2010年 36号  発行日: 2010年3月23日 バックナンバー

FUJITSUファミリ会 支部活動

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アンケート

LS研究委員会

1. 幹事長より一言

2009年度の活動を振り返る

2009年度は企業を取り巻く経営環境が非常に厳しい年ではありましたが、LS研の主要な活動である研究分科会には例年と変わりなく多くのメンバーを派遣していただき、より実効性の高い技術やマネジメントについて研究活動を行っていただき感謝しております。

ファミリ会からの10社10名を合わせて会員企業82社198名と富士通のテクニカルアドバイザー31名が15分科会に参加し、各グループがそれぞれ年間約12回程度の会合を重ねて研究を行いました。また10名の幹事が担当分科会を持ちアドバイスを行いました。これらの成果は2010年5月20日のLS研総合発表会で発表します。ぜひご参加ください。

各分科会の活動成果はLS研サイトに登録して会員の皆様でご活用いただいています。ファミリ会秋季大会にて2008年度最優秀賞を受賞した「経営に貢献するIT投資評価方法」分科会が発表いたしました。また外部への発信活動にも積極的に取り組んでいただき「企画プロセスと要件定義プロセスの作業の明確化」分科会が情報サービス産業協会主催のソフトウェアプロセスエンジニアリングシンポジウムで発表し、ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。

2008年度分科会がSPES2009でベストプレゼンテーション賞を受賞

足立 伸男氏の写真

LS研究委員会
幹事長
足立 伸男 氏

2009年2月のLS研サイトリニューアルを機に新たに「分科会レポート」を連載して分科会の楽しさを伝えています。

分科会レポート

今後ともLS研のさらなる発展に向けご支援・ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

2010年度への抱負

今、IT部門、IT会社は技術だけでなく、ビジネス指向で経営層や業務部門あるいはお客様と対話して、開発、保守・運用を推進し「更なる付加価値の創造」ができる人財が求められています。ITは各社のイノベーションの重要な柱の1つであることには疑いがありません。
イノベーションは異分野の知の架け橋と融合であり、自然発生的に派生するのではなく、より意識的、自発的に融合させるもののようです。LS研はイノベーションの先頭に立つ人財育成のお役にたてるような活動を続けたいと考えます。

2010年度もLS研は基調テーマ「今こそ企業を強くする情報システムを目指して」を継続し、人財育成・新たな情報発信を目指して活動してまいります。引き続き会員の皆様の積極的なご参加とご支援をよろしくお願い申し上げます。

LS研究委員会 幹事長 第一生命情報システム株式会社 常務執行役員 基盤システム第一部長
足立 伸男

2. LS研究委員会 2009年度活動のご紹介

[1]研究分科会(1年)・短期分科会(半年)

「Give & Take」の精神と自主的な運営によって共同研究する場で、研究分科会は「クラウドコンピューティングの適用」「システム開発におけるテスト計画」他の計15テーマが活動中です。

研究分科会と違って情報共有を目的とし、タイムリーなテーマを半年間で調査検討する短期分科会は下記の4テーマで活動しました。

  • 情報セキュリティガバナンスのモニタリングと企業活動報告書の作成
  • コールセンターのマネージメントの方向性
  • 情報システム部門におけるパンデミック対策
  • オフショア/ニアショア開発における課題と実践的施策

うち2テーマからは総合発表会で発表したいという申し出があり、短期分科会として初めて参加することになりました。

  • 2008年度研究成果の総合発表会を台場のホテルグランパシフィックLE DAIBAで開催し、783名にご参加いただきました。

[2]LS研IT白書(情報化調査)

「インフラ最適化の取り組みと仮想化」をメインテーマに「情報システム部門の位置付け、課題、取り組み」「情報システム部門のIT投資状況」「主要ITテーマに対する取り組み状況」「インフラ最適化の取り組みと仮想化」について調査しました。 その結果をIT動向の観点から分析したLS研IT白書(全78頁)を、調査にご協力いただいた155会員に配布しました。

[3]LS研セミナー

先進的な事例紹介を通じて情報交換する場として、第1回「インフラ最適化:仮想化技術の活用」、第2回「お客様接点力の強化に向けた取り組み〜CRMの活用〜」、第3回「企業を強くするためのIT部門のアプローチ〜品質向上・コスト削減・人材育成への取り組み〜」について各3講演を行いました。
いずれもIT構築事例に留まらず、定着・運用に向けた課題や工夫点、経営マネジメントへの活用など、業務プロセス改革事例としてご講演いただきました。

[4]マネジメント分科会

課長クラスを対象に1泊2日で「もし私が情報システム部門長なら」という高い視点で討議・検討する場です。7月に第1回「今こそ、企業を強くする情報システム部門を目指して〜厳しい状況を切り開いていく情報システム部門になるために〜」が好評を博したため、第2回も同テーマで実施しました。
LS研幹事が両方の回に参加して部門長としてアドバイスされ、活発な意見交換が行われました。

[5]ジョイントフォーラムミニジョイントフォーラム

課題解決や将来の夢について討議し、その実現に向け富士通にもの申す場で、IT活用について討議するジョイントフォーラムでは「富士通のクラウド戦略を問う」について討議を行いました。
製品について討議するミニジョイントフォーラムでは、第1回「営業力強化に向けたSFA(セールスフォースオートメーション)の取り組み」(前半/後半)、第2回「企業内クラウドのインフラ構築〜ここまでできるオーケストレーション」について討議を行いました。

[6]マネジメンツサロンマネージャーズサロンリーダーズミーティング(2009年度新設)

元々部門長クラスの方が業界の最新動向や情報システム部門のあり方などについてディスカッションする場でしたが、評判の定着に伴い2006年に課長クラス向けのマネージャーズサロン、2009年度に主任クラス向けのリーダーズミーティングを新設しました。2009年度は東京・大阪合わせて5グループが月1回1年間活動しました。

年間の活動一覧

2009年度スケジュール

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