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第9話 : ビッグデータを経営判断に活かしたい?それならぴったりのマシン、検討するなら今でしょ!

門田先輩情くんは(株)まるさんかくばつシステムズのシステム営業マン。お客様システムの課題解決のため、コンビで東奔西走しています。新人の情くんは課題の読みが甘くて、システム営業10年目の門田先輩にどやされっぱなしの日々。

今日は得意先の大手小売業様の定例会。そこで経営企画室の担当者から大量のリクエストをされてしまい…?

掲載日: 2013年9月25日

お客様

大手小売業様

現行
システム

基幹系…UNIXサーバ
情報系…IAサーバ
データベース…Oracle Database

お悩み

  • ビッグデータを経営判断や商品開発に活かしたい
  • 既存のUNIXサーバは既に手一杯でビッグデータの解析はムリ

マンガ : お客様のITあるある課題のヒアリング

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門田先輩の「まずはお勉強から!富士通トラステッド・クラウド・スクエアに行ってみよう」

ビッグデータ時代にUNIXサーバ SPARC M10、なぜ? 2つの「on Chip」に…重箱?すごいぞSPARC M10! 一週間後!SPARC M10導入するなら「今でしょ」!

ビッグデータ時代に
UNIXサーバ SPARC M10、なぜ?

門田先輩と情くんがやってきたのはFUJITSU Digital Transformation Center!
クラウドサービスや富士通の最新機器を、デモンストレーションやセミナーなどを通じて体感できる施設です。そこで二人を待っていた人物とは…?

伊藤部長

ようこそFUJITSU Digital Transformation Centerへ!
久しぶりだね~門田君。ばつばつ商事さんの基幹システム案件の打ち上げ以来かな?

門田先輩

伊藤部長、ご無沙汰しております!
今日は話題のUNIXサーバ SPARC M10を勉強しに参りました。ビシバシよろしくお願いします!

情くん

はじめまして、まるさんかくばつシステムズの情です。
これがUNIXサーバ SPARC M10かぁ~。

伊藤部長

どうも、富士通の伊藤です。
UNIXサーバ SPARC M10のことなら何でも聞いてくれ!

情くん

実はお客様からビッグデータを経営判断に活かしたい!とか、でも既存のUNIXサーバじゃまかないきれない!とか相談を受けているんです。例えば、今まで見られなかった細かなミクロ分析や繰返し分析を行いたいそうなんです。門田先輩はUNIXサーバ SPARC M10がいいんじゃないかというんですけど、恥ずかしながらボク、ちっとも詳細を知らなくて。
どうしてビッグデータ活用にUNIXサーバ SPARC M10がいいんでしょうか?

伊藤部長

では順を追って説明しよう。
企業にはさまざまなデータがあるよね。生産管理や販売・在庫管理、財務管理などの基幹系データ、他にも顧客情報やコールセンターなどの顧客対応履歴、社内の電子メールやWebやシステムのログなどなど。これらを総称して「ビジネスデータ」と呼ぶことにしよう。

図 : 既存のビジネスデータ

情くん

ふむふむ。

伊藤部長

さて!これら従来からあるデータに加えて、現在注目を集めているのがビッグデータだ。
ビッグデータにはどんな種類があるか分かるかい?

情くん

もちろん分かりますよ~!
例えばSNSなどのテキストや画像、音声データや、位置情報なんかのことですよね。

伊藤部長

そのとおり!
ビッグデータという言葉が出てくるまでは「大量データ」なんていう言葉も使われていたが、ビッグデータと大量データはその性質が異なる。どのように違うか分かるかい?

門田先輩

はい!「ビッグデータ」と「大量データ」は、一般的に以下のような違いがあると言われています。

図 : 一般的なビッグデータの特性(3V)

伊藤部長

さすが門田君!
そしてこれらビッグデータは、ただ集めるだけじゃ意味がない。既存のビジネスデータと融合してはじめて意味がでてくるんだ。

図 : ビジネスデータとビッグデータ

門田先輩

いろんな活用方法が考えられますよね。
例えば、SNSやコミュニティーサイトの書き込みなら、「使いづらい」「おいしくない」といったようなネガティブなワードの出現頻度を監視することでトラブルの芽を発見できるし、そこから更に商品やサービスの改善点を導き出すこともできそう!
あとは顧客の過去の購買履歴と、現在の位置情報をつなげておトクなクーポンを配信するとか。

伊藤部長

そうだね。その際特に重要になってくるのが「リアルタイム」ということだ。

情くん

さっき門田先輩が説明してくれた三つの違いのうちの三番目、「一括して処理する(バッチ処理)だけでなく、すぐに処理して使いたい(リアルタイム処理)という要件が違う」という部分ですね。

伊藤部長

そう。従来のマーケティング分析では、その基となるデータは主にバッチ処理されていた。それを元に経営判断をするわけだが、データにタイムラグが発生しているため、今現在の現場の状況を反映した判断をすることが難しい。
…が、バッチ処理ではなく、リアルタイムにデータ分析ができればどうかな?

