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第12話 : 「サーバルーム新設!"省"電力に"省"スペースに…電源管理も必要!?どうしよう??」を解決せよ!

後編

忘れてない?仮想化環境の「電源管理」

前回のあらすじ
社屋移転に伴い、サーバルームを新設することになったお客様。これを機に、各部門にバラバラと置いてある30台のサーバを仮想化集約することにしました。
テーマは「省」。

「省電力」「省スペース」なサーバルームを作りたい、という相談を受けた情くん、門田先輩は、『「省」なサーバルームを作る4つの方法』を紹介しました。
それはいろいろな小技を積み重ねていくことで、省スペースも省電力も効果がバッチリでる、というもの。

情君のまとめメモ

  • 第一の"省" サーバルームの面積 ~点在→集合~
    →各部門オフィスにバラバラのサーバを「サーバ設置エリア」に集合させれば面積が半減!
  • 第二の"省" サーバの設置面積 ~タワー型→ラック型~
    →サーバをタワー型からラック型に変え、ラックに集約すれば、さらに面積削減!
  • 第三の"省" 装置台数 ~最新サーバ利用~
    →最新モデルのラック型PRIMERGY RXシリーズに集約すれば30台が3台に、しかもラック一台に収まります!
  • 第四の"省" 電力消費 ~200V化、省エネ技術活用~
    →電圧を200V化と最新モデルに搭載された省エネ技術のおかげで、消費電力も最大で約33%も削減!さらに0U-PDUの導入で、ラック内の省スペース化と省電力化も実現!

この4つの方法を全て実現した時の削減効果を見てみると、なんと!
年間の電力コストは-2,700,000円で約90.4%の削減効果であると試算できました。
これでカンペキなサーバルームが実現できる…!とすっかりその気になったお客様は、早速情くん・門田先輩に提案をお願いしようとしたのだが…、門田先輩から「待った~!」がかかりました。それだけでは不十分!その理由は…?

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門田先輩の「まずはお客様の課題の整理からはじめるわよ!」

忘れてない?仮想化環境の「電源管理」 「電源連動」により安全運用と更なる省エネ効果を目指せ! トータルの削減効果はどれくらい?

忘れてない?仮想化環境の「電源管理」

門田先輩

まずは必須アイテム、UPS(無停電電源装置)からご紹介しましょう。
情くん、お客様にご説明して。

情くん

ハイ!
UPS(無停電電源装置)とは、外部からの電力供給が途絶えても、一定時間サーバに電力を供給できる装置のことです。富士通ではラック型とタワー型の2種類をご用意しています。
ラック型のUPSならサーバラックに搭載するだけでOKですよ。

写真 : ラック型UPS・タワー型UPS

お客様

確かに、停電があった時のためにそれくらいは入れておいたほうがいいかなぁ。

シュナウBarのマスターも注目!

最近は突然の雷雨も多いですからなぁ。これは必須アイテムでしょう。
UPS(無停電電源装置) 製品詳細はこちら

マスター
門田先輩

UPSは、停電以外にも、電源の寿命を縮めるようなノイズや落雷による瞬電で電圧低下が発生した時にもサーバを保護してくれるので、お客様がシステムを安心してお使いになる上で重要です。
しかし、より安全なシステムを構築するためには、UPSを接続しただけでは足りないんです!

お客様

えっ!何が足りないのですか?

門田先輩

安全なシステムを構築するためのポイント…、それこそが先ほど申し上げた、「サーバ、ストレージなどを正しい順番で起動・停止させること」です!

お客様

順番が大事なんですか?

門田先輩

そうなんです。
サーバやストレージの起動・停止の順番を間違えると、最悪の場合、データ消失などの可能性もあるんです。仮想環境の場合システム構成が複雑なため、この順番を正しく制御することがより重要になるんですよ!

お客様

そ、そうなんですか~!
知らなかったです!

門田先輩

それではお待ちかね、電源管理にまつわるコワ~~い話を少しお聞かせしましょう…

情くん

こっっ、コワイ話!?
すいませーん、ボクちょっとトイレ…

門田先輩

こ・こ・に・い・な・さ・い!

門田先輩の電源管理にまつわるコワ~~い話

その1
長期休暇明けの早朝。休暇前にシャットダウンした業務システムを起動しようとしたが…起動できない!
どうやら、シャットダウンの手順を間違えてしまったもよう。始業時刻になっても業務が開始できなかったり、お客様へのサービスが提供できず、賠償問題になってしまうかも…。最悪、データが消失しているかもしれない状況に!

