
門田先輩と情くんは(株)
システムズのシステム営業マン。お客様システムの課題解決のため、コンビで東奔西走しています。新人の情くんは課題の読みが甘くて、システム営業10年目の門田先輩にどやされっぱなしの日々。
今日は三社のヒアリング予定が詰まっていて大忙し!三社三様のリクエスト内容に対して、門田先輩は「AR」という解決策を思いついて…?
掲載日: 2013年10月25日
- 調剤薬局様 … 薬の在庫管理を改善したい
- カラオケチェーン様 … フードの売上を上げたい
- 製造業様 … 保守点検を効率化したい



ARってなに?どんなシーンで使えるの?
「AR」が何なのかよく知らない情くんを教育しつつ、最新の動向を探るために門田先輩と情くんがやってきたのは、富士通のショールームnetCommunity!
そこではnetCommunityの館長・副館長に加え、製品プロモーション部門のエキスパートが二人を待っていた…!
はじめまして、
システムズの門田です!
富士通のnetCommunity、前から一度来てみたかったんです。
今日はようこそお越しくださいました!
netCommunity館長の東條です。副館長の嶋本から、netCommunityについてかんたんにご紹介しますね!
netCommunityでは、豊かで活力のある将来社会の姿や、その実現のために必要な、新たな社会のしくみやICTの利活用についてご紹介しているんですよ。
これからぜひ利用してくださいね!
はい、ありがとうございます!
ところで宇佐美マネージャーは…?
門田さん、今日はようこそ!
さっそくARに目をつけるとはさすがだね。
宇佐美マネージャー、お久しぶりです!
今日は話題のARを勉強しに参りました。部下ともどもビシバシよろしくお願いします!
ARのことなら任せてくれ!
今日は敏腕デモンストレーターの土屋さんにも来てもらっているんだ。
土屋です、よろしくお願いします!
デモンストレーションはのちほどお見せする予定ですので楽しみにしていてくださいね。
はじめまして!
システムズの情です~。
さっそくなんですけど…、今日は「現場業務の変革にARがいい」ってどういうことなのかお聞きしたいんです。
この前、一日に三社もヒアリングにまわった日があって、お昼なんか時間がなくて立ち食いそばで済ませたんですけど~、、
そそそ、そうですよねっ!!
つっ、続きなんですが、その三社様からそれぞれこんなリクエストを受けたんです。
- 調剤薬局様…薬の在庫管理を改善したい
- カラオケチェーン様…購買意欲を高める仕掛けをして、フードの売上を上げたい
- 製造業様…保守点検を効率化したい
千差万別でしょう?
だから僕としては解決方法はそれぞれ異なるんじゃないかと思うんですけど、門田先輩は「現場の業務を変革したいという共通点があるからARがいいかも!」って言うんです。…どういうことでしょうか?
なるほど、さすが門田さんだね!
ARが活かせそうなシーンばかりじゃないか。
では順番に説明するとしよう。
そもそもARとはどんなものか知っているかい?
ハイッ、もちろん勉強してきました!
ARとは
Augmented Realityの略で、日本語では拡張現実という意味。
人間の感覚(五感)で得られる情報(現実)に、ICTを用いて得られるデジタル情報を重ね合わせて人間の感覚を拡張・強化する技術。

そのとおり!ARはいろんなシーンでの活躍が期待されているんだよ。
既にBtoCの分野ではだいぶ多くの事例があるんだ。自分の画像に服を重ねて表示することで擬似的に試着を体験できるものや、部屋の画像に家具を重ねて、サイズ感やレイアウトを確認したりね。
こうしてARが普及してきた背景には、スマートフォンやタブレットPCなどのスマートデバイスやカメラ、GPSなどの技術が進展してきたことがあるんだ。
ARを実現するにはいろんなアプローチ方法があるのだけど、代表的な3つの認識方法を紹介しますね。

試着体験ができるやつはネットのニュースで見たことあります!
じゃあ、BtoBの分野ではどんな状況なんでしょうか?
それこそが門田さんが言った「現場業務の変革」だよ!
ARはBtoBの分野では、「現場業務をスピードアップし、ワークスタイルを変革する」という価値を生み出すことができるんだ!
な、なんかすごそう…!
具体的に教えてくださいっ!
よーし、ここからが本番だ!
そうだな、例えば情くんがヒアリングに行ったという製造業のお客様を例にとって考えてみようか。確か「保守点検業務を効率化したい」という相談だったよね。それならARを使ってこんなふうに解決するのはどうだろう?

