生産性の向上
アクセシビリティの機能強化
アクセシビリティの機能強化
Windows 11の新機能を使えば、視覚や聴覚が不自由な方もこれまで以上にスムーズなハイブリッドワークが実現可能です。Windows 11は、より多くの人にとって使いやすく便利なOSへと進化しています。
フォーカスツールの強化
フォーカスツールで作業に集中
アクセシビリティ機能の1つであるフォーカスツールについて紹介します。カレンダーに「フォーカス」が統合され、通知をオフにして集中したい時間を簡単に設定できるようになりました。応答不可モード(従来の集中モード)が有効になり、タスクバーアプリのバッジや点滅を無効にすることができます。
このような利用シーンで活用できます
チームでのコラボレーションと個人作業の切り替え
例えば、「今から1時間、資料作成の作業に集中したい」のような状況の時に、PC画面の右下にあるカレンダーからフォーカスツールを利用すると、より作業に集中できます。
ハイブリッドワークで見えにくい心身の健康管理をサポート
あらかじめ作業時間を設定するフォーカスセッション
ハイブリッドワークでは、作業時間と休憩時間が曖昧になりがちです。労働時間が長時間化されれば、集中力の低下による生産性の低下を招く恐れがあります。見えにくい心身の健康の管理は、自分自身でも積極的に取り組む必要があります。
そこで便利なのが、Windows 11用に新たに開発された時計アプリに組み込まれたフォーカスセッションです。フォーカスセッションを使うと、「45分働いたら5分休憩」のように、作業時間と休憩時間を、それぞれ設定できます。
フォーカスセッションを使って作業時間と休憩時間を明確にしておけば、休憩を取りやすくなるでしょう。集中力を切らさずに自分の作業と向き合いやすくなります。なお、設定できる時間は15分から240分までです。
ナレーター
Windows 11に組み込まれているスクリーン読み取りアプリ、ナレーターは画面の内容を自然な音声で読み上げるアプリです。ナレーターを使えば、直接画面を見ずとも画面内の内容を把握できます。視覚が不自由な方でも、PCが使いやすくなる機能です。
また、点字ディスプレイと組み合わせ得て使用する方に向けて複数の点字ディスプレイがサポートされています。操作方法はシンプルで、ダウンロードやインストールの必要はありません。
音声アクセス
音声アクセスは自分の声で PC を命令し制御できるWindows 11の新機能です。アプリの起動や切り替え、Webの閲覧、メールの読み上げや作成等の操作をマウスとキーボードを使わずに行えます。音声アクセス機能を使えば、身体が不自由な方でもPCが使いやすくなります。
なお、同時に音声入力の機能を使うことで、キーボードに触れなくてもテキストを打つことができます。AI による音声をテキストに変換する機能は日々進化しており、現在は句読点も処理できるようになっています。
字幕のカスタマイズ
キャプション設定を使用することで、映画やドラマ、動画等の会話を全て字幕にすることができます。なお、PC画面に表示させる字幕はカスタマイズが可能です。
カスタマイズ機能を使えば、テキストのサイズ、フォント、色、背景を好みの色や形へと変えられます。利用者がより見やすく内容を把握しやすい字幕を表示させることができます。