図:電源管理にまつわるコワ~~い話【その1】

その2
急な停電があり、UPSが動作。電力復旧の目途がたたないため、とりあえずシステムをシャットダウンすることに。ところが、仮想環境のシャットダウンを自動化する管理ソフトを入れていなかったためにマニュアルと格闘しながら操作をはじめるが、慣れない操作のため手間取ってしまう。そうこうしているうちにUPSの電力も尽きる時間が迫ってきて…!?

図:電源管理にまつわるコワ~~い話【その2】

「電源連動」により安全運用と更なる省エネ効果を目指せ!

お客様

ひぇぇ~っ!こんなの絶対困ります!!
どんな対策をしたらいいんですか??

門田先輩

その答えは電源連動です!
電源連動とは、「サーバ・ストレージ間の電源を、"正しい順番"且つ"自動"でオンオフする」ことです。この設定をすれば、サーバやストレージの起動・終了順序を意識する必要がなくなるので、安心してシステムの起動・終了ができるようになりますよ。
富士通ではUPSと電源連動ユニットを組み合わせてこれを実現しています。ソフトウェアもいらないですし、設定も不要なんですよ。これは富士通独自の技術です!
UPSと電源連動ユニット。仮想環境に限らず、システムの安心な電源管理のためには、この2つの導入は必須!と思ってください。

図:安全なシステムのためのステップアップ

お客様

よく分かりましたっ!
教えてもらってよかったです~

門田先輩

ちなみに、UPSは停電時に電力を供給するだけではなく、スケジュール運転も実現できるんです。夜間や休業日など、あらかじめ日時を指定しておけば、自動的に起動・終了してくれるんですよ。

お客様

節電になるのはもちろん、運用管理者の手間も省けますね!夜間は稼働させておく必要のない業務なんで、ぜひスケジュール運転を実施したいです。
これでこわ~いハナシの1番目はオッケーですよね。2番目はどうしたらいいんでしょう?

門田先輩

いざ停電というときに、手動による操作では手間取ってしまう可能性がありますよね。そこでUPSの電力がなくなる前に、一定時間で自動でシャットダウンするようにしましょう。
それを実現してくれるのが、電源管理ソフトウェア PowerChute。UPSと組み合わせることにより、こちらも同じく安全にシステムをシャットダウンしてくれます。お客様はVMware HA構成での仮想環境ですので、PowerChute for Virtualizationを選択してください。このPowerChute for Virtualizationは、今まで電源管理が困難だったVMware HA構成向けに開発された新しいバージョンで、クラスタ構成の複雑な電源管理を自動化してくれるんです。

図:安全なシステムのためのステップアップ

富士通独自の製品

初期投資を抑えたい方には…

サーバ内蔵型バッテリーユニット

  • 急な停電などが起きると、バッテリーからサーバに電力を供給して、シャットダウン処理を実行。UPSなしで継続稼働できます。
  • その名のとおりサーバ内蔵型だから、設置スペースが不要!
お客様

どんどんステップアップですね!

門田先輩

まだありますよ!電源連動やスケジュール運転による電源のオンオフは、サーバルームの運用作業全体からみれば、ほんの1手順にすぎません。その他にもハードウェアの状態確認やリソース管理、定期メンテナンスなど、全体でみればたくさんの作業がありますよね。
それらの運用作業を自動化できるのが、FUJITSU Software Systemwalker Runbook Automation!運用コストの削減と、運用品質の向上を実現できます。
さて!これまでご紹介したものをまとめると下記の図のようになります。システム要件や規模に応じてご選択いただけますよ。まずはスモールスタートで始めて、ステップアップしていく方法でもOKです。

図:安全なシステムのためのステップアップ

お客様

そうだなぁ、自動化はまだ早いかもしれないけど、サーバ内蔵型バッテリーユニットか、PowerChuteまでは導入したいですね!

シュナウBarのマスターも注目!

スモールスタートできるところがいいですな。さて、皆さんはまずどこまで導入されますかな?
PowerChute 製品詳細はこちら
PowerChute for Virtualization 製品詳細はこちら
Systemwalker Runbook Automation 製品詳細はこちら

マスター

トータルの削減効果はどれくらい?

門田先輩

さてさて、最終的な効果をみてみましょう。情くん、先ほど算出した省電力効果に、スケジュール運転による省電力効果を追加するとどれくらいになるかしら?

