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第11話 : 「仮想化したのに効果が出ない… 期待と違う!どうしよう??」を解決せよ!

門田先輩情くんは(株)まるさんかくばつシステムズのシステム営業マン。お客様システムの課題解決のため、コンビで東奔西走しています。新人の情くんは課題の読みが甘くて、システム営業10年目の門田先輩にどやされっぱなしの日々。

さて、今日の訪問先は製造業様。仮想化統合基盤の導入を検討中で、既に某ベンダーからシステム構成を提案してもらったらしい。しかしその提案内容に納得できないようで…?

掲載日: 2014年2月4日

お客様

製造業様

現行システム

(物理的な)サーバ台数100台

お悩み

  • 大量のサーバが乱立、今後も増加傾向
  • サイロ型で業務間の連携ができない
  • 運用の負荷が高い 等

マンガ : お客様のITあるある課題のヒアリング

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門田先輩の「まずはお客様の課題の整理からはじめるわよ!」

仮想化で思ったような効果が出ない!?そんな事態にならないために…

某ベンダーからの提案を一刀両断した門田先輩。効果的な仮想化統合基盤を企画するために、ICTインフラ企画のエキスパートである富士通の冬川部長にヘルプを依頼したのだった…!

イラスト : 富士通の冬川部長、門田先輩、情くん、お客様
冬川部長

はじめまして、富士通の冬川です。
仮想化統合基盤を検討されているとお伺いしました。私たちが期待通り、いや、期待以上の効果を生むシステム化企画をお手伝いさせていただきます!

門田先輩

冬川は大規模から小規模までの数々のシステム企画に関わってきているんですよ。

IT部門A

それは頼もしいな~。
よろしくお願いします!

冬川部長

はじめに、ちょっと意外なアンケート結果をご紹介しましょう。
仮想化統合基盤を導入した企業に対して、「仮想化導入で得られた効果/得られなかった効果」を聞いた結果です。「仮想化導入で得られなかった効果」のほうに注目してみてください。

図 : 仮想化導入で得られた効果/得られなかった効果

情くん

「運用保守コスト削減」に「運用管理効率の向上」、「ハードウェアコストの削減」がトップ3???

IT部門A

どういうことなんですか?
仮想化っていったら、ハードウェアを集約することで運用負荷やコストを削減、っていうのが定石じゃないですか!

冬川部長

仮想化環境特有の管理対象が増加したことが大きな原因でしょう。例えば、仮想集約したおかげでサーバ台数は減っても、仮想マシン数が増えてしまい、結局管理工数が削減できなかった…、などの状況が考えられますね。

門田先輩

「サーバ集約で台数が減ったからハードウェアのコストは削減はできたけど、運用のほうは思ったほど効果が出なかった」なんていう声も時々聞きますね。

IT部門B

せっかく導入したのに効果が出ないなんて…
そんなことになったら困るなぁ。。

情くん

でもでもっ、「運用保守コスト削減」なんかは効果が得られたっていう回答も多いですよね。
この違いはどうして生まれるんでしょう?

冬川部長

導入前の企画と計画がこの差を生むんです!
仮想化統合基盤の導入では、どのようなシステムにするか?といったテクノロジー面の検討はもちろん重要ですが、それだけでは不十分です。
仮想化環境では、これまでの物理環境とは運用方法が大きく変わるので、運用の体制や、仮想サーバ払い出しの仕組みなど、プロセス面の検討も必要なんです。
また、今後を見据えたインフラ導入計画や、仮想化統合基盤の使用ルール作りなど、マネジメント面の検討も重要です。

図 : テクノロジ・プロセス・マネジメントの関係性

IT部門A

なるほど、そういう視点が必要だったんですね!
でもどうやって進めていったらいいんですか?

冬川部長

仮想化統合基盤導入を成功に導く検討プロセスは下記の4ステップです。

図 : 仮想化統合基盤導入を成功に導く検討プロセス

富士通では、このステップを支援するプランニングサービスをご用意しております!

富士通のプランニングサービスの特長

  1. お客様課題のヒアリング、仮説立案、ディスカッションなど、忙しいお客様にかわって当社が主体となって進めます。
  2. 当社実績に裏打ちされた検討のフレームワークやツールを利用して検討を進めます。
  3. 最新技術動向や製品・ソリューションなど、総合ICTベンダーならではの幅広い情報のご提供が可能です。
  4. 先行事例や最新の当社実績を参考に、想定投資額や効果を算出します。
門田先輩

このプランニングサービスを活用していただいたお客様からは、こんな評価の声をいただいているんですよ!

図 : お客様からの評価の声

IT部門A

なるほど、とても評判がいいんですね。
ウチでも是非実施したいと思います。さっそく始めてください!

冬川部長

かしこまりました!
それではSTEP1の「現状把握」からスタートしましょう!