門田先輩

いつでも最新のデータを見て、今現在の現場に最適な経営判断をすることができますね!

情くん

なるほどたしかに。
昨日の夜「ラーメンまるさんかくばつ」の近くにいたっていう情報を元に、次の日の朝にラーメン半額クーポン送られてきても時既に遅しですもんね!

伊藤部長

そ、そういうことだよ。。
そしてここでUNIXサーバ SPARC M10の出番というわけだ!

情くん

なるほど~。でも、なんでUNIXサーバなんですか?
確かに今回のお客様の既存システムはUNIXベースだけど、IAサーバじゃダメなんでしょうか?

伊藤部長

いい質問だね~。では次に、なぜUNIXサーバ SPARC M10なのか、その理由を説明しよう!

情くん

お願いしますー!

2つの「on Chip」に…重箱?すごいぞSPARC M10!

伊藤部長

なぜUNIXサーバ SPARC M10なのか。それは、ビッグデータ時代の高速リアルタイム処理に適した性能を持っているからなんだ。
統計分析での分析処理性能では、なんとIAサーバの2.1倍のスピードで分析を完了させたんだよ!
これは高いレスポンス性能が必要とされるJavaアプリケーションのベンチマーク、SPECjbb2013 critical-jOPSにおいて、従来の世界最高登録値の7倍以上を達成していることからも裏付けされているんだよ。

情くん

2.1倍!?そ、それはすごい…。でもどうしてそんなに早く処理ができるんですか?

伊藤部長

その性能を実現している三つの技術を紹介しよう。

  1. 高性能…自社開発の高性能プロセッサを採用 !キーワードは2つの「on Chip」
  2. 拡張性…必要な分だけ積み上げ!「Building Block」と「CPUコア アクティベーション」
  3. 大容量メモリ…高速なデータ分析をサポート!
情くん

どんどんお願いします~!

伊藤部長

よし、まずは一番目の「高性能」だ。
UNIXサーバ SPARC M10は、富士通独自開発の「SPARC64™ X(テン)」というプロセッサを採用しているんだ。メインフレームで培った信頼性とスーパーコンピュータに求められる高速性の血が注ぎこまれたプロセッサなんだよ!

情くん

on Chip」、ってどういうことでしょう?

伊藤部長

ひじょ~にざっくり説明すると、今までソフトウェアやシステムで実行していた処理を、チップ(=「SPARC64™ X(テン)」)がアシストするということだ。

System on Chip

周辺LSIをチップ内に集約し、LSI間の距離を物理的に短くすることで応答時間を短縮

図 : System on Chip

Software on Chip

従来ソフトウェアで実行してきた処理の一部(10進演算、暗号など)をハードウェアで肩代わりすることで、アプリケーション性能が向上

図 : Software on Chip

この機能のおかげで処理速度が上がり、基幹システムにビッグデータをつなぐための余裕を確保できる。ひいてはお客様の意思決定のスピードアップに貢献できる、というわけだ!

門田先輩

なるほど~。既存の基幹系システムと情報系システムに加えてビッグデータの解析となると生半可なマシンじゃ到底ムリだけど、このM10なら1台でまかなえそうですね。

伊藤部長

そのとおり!では二番目の「拡張性」にいこうか。
Building Block」と「CPUコア アクティベーション」という機能がこれを支えているんだ。
まず「Building Block」だが、これは必要な処理能力に応じて筐体の接続数を増加できる機能。そして「CPUコア アクティベーション」は、2コアという細かい単位で、必要なコア数だけアクティベート(有効化)して性能を増強できる機能だ。

情くん

うーーん、いまいちイメージが…

伊藤部長

そうだな、じゃあ重箱に例えてみよう!

図 : Building BlockとCPUコア アクティベーション

分かったかな?
MAXで世界最大の64CPU、1024コアを搭載可能という、世界最高の圧倒的な拡張性を持っているんだ!
この機能のおかげで、まずはスモールスタートして段階的に拡張…ということができるから、お客様投資の最適化につながるんだよ。

門田先輩

これはいいですね!
開発やテスト段階では小規模で購入し、本当に必要なコア数を確認しながらシステムを増強していくこともできるし。CPUコア数で課金するソフトウェアが多いから、ソフトのライセンス費用も削減できて、お客様にもメリットが大きいわ!

伊藤部長

では最後の三番目、「大容量メモリ」だ。
これまで説明してきた高速のビッグデータ解析を、大容量のメモリがサポートしている。最大構成時にはなんと32TBものメモリが搭載可能なんだ!

情くん

圧倒的です、UNIXサーバ SPARC M10!
実際の事例や効果の数値はありますか??

