短期分科会訪問: 「パンデミック対策」分科会
2009年6月より11月までの約半年間にわたり、4テーマで短期分科会の活動を行いました。 その中より「情報システム部門におけるパンデミック対策」分科会の活動をご紹介します。 各分科会の成果は近日(2月中に)会員サイトでダウンロードを開始します。
2009年9月17日 新型インフルエンザ対応訓練の様子
グループディスカッション の様子 |
グループ発表後に 講師より講評を受けました |
分科会開始直前の2009年4月下旬に新型インフルエンザが発生し、パンデミック対策は企業が対応すべき目先の重要課題となりました。
本分科会では、情報システム部門として、パンデミックの発生段階に応じた対策や必要 な事前準備、システムの継続 / 停止判断、業務を継続するための手段、パートナー企 業との契約などにフォーカスして検討しました。
また、準備した行動計画の実効性や、実際に発生した際に適切な行動ができるかを確認 するために、新型インフルエンザ対応訓練を実施しました。その結果、想定どおりに事 象が起こるとは限らないため、訓練による対応能力向上が重要であるとの気づきを得る ことができました。参加メンバーの方からは「現実性のある計画への見直しが必要」「事態が発生してから考えていては間に合わない」などの感想がありました。
活動の成果として、活動報告書の他にも「パンデミック対策基準」「運用継続のための 3つの手段(籠城 / 在宅 / 交代)の特徴、リソース、事前準備」「重要システムの選 定表」「外部契約関連ワークシート」などをまとめました。
活動を終えて、参加メンバーの方からのアンケートでは「今後の対策を立てる上で参考 となった」「異業種メンバーの方々と意見を交わすことによって多用な角度からの深堀り をすることができたのは良い体験だった」などのコメントをいただきました。(事務局 千田)