2024年5月21日(火)、LS研総合発表会2024が開催されました。総合発表会は、研究分科会活動の総仕上げとなるイベントで、1年間の研究成果をLS研会員の皆様にご報告する場でもあります。
研究分科会参加者の上司・職場の方々にも会場にお越しいただき、盛況のうちに終えることができました。当日は2023年度の12の研究分科会が成果発表を行い、研究成果報告書の表彰式も行われました。
研究成果審査 受賞分科会
LS研幹事および富士通の企画委員により、研究成果の審査を実施し、「最優秀研究賞」1編、「優秀研究賞」3編、「独創的研究賞」1編が選出されました。この他に、当日の発表内容を評価する「発表賞」3編が選ばれました。
情報化調査/LS研ICT白書
- 会員企業におけるICT活用に関する調査 -
LS研ICT白書は、LS研究委員会の会員企業におけるICTの活用の現状と今後を把握することを目的に調査した報告書です。Give & Takeの精神に則り、調査にご協力いただいた会員のみに配布をしております。2024年度も多くの会員の方々にご回答いただきました。ご協力に感謝申し上げます。
今年度のICT白書では、例年の情報システム部門の定点観測に加え「生成AI活用の取り組み」を取り上げ、最近話題の生成AIに各会員がどのように取り組んでいるかを調査分析しました。
生成AI活用の取り組み
生成AIは、2022年11月に公開されたChatGPTをきっかけとして、少ない情報量から人と同じような精度で多様なアウトプットを提示する新たな技術として驚きをもって社会に迎えられると共に、生産性の向上や新たな価値の創出を通じてビジネスや社会を大きく変える可能性があるとして、多くの人々から注目されるようになった。
生成AIの技術は日々進化しており、毎日のように新たな技術や関連サービスがリリースされている。しかし、企業や組織においては、簡単な調べ物や文章の作成といった一部の適用領域を除けば生成AIの活用方法は限定的で、検討や取り組みは行われているものの、試行錯誤が続いているものと推察される。そこで、生成AIに対する会員の関心度や活用に向けた取り組みの現状を調査した。