東北大学災害科学国際研究所　所長・津波工学研究分野 教授
今村 文彦 氏

国内外で自然災害が多発しCOVID-19も猛威を振るっており、リスクの高い状況であるが対応サイクルを導入し、如何なるリスクに対しても、しなやかに、しぶとく、回復力のあるレジリエントな社会構築を目指したい。

プロフィール

平成元年3月	東北大学大学院工学研究科博士後期課程修了
平成12年8月	東北大学大学院工学研究科　教授
平成16年4月～ 平成18年3月	東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター長
平成22年4月～ 平成24年3月	東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター長
平成24年4月～	東北大学災害科学国際研究所　教授（現在に至る）
平成24年4月～ 平成26年3月	東北大学災害科学国際研究所　副研究所長
平成24年4月～ 平成27年3月	東北大学　総長特別補佐（震災復興推進担当）
平成26年4月～	東北大学災害科学国際研究所　所長（現在に至る）
平成27年4月～	東北大学　副理事（震災復興推進担当）（現在に至る）
平成28年6月～	東北大学災害復興新生研究機構副機構長（現在に至る）
平成29年9月～	東北大学高等研究機構　災害科学世界トップレベル研究拠点長（現在に至る）

主な専門分野は津波工学、津波防災・減災技術開発、津波数値解析を始めとした流体波動解析、災害被害調査など。
津波数値モデル移転国際プロジェクト（TIME）責任者。
過去、アジア工科大学院でも教鞭をとり、東南アジアでの防災や開発について指導をしている。
平成24年に発足した東北大学災害科学国際研究所では災害医学も含む学際研究を展開し、実践的防災学の構築を目指している。
2011年東日本大震災後は、内閣府の復興構想会議検討部会、中央防災会議東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会、宮城県震災復興会議などの津波専門家として復興や今後の防災を議論する主要なメンバーになっている。
また、防災・啓発や災害発生後の調査報告や解説などで多くのメディアに出演。
平成15年からはFM仙台でSUNDAY MORNING WAVE「地震に自信を」コーナーを担当し、地震・津波などのメカニズムや防災について分かりやすく最新の話を紹介している。
この間、参加型イベントとしてサバ・メシコンテストや公開講座などを企画して、広く啓発を促している。
http://www.datefm.co.jp/bousai/
平成24年日本自然災害学会学術賞、平成25年内閣府防災功労者防災担当大臣表彰、平成26年NHK放送文化賞、平成27年文部科学大臣表彰（科学技術振興部門）、平成28年防災功労者内閣総理大臣表彰などを受賞し、様々な分野で活動が評価されている。

株式会社気仙沼ニッティング　代表取締役社長　御手洗 瑞子 氏

プロフィール

東京生まれ。東京大学経済学部卒業。
マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、2010年9月より1年間、ブータン政府に初代首相フェローとして勤め、産業育成に従事。
東日本大震災後の2012年、宮城県気仙沼市にて、高品質の手編みセーターやカーディガンを届ける「気仙沼ニッティング」の事業を起ち上げる。
2013年に法人化し、現職。
規制改革推進会議の委員も務める。
好きなものは、温泉と日なたとおいしい和食。