STEP1 現状を把握する

門田先輩

まずは現状のシステム構成を教えていただけますか?

IT部門A

ご覧のとおりの状態です…。合計で100台以上のサーバが乱立してる状態です。
IT部門で管理しているサーバだけでもアタマが痛いのに、 うちで把握していない各部門独自のサーバも相当数あるようでして。。

図 : 現状のシステム構成

情くん

うわ~、かなりありますね。。

IT部門B

しかも、今も増加傾向にあるんです!
仮想化によるサーバ集約を実施した当時はサーバ台数も減らせたし、管理工数も減ったので良かったんですが、 そのうち仮想化サーバがどんどん増えてしまって。 結局また管理工数が増える一方になってしまったので、なんとかしよう!ということで仮想化統合基盤を検討しはじめたんです。

冬川部長

なるほど、現状についてはよく分かりました。
では、ここで秘密兵器の登場です!下記の図はICTインフラの状態を診断 するためのものです。
この診断では、先程ご説明した「テクノロジ」「プロセス」「マネジメント」の3つの視点で、 ICTインフラの状態を整理することが重要なんです。 そこで、縦軸に3つの視点、横軸に成熟度が高いインフラの条件をとり、一覧化しました。

図 : ICTインフラ成熟度モデル

仮想化統合基盤として十分に機能するには、 レベル3~4程度の条件を満たしていることが理想なんですよ。
お客様の現状を診断するためにこちらから簡単な質問をしますので、それに答えてくださいね。

情くん

へぇ~、なんだかドキドキするなぁ~。

門田先輩

アンタがドキドキしてどうするのよっ。

IT部門A

面白そうですね、早速お願いします。

冬川部長

了解しました!それでは診断スタート!!

診断中

自社のICTインフラの現状も診断してみませんか?診断は無料 6個の質問に答えるだけ 所要時間はたった1分 診断スタート (注)本コンテンツのご利用には富士通IDへのログインが必要です。富士通IDをお持ちでない方は、リンク先にてご登録いただけます。

診断完了

冬川部長

お待たせしました! お客様のシステムの診断結果は以下のとおりです。それぞれの診断項目に課題も書き込んでみました。

図 : お客様のシステムの診断結果

IT部門A

うーん、レベル1から2かぁ~。

IT部門B

仮想化統合基盤のレベルには全然達してないね。理想像にはほど遠いです。。

STEP2 目指す姿を決める

冬川部長

現状が分かったところで、次は「目指す姿」を決めましょう!

IT部門A

「目指す姿」…って、具体的にはどういうものがアウトプットになるんでしょう?

門田先輩

「目指す姿」とは、システムの理想像を絵にしたものです。
仮想化の場合、サーバやコストなどがどれくらい削減できたか、という数値でのみ効果が語られてしまうことが多いのですが、本当の効果はそれだけではないんです。
情くん、仮想化のその他の代表的な効果って、何があるかしら?

情くん

いっぱいありますよー!
例えばですけど、仮想サーバを自動で払い出す仕組みを作れば、今まで手動でやっていた管理者の手間が省けますよね。利用者はすぐにサーバが手に入るしー。

IT部門B

そして、サーバがすぐに手に入ればスピーディーに業務に着手できる!

門田先輩

そう!数値では表現できない効果と言えますよね。
そういうことを見える化するためのステップなんです!

IT部門A

なるほど~。
仮想化の効果は数値だけでは判断できないということなんですね。

冬川部長

そのとおりです!ではさっそく進めていきましょう。
富士通では下記のようなフレームワークをご用意しています。「ステークホルダー」「提供サービス」「プラットフォーム」「運用管理・マネジメント」の4つの観点で、それぞれどのような姿を実現したいのか描いていきましょう。

図 : お客様システムの目指す姿 フレームワーク

門田先輩

それじゃあ情くん、ボードに描いていってくれるかしら?

情くん

了解でーす!

ブレスト中

情くん

できました~!
これがお客様の新・仮想化統合基盤が目指す姿です!

図 : お客様システムの目指す姿

IT部門B

こんなシステムが実現できたら最高ですよ!
なるほど、こうして理想と現実のギャップを明らかにして、それを実現するにはこんな要件のシステムが必要である、という流れで考えるのですね。それに誰にどのような効果が見込めるか、検討しやすいですよね。

STEP3 システムの要件を定義する

冬川部長

さて、次は要件定義ですね。
ここでは目指す姿を実現する「サービスレベル」と「導入計画」の2つを検討しましょう。

情くん

あ!サービスレベルって前にやりましたよね!
「ICTインフラをサービスレベルで仕分け」して、「最適なICTインフラを選定する」ことが、「ICTインフラの"ちょうどいい"化」なんですよね???

