2010年 春季大会号  発行日: 2010年6月4日発行 バックナンバー

2010年度FUJITSUファミリ会 春季大会
開催日:2010年5月14日 開催地:帝国ホテル

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ファミリ会 会長挨拶

「FUJITSUファミリ会 2010年度春季大会」を開会いたします。

本日はご多忙のところ、ご列席誠にありがとうございます。私は本日の司会を担当いたしますファミリ会本部理事をしております出光興産の櫛橋でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、開催にあたりまして、ファミリ会岩橋会長よりご挨拶を申しあげます。岩橋会長、よろしくお願いいたします。

櫛橋理事

司会
ファミリ会常任理事
櫛橋 保雄 氏
(出光興産株式会社)

岩橋会長

挨拶
ファミリ会 会長
岩橋 誠 氏(JFEシステムズ株式会社)

只今ご紹介いただきましたJFEシステムズの岩橋でございます。
昨年度に引き続き会長を仰せつかりました。どうぞよろしくお願い致します。

本日はご多用のところ全国から860名を超える多数の方々にご参加いただき、2010年度春季大会を迎えることができました。日頃よりファミリ会活動にご理解とご尽力をいただいております皆様方のお陰と御礼申し上げます。

昨年度は大変厳しい経済環境の中、全国11支部ならびにLS研究委員会において、年間700回もの活動を実施してまいりました。今年度も引き続き各支部中心とした地域に密着した活動やLS研究委員会での先進技術に関する研究活動など、様々な活動を活発に展開してまいりますので、皆様のご支援宜しくお願い致します。

さて、2010年という年は、日本にとって、そしてここにご参集の皆様の所属される企業、そして何より皆様一人一人にとってどのような年になるのでしょうか。

昨今巷に溢れている表現を拾っていけば、“閉塞感”“成長停止”“出口の見えないトンネル”といった極めてネガティブなワーディングに満ちているように思われます。

そして、その全てが指し示すところは、この現状の打破、変革、改革の必要性であり、今流行の竜馬伝風に言えば、今こそ“維新”の風が吹くべき時であるということになるのでしょうか。

元々さしたる天然資源を有しない“持たざる国”の代表のような国、“日本”がここまで来られたのは、様々な要因があるものの、行き着くところはその人材力であったというのは、誰も否定しようの無い事実であります。そしてその持たざる国、“日本”の一人一人の人材が振り絞ってきたものが、“創意工夫”そして“智恵”であったことに思い至ります。

翻って、我々の所属するIT業界ですが、Information Technologyの頭文字のITであるというのが一般的であります。一方で、このTは、TOOL=道具ということも可能かと思われます。

そして、このTOOLを活かすのが人の出す智恵であり、これが結集したものが人材力であるという風に考える時、まさに我々の業界の果たすべき役割は今後益々増大するといっても過言ではありません。

日本が19世紀の明治時代、20世紀に入ってから昭和の時代にZEROBASE(ゼロベース)から作り上げてきたものを、この21世紀に“平成維新”として再度為し遂げ、その存在を再び世界軸で確かなものとする。この中にあって、繰り返しになりますが、智恵を形にしていくというプロセスの中心に我々IT企業群は存在し続けなければならないと思われます。

元より、富士通殿自身、このような業界のTOP企業としてハード、ソフト、基盤インフラ等における最先端を走るべく努力されているとは思われますが、その中でこのようなファミリ会という“場”の設営維持にも心を砕いていただいていることに改めてこの場を借りて感謝したいと思います。

そして、今こそ、このファミリ会の発足から現在までを支えてきたキーワード“語りあう夢、きそいあう智恵”の精神に立ち戻り、この場から何か形のある価値あるものを生み出していく時であると考える次第です。

最後になりますが、私自身会長として皆様と手を携えて本年も引き続き会員相互の価値向上へ向けて活動を展開していく所存です。会員皆様の絶大なるご支援とご協力をお願いする次第です。

以上を持ちまして挨拶とさせていただきます。ご清聴有難うございました。

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