FUJITSUファミリ会 支部活動

2008年度、東海支部では、活動スローガン 「−人の知恵と知識、ITの融合−」 のもと、“ファミリ会ならではの活動”を目指してまいりました。ユーザ会入会のメリットとして、他社の取り組み状況を知ることができるという声が大きいことから、特に、ユーザ自身による事例を多くご紹介することに留意し、年間で合計7社のユーザに、セキュリティやシステム開発などの取り組みについてご紹介いただきました。その結果、自社の今後の方向性を検討する上で参考になったとして、参加者の高い満足度を得ることができました。

その他、昨年同様、研修をグループワーク中心とし“会員同士が自然に交流できる場づくり”を演出する等、ユーザ会らしさを重視してまいりました。

会員皆様におおむね満足いただける活動ができたのではないかと思っております。これも偏に会員皆様のご支援とご協力の賜物と心より感謝申しあげます。

世界経済の減速が深刻化し、景気の先行きの不透明感が高まる中、情報システム部門においては、ITの利活用によるビジネスプロセスの改善や、新しいビジネスモデルの創造を推進し企業の競争力向上に貢献することが、これまで以上に求められます。

そのような中、2009年度は、引き続き“ファミリ会ならではの活動”を目指し

• ユーザ自身による先進的事例や改善事例の紹介
• 旬なテーマの先取り
• 会員同士が自然に交流できる場づくり

以上の3点を推進し、厳しい経営環境と多様化する会員ニーズに即応し、多くの会員に満足していただける魅力ある活動を目指してまいります。

その一環として、会員の皆様が自席で自由にセミナーを受講できるしくみを導入し、会員の参加機会拡大を推進いたします。

会員皆様のより一層のご支援ご指導、ならびに積極的なご参加をよろしくお願い申しあげます。

東海支部 ジヤトコ株式会社 CIO情報システム部長 浅井 正克

静岡地区としては初めての「パネルディスカッション」を浜松地区で開催しました。先進的なユーザー3社をパネラーに招き、各社の「情報セキュリティの取り組み」について発表していただきました。

参加者も交えて、会員同士で、情報セキュリティの考え方・漏洩対策・課題について討議しました。

参加者からは、「業種に応じて取り組みレベルが様々であり、自社の方向性を検討する上で、大変参考になった」等の意見があり、高い評価を得ました。

参加対象層別に必要なスキルを、実習やグループ討議を通じて参加型で学べる研修を開催しました。研修を通して日常業務に活用できるスキルを身に付けるとともに、人的ネットワークを広げることを目的に、テーマを選定しました。

各対象層別のテーマは以下のとおりです。

＜リーダー課長対象＞

• 部下のやる気を引き出す

＜若手対象＞

• ビジネスマナーとビジネス文書
• 相手を納得させるプレゼンテーションデリバリー(表現技術)向上

＜女性対象＞

• 対人コミュニケーションスキル、自己表現力
• 時間管理のコツ

実践的であることと、異業種の方々と交流ができたことで、いずれも満足度の高い行事となりました。

システム部門長の方を対象に、経営者マインド育成を目的にした講演会を実施しました。

元企業経営者による講演と、新たな脅威として重要視されている新型インフルエンザへの対策についてご紹介しました。
アンケートによれば、参加者の半数以上が、今後新型インフルエンザ対策を講じる予定とのことで、「タイムリーな内容で、自社での今後のシステム検討に参考になった」「関連ソリューションについて興味がある」等の感想をいただき、大変満足度の高い行事となりました。

引き続き会員相互の研鑚・交流をご支援できるような活動を行なっていきたいと思います。