| 2008年 29号 発行日: 2008年6月5日 |
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2008年度FUJITSUファミリ会 春季大会
開催日:2008年5月16日 開催地:帝国ホテル
[Flash/約88秒] Flashによる SLIDE SHOW
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記念講演「企業の未来に向けて真のコンプライアンスを考える」
コンプライアンスを通じて、組織や企業は進化する
法令の背景にある社会の要請に応えていくことがコンプライアンスだという考え方に立った場合、それぞれの法令を全体的・体系的にとらえて、社会の要請にバランス良く応えていくという姿勢が必要です。そのためには、それぞれの法令の相互関係を考えていかなければいけません。企業活動というのは、需要に、社会のニーズに、まず応えていかないといけません。しかし、それ以外にも組織は社会からいろいろな要請を受けており、その要請が束になってさまざまな環境が存在しています。事業活動によって人の生命身体の安全を損なうことがないようにするという安全環境への対応、自然環境を損なわないようにするという自然環境への対応、どのようにしてファイナンスを行っていくのかという金融環境など社会の環境が変化し、それに応じてさまざまな法令が定められるのです。そのような社会の要請を総体的にとらえて、その中でどういう方向で企業活動を展開していくかについての意思決定が、コンプライアンスの方針決定そのものなのです。そういう意味でコンプライアンスを徹底し、刻々と変化する社会や経済全体の環境に適応していくこと、それが真のコンプライアンスだと思います。
ご清聴ありがとうございました。
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