2009年 32号  発行日: 2009年3月23日 バックナンバー

FUJITSUファミリ会 支部活動

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アンケート

LS研究委員会

1. 幹事長より一言

2008年度の活動を振り返る

ファミリ会との統合2年目を迎えた2008年度は、統合して会員の皆様に何が変わったのか、何が良くなったのかを見える形にしていくことを目指し、以下3点の方針に沿って活動を推進して参りました。

  1. 先進的なIT・マネジメントにフォーカスした研究活動の強化
    LS研セミナー、マネジメンツサロン、ジョイント・ミニジョイントフォーラム、研究分科会を連携し、テーマを追求しました。これにより、研究の深堀ができました。
    先進的なITとしては「Ruby on Rails」や「グリーンIT」を研究し活動強化を行いました。先進的なマネジメントとしては情報化調査(IT白書)から、アプリケーション運用・保守にフォーカスし、ジョイントフォーラムの中で検討し、2009年度の分科会でさらなる研究を追求して参ります。

  2. 会員間および外部への情報発信強化によるステータスの向上
    IT Japan Award 2008へ研究分科会成果を12編応募し、第4回世界ソフトウェア品質会議、itSMF Japan、JUAS運用部会、ファミリ会全国大会で研究会成果発表を行うことで、LS研の研究内容の高さを、内外に広めました。

  3. ファミリ会会員の参加促進によるLS研活動の活性化
    2月のLS研Webサイトリニューアルオープンに伴い、ファミリ会、LS研それぞれの会員専用WebサイトのログインIDを統一しました。これにより、LS研活動のさらなる活性化を行いました。今後、会員の皆様のお役に立つさらなる情報発信を予定しておりますので、会員の皆様のIT化推進にご活用ください。
    また、研究分科会に8名、短期分科会に1名、総合発表会に11名、マネージャーズサロンに2名、ファミリ会会員が参加し、統合3年目に向け、更なる連携を行ってきたいと考えています。

稲垣 登志男氏の写真

LS研究委員会
幹事長
稲垣 登志男氏

上記により、2007年4月の統合以来2年かけて行ってまいりました統合によるLS研活動の見直しは、この2008年度を持って軌道に乗ったものと判断し、完了したものと考えています。今後ともLS研のさらなる発展に向けご支援・ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

LS研究委員会 株式会社菱食 ITネットワーク本部 本部長代理 稲垣 登志男

2009年度への抱負

2003年にLS研究委員会幹事団の一員となり、2005年度より副幹事長に就任し、この度幹事長に就任することになりました足立でございます。前任の稲垣幹事長同様、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
人を育てることの大切さを語る言葉の一つに「財はまだ下なり、名を残すは中、人を残すは上なり」という言葉があります。私は現在のポジジョンの最大の使命は「人を残すこと」だと思っていますが、これは自社にとどまらず、かかわるすべての方のお役にたてればと思っています。
近年、種の起源の「変化に対応できるものだけが生き残る」という話を聞きますが、ITに携わる私たちは、それに加えて「変化の先頭に立つ」気概と実行が必要だと思っています。
2009年度LS研は基調テーマを「今こそ企業を強くする情報システムを目指して」とし、人材育成・新たな情報発信を目指して活動してまいります。引き続き会員の皆様の積極的なご参加とご支援をよろしくお願い申し上げます。

足立 伸男氏の写真

LS研究委員会
新幹事長
足立 伸男氏

LS研究委員会 第一生命情報システム株式会社 常務執行役員 基盤システム第一部長 足立 伸男

2. LS研究委員会 2008年度活動のご紹介

1.研究活動

[1]研究分科会(1年)・短期分科会(半年)

「Give & Take」の精神と自主的な運営によって共同研究する場で、研究分科会は「情報システム部門が提案する現場業務改善」「仮想化技術の活用」他の計17テーマ、98会員219名が活動中です。これらの成果は2009年5月21日(木曜日)のLS研総合発表会2009で発表します。是非ご参加ください。
また短期分科会は、「情報システム部門によるグリーンITへの挑戦」「アイデンティティマネジメント(統合ID管理)によるセキュリティ強化」「ITIL V3への適用に向けての検討」に25会員33名ご参加いただきました。

[2]マネジメント分科会

課長クラスを対象に「もし私がIT部門長なら」という高い視点で討議・検討する場で、第1回「現場改革をリードするIT部門への変革」、第2回「魅力あるIT部門への変身」について計27名に討議していただきました。1泊2日で参加者同士の活発な意見交換や情報共有が行われました。LS研幹事2名が両方の回に参加され部門長としてアドバイスされました。

2.情報共有・情報入手

[1]LS研IT白書(情報化調査)

「業務改革/IT部門の役割」をメインテーマに「情報システム部門に求められる役割と課題」「情報システム部門のIT投資状況」「主要ITテーマに対する取り組み状況」「業務改革の推進における体制、課題」について調査しました。その結果をIT動向の観点から分析したLS研IT白書(全62頁)は、調査にご協力いただいた163会員に配布しました。

[2]LS研セミナー

先進的な事例紹介を通じて情報交換する場として、第1回「事業継続・災害対策・危機管理への取り組み」、第2回「システム再構築・ITインフラ刷新への取り組み」をテーマに開催しました。第3回は「IT部門の新たな価値創造への取り組み」について基調講演と会員によるパネルディスカッションを行い、全3回で延べ399名にご参加いただきました。

[3]マネジメンツサロンマネージャーズサロン

業界の最新動向や情報システム部門のあり方などについてディスカッションする場で、東京・大阪合わせて4グループ66名の方に月1回1年間活動いただきました。
マネジメンツサロンは部門長向け、マネージャーズサロンは課長向けの会です。

3.富士通への働きかけ

[1]ジョイントフォーラムミニジョイントフォーラム

課題解決や将来の夢について討議し、その実現に向け富士通にもの申す場で、IT活用について討議するジョイントフォーラムでは「アプリケーション運用・保守の最前線」について討議を行いました。
また、製品について討議するミニジョイントフォーラムでは、第1回「ITシステム運用の見える化から改善へ」、第2回(前半/後半)「仮想化技術を利用した運用管理の勘所」について討議を行いました。

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