| 2009年 34号 発行日: 2009年10月13日 |
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「新型インフルエンザ」から学ぶ
新たな脅威から企業を守る事業継続管理
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第4章 富士通グループの提供するソリューション
新型インフルエンザA(H1N1)の流行は収まる気配もありません。その一方で高病原性の鳥インフルエンザウイルスが人から人へ感染する過程で変異し、致死率の高い新型インフルエンザの流行・パンデミック発生の危険性が高まり、企業の対応検討は待ったなしの状況です。富士通では、自社の新型インフルエンザ対応で培ったスキル、ノウハウをベースに行動計画策定、事前対策、教育訓練の3つのソリューションにより、お客様の新型インフルエンザ対応を支援しています。

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行動計画策定ソリューション
新型インフルエンザの流行・パンデミックに備えた行動計画は、各企業の業種・規模に応じて作成する必要があります。行動計画策定ソリューションでは、富士通社内の実践経験と数多くのお客様へのコンサルティング実績のノウハウを凝縮した300種類以上におよぶ新型インフルエンザ行動計画テンプレートをベースにすることで、きめ細かくしかもスピーディーに行動計画を策定可能。行動計画を一から作成する企業のニーズにも迅速にお応えすることができます。
行動計画の内容は、パンデミックのフェイズごとに実行されるべきアクションとして細分化され、アクション一つひとつについて「誰が、何を、いつ、どこで、どのような目的で、どうやって(5W1H)」の視点で具体的に記載、チェックリストを用意して有事に備えることができます。テンプレートのライブラリは常に更新、随時変化が予想される新型インフルエンザに関する行政の施策、医療機関体制、お客様の事業環境に対応した最新のテンプレートを提供します。

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事前対策ソリューション
富士通の安心安全ソリューション「SafetyValue(セーフティバリュー)」にある既存のサービスから、新型インフルエンザ対策に必要なものを組み合わせて体系化し提供します。
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<緊急連絡/安否確認サービス>
回線集中トラブルの少ない携帯電話のEメールを使い、従業員・家族の安否を迅速に把握、居場所や罹患状況を確認・管理。
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<テレワークソリューション&IPテレフォニー>
シンクライアント環境を利用し、セキュリティを保ちながら自宅や外出先の端末にデータを保持することなく業務システムへのアクセスを提供。
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<マネージドPCソリューション>
高信頼性の認証方式と公衆回線を専用回線のように利用する仮想専用線により、セキュアな環境で自宅や外出先から業務システムへのアクセスを実現。
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<リモートデータバックアップIII>
自宅・外出先などからデータを参照・更新できる環境をご提供。オフィス内のPCデータを、インターネット回線経由で遠隔地のシステムへバックアップ。
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<Join-Meeting(ジョイン ミーティング)>
インターネットを介したWebカメラ会議環境の提供。時間・場所を問わずにミーティングが可能。
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教育訓練ソリューション
従業員の新型インフルエンザに対する知識習得の支援や、訓練による新型インフルエンザ対策に対する意識、組織としての対応能力の向上を図るサービスです。
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<新型インフルエンザ従業員教育用e-Learningサービス>
従業員および家族に新型インフルエンザの基本知識を確実にご理解いただき、対応力の強化向上を図るe-Learningサービスを提供。英語にも対応しているので海外現地法人社員の利用も可能です。
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<新型インフルエンザ訓練評価サービス>
数十種類におよぶ想定シナリオを使用し、新型インフルエンザ対策の行動訓練を立案。実際の訓練結果を踏まえ、改善点のレポートをご提供するなどにより、組織の対応能力を向上させるよう支援します。実践的な訓練手法を特長とし、手順書確認訓練では、手順書に基づいて各担当者がシナリオに沿って役割を演じ、振り返りの時間を設けて手順書を改善するといった訓練を行います。
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