「カスタマイズ」、「既存アプリケーションとの連携」もASPとは大きく変わっています。SaaSは多くの場合、顧客企業の既存アプリケーションやSAP、Oracleなどのパッケージ・アプリケーションとの連携を可能にするAPI (Application Programming Interface) がベンダーから提供されています。また、SaaSアプリケーションと連携して動作可能なアプリケーションを他社が構築できるプラットフォームが提供されています。これらによってパートナー企業やユーザーが新たなアプリケーションを開発したり、カスタマイズや他システムと連携したりすることが可能になります。
さらに、こうして開発されたアプリケーションがSaaSベンダーの開設するWebサイトで公開され、ベンダーの提供するアプリケーションとマッシュアップさせて利用することができるようになっているものもあります。SaaS大手Salesforce.comの日本のWebサイトには、こうしたアプリケーションがおよそ100本(2007年8月末現在)登録されています。 |