FUJITSUファミリ会 支部活動

2008年度は、ICTを取り巻く環境の変化を捉えた情報提供をはじめ、特に中堅・若手といった次代を担う人材の育成に注力してまいりました。若い社員の方々向けのビジネスマナーやコミュニケーション力強化を目的としたヒューマンスキル研修や、リーダー向け研修は演習を中心とした内容で異業種での交流もあり、また様々なビジネスシーンで即実践に繋げられることから、大変好評でした。

更に場所や日程に制約されないeラーニングは今年度も延べ570名を超える受講をいただくなど、活動全般に渡り、概ねご満足をいただけたのではないかと思っております。

企業を取り巻く環境は、長引く景気低迷などを背景に、大変厳しいものとなってきております。

経営戦略の根幹として位置付けられるICT（情報・通信技術）も急速な技術革新によって進化し、企業としてどう向き合っていけば良いか、またそれと同時に、高付加価値を創造する人材の育成についても企業の競争力を維持していく上で重要なポイントとなります。

関東支部では、このようなICTを取り巻く環境の変化を捉え、引き続き会員の皆様の課題解決に繋げ、業務に直結する最新情報の提供に努め、研鑚の場を提供してまいります。

また、喫緊の課題である人材育成面では、実務リーダークラスや若い社員の皆様向けのカリキュラムをより一層充実させ、基礎スキル向上とともに参加型講習の演習をより多く取り入れ、更に、場所や時間に制約されずより多くの会員の皆様に参加いただけるよう、eラーニングも継続して実施し、更なる会員サービスの向上を目指してまいります。

2009年度も、引き続きファミリ会を、富士通のICTシステム開発・運用のknow howの吸収の場、また会員のビジネス展開での人的繋がりによるknow who形成の場として位置づけ、ファミリ会、会員、富士通グループの「三方Win」の精神で、より多くの会員に対して魅力ある活動を展開してまいります。

関東支部 清水建設株式会社 情報システム部理事 清水 充

関東支部では、階層別研修や広範囲エリアを対象とした研修の充実を図っておりますが、特に会員の皆様から好評をいただいた主なセミナー、活動をご紹介いたします。

次代を担う実務リーダーの方々を対象に、リーダーシップやコミュニケーション手法といった自己を更に向上させるためのセミナーとして開催。（1日もしくは1泊2日）
また、入社1〜3年目の方を対象に、昨年に引き続きヒューマンスキルセミナーとして開催した「ビジネスマナー研修」は、新人育成時期にあわせたタイムリーなテーマであったこともあり、大勢の方にご参加いただいた。
これらのセミナーのカリキュラムの特徴は、講義だけでなく演習を採り入れ実際に実践していただくことで、より理解度を高めていただけることから、参加者からも好評であった。

少人数による継続的な分科会形式の研究討議活動として開催。
2008年度、4テーマ、4グループ編成で、各グループとも平均20回の会合（研究会）を行い、ICT利用に関わるテーマに加え、今年度は人材育成に関するテーマも取り上げ、種々の課題について研究討議と会員相互の交流を図った。同一メンバーによる、約9ヵ月にわたる研究活動と会員企業（団体）の相互訪問等を通じて、メンバー間のコミュニケーション促進と、業種を超えた幅広い意見交換を行った。
本グループ別研究活動の研究成果として、2009年2月27日、「成果報告会」を開催した。

近年日本からの投資により高い経済成長を続け、東アジア地域の中でも注目を集めているタイ、カンボジアにおける市場動向視察を目的とした研修。
（視察崎）JETRO殿、富士通データセンター殿、パトムタニ・ブリュワリー社殿、サイアム・デイリー・フーズ社殿