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■参加者は30代幹部候補がメイン
ICTリーダー研究会は、会員企業のリーダークラスの方々を対象に、参加者自身の意識改革とアイディア・新鮮な物の見方の発掘につながる『自己研鑽の場』、また同業種、異業種間で新しい人脈を築く『コミュニケーションスキル向上の場』の提供を目的に実施しております。実際、参加者で一番多いのは30代前半の方々で、職場でチームリーダーや幹部社員候補として活躍されている方だそうです。
2017年度のテーマは「デジタル革新で未来を拓く」で、29会員38名の方々が研究会に参加されました。サブテーマである「新たなサービス開発」で2チーム、「ワークスタイル変革」で1チームが編成されました。
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■月1回の会合で議論を深め、夏には合宿も
2017年6月にキックオフから活動がスタート。その後1か月に1回の会合を目途にメンバー間で議論を深めていきます。会合の場所も富士通が提供する時もありますが、基本的にはメンバー各社の持ち回りで提供します。自社を会議の場として提供する、という社内手続きもメンバーにとっては良い経験。また、色々な企業を訪問できるのも楽しみの一つになるそうです。
活動期間は約8カ月で、1月に開催される研究報告会、3月の支部総会での成果発表を目指して取り組んでいきます。それぞれのグループに、ファミリ会役員の幹事1名と事務局が付き活動をしっかりサポート!最初は知らない人同士の集まりでぎこちないメンバー同士も、9月に開催される夏の合宿で一気にその距離を縮め、良いチームワークが出来上がるようです。
8カ月というと長い期間に感じますが、実際に会合を持つのは合宿を入れても8回から10回程度。その中で研究テーマの決定から背景、課題の洗い出し、解決のためのサービス提案まで行います。通常の業務をこなしながらの活動は時には非常に大変です。研究テーマを決定した後は、各自が次の会合までにそれぞれの宿題をこなし、会合で集まった時に全員の意見を持ち寄りまとめていきます。研究テーマに対しある程度議論が深まったところで、1月の研究報告会に向けて研究報告書(20ページ以内)と発表用のプレゼンテーションを作成します。
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合宿では深夜まで議論することも | 合宿で親睦を深め、チームの結束が強まりました |
■研究報告会で7か月間の成果を発表!
1月に開催された研究報告会におじゃまし、彼らが7カ月かけて取り組んできた研究成果を見せていただきました!ユーモアを交えた発表を行うチームもあれば、男女それぞれ1名ずつで発表を行うチームがあったりと、それぞれのチームの個性が出る発表になりました。内容については、きちんと課題や問題点が調べてあり、新サービスは「将来的にサービス化できそう」といった声があがるなど、とても短期間で検討された内容とは思えない内容で、正直驚いてしまいました。
会場には発表者の上司の方や関係者の方々も駆けつけて、3月の成果発表会に向けてアドバイスを頂けるなど、和やかな雰囲気の中で行われました。
それぞれのチームの研究テーマと新サービスシステムを以下に簡単にまとめました。
研究テーマ一覧
グループ | 研究テーマ | サービス | 概要 |
第1グループ | ポジティブ介護 | 家族介護にやりがいをもたらすサービス | バイタルセンシングによる健康管理(予防)と介護ポイントの付与、活用。 |
第2グループ | 未来教室 | どこにいても体感できる教育サービス | 学校教材の3Dイメージ化や、過疎地・海外など離れた教室への授業の投影・参加。 |
第3グループ | チャットボットFe-Bo | 感情の見える化によるコミュニケーションサービス | センサーにより感情を見える化。コミュニケーションを促し組織を活性化。 |
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■関東支部総会で堂々と披露
最後の総仕上げが、関東支部総会での発表会です。上司や経営層が見守る中、約500名の会員の前で発表を行います。一度研究報告会で発表を経験したとはいえ、会場の雰囲気や列席者の顔ぶれ、人数など、研究報告会とは比べ物にならないぐらいの緊張感が漂います。
緊張で声が震えてしまうのではないか、途中で詰まってしまったら、などこちらがハラハラしながら見ていましたが、そんな心配はまったくの取り越し苦労でした。皆さんとても堂々と、前をしっかり見据え、会場に通る声でしっかり発表されていました。きっと、当日初めてご覧になった会社の方々も彼らの成長を実感頂いたと思います。
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■これだけ充実した内容が無料で受講可能
他のイベントもそうですが、これだけ充実した内容の研修が、ファミリ会にご入会いただいている会員様でしたら旅費など一部を除き無料で受講可能です。各グループに幹事(ファミリ会役員)が1名サポートいただき、また関東支部の事務局がお世話係として付いて、8か月間しっかりサポートしアドバイス致します。
社会人なった後で、これだけ長期間に渡り他社のメンバーと一緒に活動する機会というのはなかなか得られるものではなく、研修が終わった後も継続的に交流を続け、人脈が財産になったという声も多数いただいています。
2018年度のICTリーダー研究会の募集が始まります。ぜひ、ご参加をご検討ください!
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