伊藤部長

もちろん!例えばデータベース統合の事例ではこんな効果が出ているぞ。

図 : 事例 : 大規模データベース統合

性能についてもベンチマークが出ているぞ!続々と世界最高性能を達成しているんだ。

  • UNIXサーバ「SPARC M10」がJavaアプリケーションで世界最高性能を達成
    ビッグデータ時代に最適な超高速レスポンス性能を実証
  • UNIXサーバ「SPARC M10」が2階層SAP SDベンチマークテストで世界最高性能を達成
    「SPARC M10」と「Oracle Database 11g」の組み合わせが基幹業務に最適なプラットフォームであることを検証
門田先輩

実機検証はできますか?

伊藤部長

もちろん!このFUJITSU Digital Transformation Centerでやっているよ。
UNIXサーバ SPARC M10と自社サーバのサイズの比較や、実際のお客様のビジネスデータを元に、自社サーバとUNIXサーバ SPARC M10の情報分析の速度を比較することもできる。

情くん

先輩、これならお客様に納得してもらえそうですね!
あ!他にもにじゅうまる社様にも提案できそうじゃないですか?にじゅうまる社様が発行しているポイントカードの利用者データを分析すれば、新しいサービスの開発に役立ちそうですよ。ネット広告の最適化にも生かせるんじゃないですかね?

門田先輩

ちょっと、どうしちゃったの?ナイスひらめきじゃない!
このぶんなら大手小売業様への説明も任せて大丈夫そうね。

伊藤部長

さて、UNIXサーバ SPARC M10について理解してもらえたかな?
UNIXサーバ SPARC M10をひとことで言うなら…そうだな、ビジネスデータからビッグデータのリアルタイム分析まで、1台で処理することができる「どんと来いマシン」というところかな!

情くん

伊藤部長、どうもありがとうございました!
早速お客様に紹介させてもらいます!

一週間後!SPARC M10導入するなら「今でしょ」!

伊藤部長からUNIXサーバ SPARC M10について直伝を受けた情くん。
早速お客様をFUJITSU Digital Transformation Centerにご招待し、UNIXサーバ SPARC M10の紹介をすることになりました!

情くん

こちらがUNIXサーバ SPARC M10!どこがどうすごいと言いますと…
(かくかくしかじか)
…ということで、「導入するなら今でしょ!」というわけなんであります!

お客様(経営企画室)

なるほど~~。これだけ高性能なら商品開発や生産管理に、消費者の要望をリアルタイムに反映できますよ!経営企画室としては文句なしです!
情シスとしてはどう?

お客様(情シス)

基幹・情報系の処理もビッグデータ活用も1台のマシンで対応できるうえ、コストメリットもあるのが素晴らしい。前向きに検討しましょう!

伊藤部長

彼、うまくやってるみたいだね。

門田先輩

いつもスチャラカなのに今回はどうしちゃったのかしら?にじゅうまる社様のポイントカード会員データの件も、彼主導で提案の準備を進めてるんですよ。
今回は本当にありがとうございました、部長!

伊藤部長

どんどん頼むよ!
じゃあ前祝いで久しぶりに行っとく?

門田先輩

いいですね~、ぜひ!

情くん

え、飲み会ですか?
ボクいい店知ってるんですよ!渋~いバーなんですけどー

門田先輩

まったく耳聡いわね…

リアルタイムな情報分析に最適!
UNIXサーバ SPARC M10
(スパーク・エムテン)

すごいところ1

ビッグデータ時代の高速リアルタイム処理に適した性能!

すごいところ2

富士通独自開発の「SPARC64™ X(テン)」というプロセッサを採用

すごいところ3

富士通がスーパーコンピュータで培ってきたノウハウをビジネス向けに応用

 

情くんのチャレンジは続きます。次回をお楽しみに!

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これまでの連載一覧

【番外編】情くんのユウウツ改めウキウキアフター5は仕事塾!

伊藤部長の名解説のおかげで、UNIXサーバ SPARC M10をよ~く理解し、お客様に提案できた情くん。
ごほうびにお気に入りのラーメン屋でトッピング全部乗せにチャレンジしたのであった。

情くん

最初はUNIXサーバ SPARC M10のことぜんっぜん知らなくてどうしようかと思ったけど、今回はうまくいったな~。
よし、シメにマスターのところに寄って武勇伝を聞いてもらおう!

マンガ : マスターと情くんの会話

帰り道、情くんは「本質博士の仕事術」のページをひらくのだった…。

情くん

これこれ、第9回「指導と育成」。
「ビジネスの現場においてあいまいに使っている「指導」と「育成」の意味と位置づけについて説明します。」か。ボクもいつかは後輩を育成しちゃったりできるようになるのかな~。
よし、マンガで復習しておこう!

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