
門田先輩と情くんは(株)
システムズのシステム営業マン。お客様システムの課題解決のため、コンビで東奔西走しています。新人の情くんは課題の読みが甘くて、システム営業10年目の門田先輩にどやされっぱなしの日々。
さて、今日の訪問先は中堅商社の情報システム部様。
慌てた様子のところをみると、なんとハードウェアのリース切れまであと3ヶ月!しかも他にも課題があるようで…?
掲載日: 2011年12月1日
- ハードウェアがリース切れ寸前!
- 古いシステムがそのまま動作するか不安
- コストはなるべく抑えたい



一見お手軽なシステムの延命にもリスクが?
先輩~、めんどくさいのは抜きでちゃちゃっと仮想化しちゃいましょうよ!
行きつけのラーメン屋が早めの19時閉店なんでそれまでには…ってまた冷たい目線…
お客様は今のシステムがハードウェアリプレース後もきちんと動作するかどうか心配していたわ。話しぶりからすると単純にシステムの延命を考えているみたいだし、確かに仮想化なら対応できるわね。
でもそれってただの問題の先送りで、本当の意味でお客様のためにならない場合もあるのよ。例えばこんな例ね。

なるほど…そういう考え方もあるんですね。
でもあと3ヶ月でリース切れなのに、システムの見直しなんてやってる時間ないですよ~~~
その通り。今回はリース切れという期限があるから、ハードウェアリプレースと既存システムの延命が先決ね。
その手段としてはP2Vが適切ね。
まったく!システム営業としてちゃんと覚えておいてね。
「Physical to Virtual」の略で、物理サーバ上のシステムを仮想サーバに移行することよ。
あと、いずれはシステム全体の見直しをしなければならないってこともお客様にお伝えしなきゃ。
さりげなく次の商談につなげるつもりですね?さっすがせんぱ…
そんな軽口10年早い!お客様の今後を考えればこその提案であり、それこそ私たちが誇るべき総合力でしょ!
くだらないこと言ってないで、深堀りの続きをするわよ!
やればできる?新人・情くんが調べた仮想化ソフトウェア選択のポイント
仮想化ソフトウェアについては何を選択したらいいと思う?代表的なものとしてはHyper-VやVMwareがあるけれど。
あ、実はさっきちょっとHyper-VとVMwareの特長を調べたんです!
僕なりにこんなかんじでまとめてみたんですけど…
こんな人には Hyper-V がおすすめ
- コストを抑えたい
- Windowsの操作・管理に慣れている
- Virtual Serverの既存ユーザである
こんな人には VMware がおすすめ
- ゲストOSの高集約率が要求される
- シンプルなHA運用をしたい
- VMwareの既存ユーザである
今回のお客様はHyper-VとSCVMM(注)の組み合わせがいいんじゃないかなーと思うんです。
SCVMMなら仮想環境の運用管理機能とP2V機能が付いてますし。それに既存資産がWindowsじゃないですか。今後の運用のことを考えてもHyper-VとSCVMMならWindowsのスキルで操作できるよなーと思って。あとコストも抑えられるんじゃないかと…
(注)SCVMM : System Center Virtual Machine Managerの略。仮想化環境を統合管理する製品。
あら、よく調べてあるじゃない!私もその通りだと思うわ。このお客様にはHyper-Vでいきましょう。
コスト面だけじゃなくて今後の運用のことまで読む、そういう視点が大切よ。今日はじめての加点ね!
でっしょー?やればできるメガネ男子なんですよ、ボクは!
費用がムダになることも?移行に着手するのはウラをとってから!
じゃあ仮想化ソフトとP2Vソフトはいいとして、今回の案件、もうひとつ重要な提案ポイントがあると思うんだけど分かるかしら?
え、もう完璧じゃないですか?“ボクが”選んだHyper-Vに決まったしー。
何なのよその強調…
ま、たしかにこれだけでも移行にとりかかれないことはないけど、よりあんしん・確実に仮想化移行を進めるための計画が必要よ。
お客様の現行ハードウェアはとにかくリース切れまで期間がないわよね。なのにP2Vしてみたら失敗しました~なんてことになったら間に合わないし、しかもその時点でP2Vのためのソフトウェアは購入してしまっているから…
そっかぁ!投資した費用がまるまるムダになっちゃうのか!なるべくコストはかけたくないってお客様は言ってたのに~!!
なんかこうお試し無料みたいな、試食できますみたいなオイシイやりかたってないんですかね?
またしても軽いけど…まぁいいとこついてるから今のは不問にするわ。。
そんな時は富士通の「P2Vチェックツール(無償)」の出番ね!
富士通の「P2Vチェックツール」なら、
既存資産の仮想環境への移行を
あんしん・確実に進めることができます!

移行対象サーバにツールを適用するだけであっという間にチェック完了!しかも無償!

移行手順書やデモ動画を収録しているので事前に移行手順が確認できます!

判定結果がバツの場合でも、別の移行方法をご案内します!
【P2Vチェックツール公開終了のお知らせ】
平素は、P2Vチェックツールをご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
P2VチェックツールはMicrosoft System Center Virtual Machine Manager(SCVMM)を元に開発されたため、このたび、SCVMMの改版に伴い、2012年9月4日12時をもちまして、P2Vチェックツールの公開を終了させていただくこととなりました。
そのため、Hyper-Vによる仮想化をご検討のお客様はWebまたはお電話でお問い合わせください!






プラットフォーム技術本部
プロダクトソリューション技術統括部
部長 出海 修二
Hyper-V仮想化センター長として、センター設立時よりHyper-V技術を通じ様々なお客様へ最適な仮想化導入をご支援。富士通の仮想化導入は任せて安心!

プラットフォーム技術本部
プロダクトソリューション技術統括部
李 文皓
仮想化技術のエキスパートかつ、若手のホープ。出海部長の右腕として、持ち前の鋭い視点でお客様の仮想化導入をサポートする。

課題に適した提案を編み出す門田先輩の鮮やかな手際のおかげで、システム移行は完了!
お客様には感謝されたが、先輩と比べて安易な解決策しか思いつかなかった自分に、情くんは少しめげてしまった。。
ヒアリングに行ったときは仮想化で楽勝じゃんなんて思ったけど、表面的なことだけじゃなくて「本当の意味でお客様システムのためになる」ことまで考えなきゃいけなかったんだな~…
ヤケラーメン(情くんの趣味のひとつはラーメン食べ歩き)だけではおさまらない情くん、ふと1軒のバーの看板が目に止まった…
バーなんて入ったことないけど、ボクももう社会人だし…
ええい、今日はヤケ酒だ!思い切って入っちゃえ!!

タダ者ではない雰囲気を漂わせるバーのマスターから借りた一冊の本、そのタイトルは「本質博士の仕事塾」であった―。
なになに…。【第1回 : 「本質考動」による仕事の基盤力の向上】…
『「個人や企業の本質を見抜き、本質に働きかけながら行動するスタイル」が「本質考動」です。』
『「本質考動」とその基盤技術である「原理・原則アーキテクチャ」を「個人と企業での活用方法」を中心に…』
う~~ん活字は苦手なんだよねー…ってマンガ
もついてる!これなら読めそうだ~~

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