ハ、ハイテク…!
こんな解決方法があるなんてびっくりです!
調剤薬局のお客様の 「在庫管理を改善したい」という課題なら、こんなふうに解決できるんじゃないかしら。

うちの会社にお客様先でシステム保守をするCEがたくさんいるんですけど、機器のマニュアルが重くて持ち歩くのが大変みたいなんですよ。それも、点検対象の機器にタブレットをかざすとマニュアルが表示されるようにしたら解決できないかしら?
目のつけどころがいいねぇ、門田さん!
さて、情くんはどうかな?ARは特に、今までICTの利用があまり進んでいなかった分野での活用も期待されているんだよ。
ハイハーイ!ボクも思いついちゃいました!
「フードの売上を上げたい」って言ってたカラオケチェーン様には、メニューにスマホをかざすと料理が3D表示される仕組みはどうでしょう?カラオケって大人数で行くことが多いからフードの量が重要だと思うんですけど、紙のメニューじゃ意外に分からないんですよね。
あら、いいじゃない!そういうお客様目線の発想が大事よ。
いや~、ラーメンも「大盛り」「中盛り」が店によってけっこう差があるんで、注文する前に量が分かるといいなーって前から思ってたんですよ~。
ARはミドルウェアで実現!
すごいな~、AR!
いったいどうやって実装するんですか?どんな仕組みなのか見当もつかないよ~。
ゴホン、それではお教えしよう。
ここまでであげてきたような現場業務の変革を実現するのが、富士通のミドルウェア AR統合製品 FUJITSU Software Interstage AR Processing Server(インターステージ エーアール プロセッシングサーバ) だ!
このInterstage AR Processing Serverのポイントは、業務システムやその中のデータと連携できるということなんだ。AR専用のコンテンツや情報を用意するのではなく、既存のデータを取得し、現場で得られるデータをその場ですぐ追加することで、現場の業務プロセスそのものを変革していく…
これが、富士通のInterstage AR Processing Serverの特長なんだ!

Interstage AR Processing Serverには3つの特長があるんです。
ARマーカーにスマートデバイスをかざすだけ!
- 作業内容・手順など、状況に応じたコンテンツを取得。
- 同じARマーカーでも、作業内容や利用者に応じて表示するコンテンツを切り替え可能。
- 作業現場がオフライン環境でも必要な情報を表示可能。
あらゆる業務・ユーザ・環境に対応!
現場に強い!ARマーカー
- ARマーカーを認識することで、モノや位置を特定。
- 業務利用に最適なマーカー認識型を採用。(マーカーレス認識型より読み取りやすく、位置認識型より位置の精度が高い)
- 業務での使用に耐えうる高い認識精度・速度を実現する富士通独自のARマーカー(特許出願済)
暗所や屋外など過酷な現場でも利用可能!
直感的な操作でかんたんにデータを登録
- 現場での ノウハウ、気づきといった情報を、テキスト・手書きメモ・図・写真などで登録可能。
- スマートデバイスならではの直感的な操作で、誰でも簡単にデータを登録可能。
ノウハウや気づきを現場全体で共有!
業務システムとの連携、現場業務の変革、富士通独自…!
お客様への大きなアピールポイントになりますね。
Interstage AR Processing Serverはマーカー認識型を採用しているんですね。
暗所や屋外でも利用可能…。そっか、特に点検業務なんかに使う場合は、必ずしも明るい場所にマーカーを設置できるとは限らないですもんね。
そのとおり。
どんな現場でも使えるよう、富士通のARマーカーにはこんな工夫がされているんだよ。
富士通では、沼津工場の保守点検業務にARを導入して実践しているんです。
その結果、こんな効果が得られたんですよ!

