ただいまご紹介いただきました清水建設の吉田でございます。2009年度の論文審査の経緯ならびに結果につきまして、ご報告させていただきます。
2009年度はお蔭様で41編の応募がございました。ご応募いただきました皆様には心よりお礼申しあげます。論文委員会では、全論文につきまして厳正な審査をいたしました。その結果、「秀作論文」1編、「奨励論文」3編を入賞論文として選定させていただきました。
今回の入賞論文は、保守開発における人材育成への取り組み、顧客満足度向上活動、IT運用プロセス改善活動など、日常の課題に積極的に取り組み、PDCAをきちんと回して対応されている論文や、超大規模解析結果の可視化という研究や取り組みなど、多彩なテーマで、論文委員の評価も高く、皆様のご参考になるものと思います。入選された4編の論文につきましては、昨日、5月13日の『富士通フォーラム2010』の中で発表させていただきました。多数の方々にご参加いただき、この場をお借りいたしまして、お礼申しあげます。
ここで、論文の活用と2010年度の応募についてのお願いがございます。まず、論文の活用についてですが、ファミリ会の論文は、1968年に第1集が発行されて以来、実に41年という歴史を持っております。1998年までは論文集という形で、厚い本で皆様に公開しておりましたが、1999年度からFUJITSUファミリ会 論文サイトに掲載しております。ぜひご参照していただき、ご活用願いたいと思っております。
次に、今年度の応募についてです。現在、2010年度の論文を募集しております。エントリーの締め切りが7月30日、原稿の締め切りが8月31日となっております。毎年お願いしていることですが、論文は若い担当者の方が真剣に毎日取り組んでいる業務をまとめる作業になるかと思います。社外に発表するということは、他流試合に出るような意味合いもあろうかと思います。応募していただくことは大変有意義なことです。ぜひ応募をお願いいたします。
最後になりましたが、今年度から論文委員会は古河スカイ株式会社の竹中正彦委員長を中心に進めていくことになりました。私は4年間、委員長という役割を担当させていただきましたが、これもひとえに、論文を応募していただいた皆様、一緒に審査していただいた論文委員の方々、それから、編集や発行にご協力いただきました富士通株式会社殿等々のご支援・ご協力のお蔭と、大変感謝いたしております。今後とも論文委員会にご支援・ご協力をよろしくお願い申しあげることで、ご報告とさせていただきます。どうもありがとうございました。 |