図 : ICTインフラのちょうどいい化

門田先輩

よく覚えてたわね!
じゃあ情くん、「ICTインフラの"ちょうどいい"化」を進めてみてちょうだい。

情くん

えーっ、ボクがですか?
が、がんばりますっっ

「ICTインフラのちょうどいい化の進め方はコチラ」 マンガで見る 「ICTインフラのちょうどいい化の進め方はコチラ」 動画で見る 「ICTインフラのちょうどいい化の進め方はコチラ」 マンガで見る 「ICTインフラのちょうどいい化の進め方はコチラ」 動画で見る

冬川部長

さて、サービスレベルは彼に任せて、こちらは導入計画を考えていきましょう。

IT部門B

これを見てください。我が社で今後、いつサーバリプレースが発生するか、新規サーバが必要になるかを、台数ベースでまとめたデータです。

図 : 保守切れサーバと新規導入サーバ台数予測

門田先輩

今年度下期と再来年度下期に、保守切れ・新規ともに多くの台数が見込まれていますね。
そこにシステム導入やシステム拡張を合わせるというのはどうでしょう?

図 :導入計画

IT部門B

なるほど、これなら非常に効率的に導入できますね。

情くん

ハードウェアコストの削減にも繋がりますね~!

門田先輩

あら、「ICTインフラの"ちょうどいい"化」のほうは済んだの?

情くん

はい、バッチリです! "ちょうどいい"化の結果、一部物理環境のまま残す必要のある業務もありましたが、既存サーバのほとんどを仮想化集約できることが分かりました!
サーバ台数を洗い出した結果、全部で140台あったのですが、14台に削減できます。10分の1ですよ、10分の1~!

図 : "ちょうどいい"化の結果

IT部門A

10分の1?そんなに削減できるんですね!
しかも今まで本社、支社、工場に散らばっていたサーバを本社に集約できれば、管理の手間も省けますね。

STEP4 効果を試算する

門田先輩

それでは遂に最後のステップ、効果の試算です!

IT部門A

まずはコスト削減効果が知りたいです!

冬川部長

そうですね、サーバ台数削減による保守コスト削減や、運用管理の効率化による工数の削減などを合計すると…
出ました!既存システムと比べて約40%の削減が見込めますね!!

IT部門B

40%も!?それはすごい効果ですね。
投資額もそれなりの金額になると思うんですが、どれくらいで回収できるんでしょうか?

門田先輩

先程のシステム運用にかかる費用から計算すると、投資は約2年で回収できますね。

図 : コスト削減効果

IT部門A

たった2年?もっとかかると思ってました!
こういう数字が欲しかったんですよ~。どうやって算出したんですか?

冬川部長

先行事例や最新の弊社実績を参考に、想定投資額や効果の算出が可能なんです。
詳しくは企業ヒミツですが。

門田先輩

さて、以上でプランニングサービスの4ステップが終了しました!
いかがでしたでしょうか?

IT部門B

プランニングサービスを実施して良かったです! 同じようなことを自分たちでやろうと思っても、客観性に欠けるだろうしね。 それについ日々の業務に追われてしまってなかなか進められないし。

IT部門A

これだけのデータがあれば上長のいい説得材料になると思います。

IT部門A

導入時はまた相談させてもらいますね!

IT部門B

この内容なら文句ナシで決まりだと思いますけどね!

冬川部長

ありがとうございます、ご連絡お待ちしてます!

プランニングサービスによるシステム化企画、いかがでしたか?自社のICTインフラの企画にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください!まずは、自社のICTインフラの現状を診断してみませんか?診断は無料 6個の質問に答えるだけ 所要時間はたった1分 診断スタート (注)本コンテンツのご利用には富士通IDへのログインが必要です。富士通IDをお持ちでない方は、リンク先にてご登録いただけます。

情くんのチャレンジは続きます。次回をお楽しみに!

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これまでの連載一覧

【番外編】情くんのユウウツ改めウキウキアフター5は仕事塾!

冬川部長の助けを借りて、お客様に最適な仮想化統合基盤のプランニングを実現した情くん。
今回も自分にごほうびで、トッピング全部乗せラーメンをすするのであった。

情くん

今日もマスターに武勇伝を聞いてもらおっかな。 そういえば、はじめてマスターのお店に行ってから2年経つのかぁ。 もう常連だよね。
バーの常連って、なんかボクかっこいー!

マンガ : マスターと情くんの会話

帰り道、情くんは「本質博士の仕事術」のページをひらくのだった…。

情くん

これこれ、第11回「集中・分散・統合」。
「ビジネスの現場においての配置・運用形態である「集中」と「分散」の使い分けと、それらを組み合わせて一元化・最適化する「統合」の意味と位置づけ等について説明します。」か。
この本のおかげで本当に助かってるな~。今回もマンガで復習しておこう!

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