短期分科会はこんな活動です!
-2008年度短期分科会に参加して-
2008年度は3つの分科会活動を行いました。
参加者を代表して「ITIL V3への適用に向けての検討」に参加された小川様に感想をお聞きしました。
2009年度は5テーマで参加者を募集中です。皆様のお申込をお待ちしております。
短期分科会のフレームワーク
タイムリーで実践的なテーマに対して情報共有や意見交換に重点を置き、調査・検討活動を6ヶ月という短期間で行います。
「ITIL V3ヘの適用に向けての検討」分科会概要
ITILはシステム運用における標準的なフレームワークとしてここ数年日本で広まってきている中でV2からV3にバージョンアップされ、2008年5月より日本語版が発表されている。 ITILV3とはどのようなものかV2との違いを整理し、V3ヘの期待と適用メリットについて研究を行なった。
参加した感想
東京海上日動システムズ株式会社 ITサービス管理部・ソリューションデザイナー 小川 創也氏 |
2006年度の研究分科会(テーマ:ITILによるインシデント管理と問題管理の導入)に続き、短期分科会には初めて参加させて頂きました。
研究会の開始当時は、5月に日本語版最初のサービスストラテジが発売されたばかりで、V3を導入している企業の事例も無く、参考になる情報も限られていました。
しかし参加メンバーの今までの経験を活かし、またテクニカル・アドバイザーからの最新情報の提供を受けて研究を進め、仮説ではあるものの「ITIL V3への期待と適用メリット」をまとめあげることができました。
短期分科会の活動を通して、ターゲットとした「ITIL V3への期待と適用メリット」を整理できたことにも大変満足していますが、そこに至るまでに新たな知識や情報が得られたこと、参加各社の事例を含めて、業界の動向や関心事を知ることができたことなど、短期ではあったものの、当初の期待を上回る収穫が得られたと実感しています。
短期分科会は研究期間が半年と限られており、じっくりと論議・研究する活動は難しいと思いますが、旬な話題を論議して、今後より深い研究を行うための切っ掛けとしては最適な分科会です。今後も活用できそうなテーマがあれば、是非参加したいと思います。