短期分科会はこんな活動です! ~2009年度活動報告~
2009年 6月より11月~1月までの約半年間にわたり、短期分科会の活動を終了しました。
今年度は4テーマにて、講演の聴講や模擬訓練の実施など幅広いとても盛況な活動となりました。また2010年5月の1年間研究分科会活動の成果発表会の場に交じって、2つの分科会より初めて成果の発表を行います。
会員の皆様は、成果のまとめをダウンロードしていただけますので、是非ご活用ください。
「情報セキュリティガバンスのモニタリングと企業活動報告書の作成」
少人数でフットーワーク良く、多面的に意見交換しながら活動してきました。リーダーからチームを代表して感想をいただきましたのでご紹介します。
「テーマ自体が課題を多く広範に含んでおり、半期という短い時間の中、参加メンバ各々の立場から、検討事項を絞られるのだろうかと当初は感じていました。
ですが、一度観点が決定してからは一気に仕上がった印象です。短期間で限られていた分、逆に観点が散逸せずに進んだからだと思います。
5月の発表会にも参加させていただくことになりましたが、ここまで来ましたら「短期分科会」という枠を意識せず堂々と参加したいです。(リーダー:ハマゴムエイコム 鈴木氏)
「コールセンターのマネージメントの方向性」
当分科会はコールセンターマネジメントをテーマに各社の現状、課題の共有を行いながらマネジメントの方向性について議論いたしました。
一言で「コールセンター」といってもBtoB、BtoCと規模も業務も多岐にわたる中、共通課題としてあがったビジネスKPIやステークホルダ(経営層、利用部門)との関わりかたを中心に議論を重ね、各社の3年後のあるべき姿を描きました。
LS研では初めてとりあげるテーマでしたがIT白書でもお客様起点経営に対する会員のニーズが高いことが伺われます。今後のイベントでも取り上げていきたいと思います。(事務局 土井)
「情報システム部門におけるパンデミック対策」
分科会を立ち上げる直前の2009年4月下旬に新型インフルエンザが発生し、正にパンデミック対策は企業が対応すべき目先の重要課題となりました。
そこで、情報システム部門として、パンデミックの発生段階に応じた対策や必要な事前準備、システムの継続 / 停止判断、業務を継続するための手段、パートナー企業との契約などにフォーカスして検討。
また、準備した行動計画の実効性や、実際に発生した際に適切な行動ができるかを確認するために、新型インフルエンザ対応訓練を実施し、実効性の高い活動となり、報告書と4種類の資料をまとめました。
活動を終えて、参加メンバーの方からのアンケートでは「今後の対策を立てる上で参考となった」「異業種メンバーの方々と意見を交わすことによって多用な角度からの深堀りをすることができたのは良い体験だった」などのコメントをいただきました。
※詳しい分科会レポートは、「短期分科会訪問: 「パンデミック対策」分科会」をご覧下さい。
(事務局 千田)
「オフショア/ニアショア開発における課題と実践的施策」
参加メンバからは「各種レポートやHP等で公表されている内容ではわからない他社の生の(というか現場の)情報が得られて、非常に良かった」、「討議を続けていく中で、他の会社のオフショアに対する動向と、自社の違いについて認識することができた。
特に自社でオフショア開発を始める直前だったので、オフショア開発を進める上での課題等を聞き参考になった」等、より実践的な議論、研究活動ができたと高評価の分科会でした。(事務局 西)
短期分科会のフレームワーク
タイムリーで実践的なテーマに対して情報共有や意見交換に重点を置き、調査・検討活動を約半年間という短期間で行います。
・成果物や報告書執筆にとらわれず、情報交換や研究活動に集中できます。
・半年間の期間をベースに、フレキシブルに活動内容や回数を決めていきます。
・LS研の枠を超えてテーマに関する講演聴講など幅広い活動を推奨しています。