローラには、キャッシュメモリのデータを電源障害から保護するバックアップするバッテリーが搭載されている製品があります。ここで使用のバッテリーは経年変化で劣化する消耗品で、劣化と共にキャッシュメモリデータの保持時間は短くなります。
バッテリーの劣化は使用環境に依存し、高温環境で劣化が激しくなる傾向があります。目安として購入日から2.5 年~3年以内で交換をしてください。著しく劣化したバッテリーを使用し続けますと、漏液で回路が破損する場合があります。
一度アレイ(RAID)で使ったHDDに対して、RAID 構成の変更を行う場合や別のアレイコントローラに接続をする場合には、HDD内の不要なパーティション情報やアレイ構成情報を消去する必要があります。
HDDをアレイ(RAID)で再利用するには、アレイコントローラの取扱説明書に従って、ローレベルフォーマット(またはハードディスク内情報の完全消去)を行ってから使用してください。
アレイインストールタイプのサーバを購入後、RAID構成を変更する場合にも同じく本処理が必要になります。特に本処理を実施せずにRAIDレベルの変更(RAID1 からRAID5 等)を実施するとServerStartによるインストールが正常にできない場合があります。