すごい効果が出てるんですね!
先輩、これ製造業のお客様の要件にぴったりですよね!
宇佐美マネージャー、ARってたくさんの可能性があるんですね。
そのとおり!応用範囲は無限大だよ。
そして、AR導入の効果を得るには、それぞれの利用シーンに合った設計が必要なんだ。現場業務を変革するために「何を」「どのように」表示・入力させるか、個別にデザインしていくんだね。富士通ではもちろん、そのプロセスもサポートするよ!
あんなシーンにもこんなシーンにも使えそうだなぁ…。
今日は本当にありがとうございました。明日からさっそく提案の準備に取りかかります!
一週間後!情くんのデモ、評判はいかに?
宇佐美マネージャーと土屋さんからARとInterstage AR Processing Serverについて直伝を受けた情くん。
早速お客様をnetCommunityにご招待し、提案とデモンストレーションをすることになりました!
調剤薬局様の反応は…
こんな解決方法があるなんて!
在庫管理の悩みを解決できそうです。
カラオケチェーン様の反応は…
AR、面白いですね!
ゆくゆくはカラオケ機にも取り入れられないかなぁ。
製造業様の反応は…
いやぁ、デモンストレーションがすごく良かったですよ。
ウチの機械の保守点検業務にピッタリだ!
おつかれさま。
三社とも好感触だったわ!よくがんばったわね。
いえいえ、システム営業としてトーゼンですっ!
じゃ、これからラーメン屋行ってきま~す!
違いますって、ARの営業に行くんですよ~。
カラオケチェーン様に提案したのと同じ仕組みを行きつけのラーメン屋さんに売り込もうと思うんですよ!これで盛りの大きさが確認できるでしょ?
さ・ら・に!アプリを操作してトッピングを選ぶと3D映像の上に卵やもやしが追加されて"盛り感"を確認できるという画期的な…(以下略)
あっそ、勝手にがんばってくれば…。。
…いや、意外にイケるかも!?
ちょっと、私も行くから待ってってば!!

ARマーカーにスマートデバイスをかざすだけ!状況に応じたコンテンツを取得。

富士通独自のARマーカー。現場で使える認識精度・速度を実現。

直感的な操作でかんたんにデータを登録。



富士通株式会社
統合商品戦略本部 ソフトウェアビジネス推進統括部 ミドルウェアプロモーション部
マネージャー 宇佐美 和紀
スマートデバイスで"現場"の業務を変革する新たなワークスタイルを、「FUJITSU Software Interstage AR Processing Server」が実現します。
情くんと門田先輩がお客様に提案しようとしているのは、実現できることの一例に過ぎません。富士通は最先端の技術で、お客様の現場業務変革をお手伝いします。ARで実現するさまざまな可能性に、ぜひご期待ください。
富士通株式会社
統合商品戦略本部 ソフトウェアビジネス推進統括部 ミドルウェアプロモーション部
土屋 佳織
ARのデモは、実際にnetCommunityでもご覧いただくことができますが、情くんがタブレットを持って全国のお客様の元へ馳せ参じる日も近いかもしれませんね。
「現場でこのデータが活用できたらいいのに・・・」という声を聞いたら、ARを思い出してください。見えない情報を見える化してお客様の業務を効率化するご提案がきっと見つかるはずです。

宇佐美マネージャー、土屋さん、東條館長、嶋本副館長のおかげで、ARをよ~く理解し、お客様に提案できた情くん。
今回も自分にごほうびで、トッピング全部乗せラーメンをすするのであった。
最近は絶好調だな~。ラーメン屋さんの提案もうまくいくといいけど。
そうだ、マスターにも何か提案できないかな~?ヒアリングしに行ってみよう!

帰り道、情くんは「本質博士の仕事術」のページをひらくのだった…。
これこれ、第10回「ソリューションアプローチ」。
「経営者やビジネスマンが「顧客の要件」に正面から向かい合い、オールインワン・ワンストップで対応する「ソリューションアプローチ」の方法を説明します。」か。
これって門田先輩はいつもやってることだよな。ボクも知らない間にできるようになってたなんて…。
よーし、もっときちんと身につくようにマンガで復習しておこう!

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