情くん

じゃーん!!
仮に21時から翌朝6時までの9時間システムを停止する運用を1年間継続した場合、さきほど(前編はこちら)ご紹介した省電力効果の試算結果に、さらに-37.5%の電力コスト削減効果が追加されて、トータル約94%のコスト削減になりまーす!!

図:省電力効果

(注1)450Wのタワー型サーバが30台同時に24時間稼動した場合
(注2)450Wのラック型サーバが3台同時に24時間稼動した場合
(注3)1KW時あたり25円の場合。電気料金は電力会社、使用量、契約内容によって変わります。
(注4) 削減効果-4%として算出しています。入力電圧AC200V化による消費電力削減効果は、使用状況により変わります。

門田先輩

更に、仮想化集約やスケジュール運転などによる運用管理工数の削減効果が加わりますので、この数字以上のコスト削減効果が出るはずですよ。

お客様

なるほど~!これだけ「省」なら社長も納得してくれそうです。いや~、サーバルームのファシリティ面だけでなく、運用面まで提案していただいて、今回はいろいろと勉強になりました!
それでは、今度こそこの内容でさっそく提案書をまとめてもらえますか?

門田先輩・情くん

了解しました!
ありがとうございます!

製品紹介

まさかの情くん大活躍!?社屋移転に伴い、サーバルームを新設することになったお客様に、情くん・門田先輩は、『「省」なサーバルームを作る4つの方法』を紹介しました。それはいろいろな小技を積み重ねていくことで、省スペースも省電力も効果がバッチリでる、というもの。果たしてその詳細は…?前編を読む

情くんのチャレンジは続きます。次回をお楽しみに!

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コンテンツ監修者=富士通のエキスパートをご紹介!

富士通株式会社 プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション技術統括部 田井 之子 顔写真

富士通株式会社
プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション技術統括部
田井 之子

ITシステムの効率的な運用には、省電力に対応した機器を導入することも大事ですが、設置、構成や運用にも、効率化のさまざまなポイントがあることが、おわかりいただけたと思います。
今年ももうすぐ、暑い夏がやってきます。
みなさんもぜひこの機会に、システムの電力環境を見直してみてはいかがでしょうか?

富士通株式会社 プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション技術統括部 永島 徹郎 顔写真

富士通株式会社
プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション技術統括部
永島 徹郎

システムの導入・構築にあたって電源管理は重要な検討要素ですが、商談等で提案する側・される側の双方にとって、手本となる考え方や最適化の方法を示した、わかりやすい具体例があると円滑に話しが進み時間も短縮できます。
富士通独自のスキルとノウハウを明かしたこの「情くん第12話」は、電源管理最適化提案のお手本になり、そのまま多くの商談でご活用いただけるものと思います。

富士通株式会社 プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション技術統括部 八巻 孝夫 顔写真

富士通株式会社
プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション技術統括部
八巻 孝夫

IT機器は、マルチコア化により小型高密度化した機器と低消費電力化した機器が混在するなど最適な電源集約の設計が難しくなっています。
本コンテンツでは、ファシリティのグリーン化を実現する基本的な考え方を説明しています。
AC100Vのみで賄える場合でも空き空間が将来の機器増設のためのものであれば本コンテンツでご紹介している対応を検討してみてください。

富士通株式会社 プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション技術統括部 小林 眞佐夫 顔写真

富士通株式会社
プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション技術統括部
小林 眞佐夫

今回の"省"なサーバルーム設計はいかがでしたか。
電源供給方式の選定や電源集約方式など様々な観点での検討が必要なことがおわかりいただけかと思います。
特に効率的な電源集約を実現する0U-PDUでは、PDU取り扱いベンダーと協力し、お客様のファシリティ環境に最適なご提案ができると思います。

これまでの連載一覧

【番外編】情くんのユウウツアフター5は仕事塾!

隠れた得意技を活かし、サーバルームのファシリティ提案で大活躍した情くん。しかし後半の電源管理で、まだまだ門田先輩には敵わないな~と実感し、久しぶりにヤケラーメンに向かうのだった…。

情くん

4つの"省"まではカンペキだったのに~!しかもこわい話がニガテなのもバレちゃった…
こんな時はやっぱりマスターのところかな…

マンガ : マスターと情くんの会話

帰り道、情くんは「本質博士の仕事術」のページをひらくのだった…。

情くん

これこれ、第12回「V字工程法則」。
「成功を確実に達成するには『V字工程法則』に則って着実に作業を進めていくのがよいでしょう。」か。
よし!このあとの工程に備えて、今回もマンガで復習しておこう!

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