Sustainable Sense Collaboration
社会課題についてファミリ会企業と富士通とで共に考え、
共に具体化する次世代リーダー向け実践型プログラム
in Tokyo

FUJITSUファミリ会のあるべき姿。
それは会員企業と富士通が共に考え、実践することで会員企業の課題を解決する場。
そしてその課題解決が会員企業の利益だけではなく地域や社会の発展に寄与する場。
その実現に向けて様々な企業が課題解決に取り組む「クロスインダストリーな場」の創出が必要不可欠と考えます。
約3ケ月間に渡って関東支部の会員企業の実務層と富士通デザイナーが共に考え、具現化・検証するPoCを実施したプロセスと成果を、先日札幌で開催した「秋季大会」で展示・発表いたしました。
FUJITSUファミリ会関東支部
「Sustainable Sense Collaboration」
2024年7月22日(月)~10月30日(水) 全16回 [オンライン14回/集合2回 ]
※2024年10月24日(木) 「秋季大会」で展示・成果発表
共に考え、共に行動するためのデザイン手法
本活動では、3つのデザイン手法を取り入れました。
1. 問いから考える仮説検証型のデザイン思考法
2. 生活者視点によるビジネスへのバックキャスト
3. より多くの目に触れ議論を活性化するための具体的なコンセプトプロトの製作
社会課題のような大きなテーマを取り扱うときは、問いを設定し、適切な大きさで問題を捉え、課題を設定することが重要です。生活者視点はビジネス視点だけでは得ることができないヒントをもたらします。またコンセプトプロトを製作しアイデアを可視化することで、議論しやすい環境を作り新しい発想を生み出します。

テーマ「気候変動」について
解決すべき社会課題として「気候変動」をテーマに設定しました。
現在、気候変動による気温上昇やそれに伴う以上気象などにより、自然界のバランスが崩れ、人間界に予測不可能な変化をもたらしています。
その結果これまで可能だった様々な活動が制限され、持続できない自然環境、文化、事業など日々増加しています。この事態に対処すべく、様々な切り口で自然界や人々の活動を可能な限り持続させるビジネスの種を検討しました。

01
問「どうすれば私たちは個人で再生可能エネルギーを生み出すことができるだろうか?」
解「日常の中にある身近なモノ・サービスで一人ひとりが電力を生み出すことがスタンダードになる」

02
問「どうすれば私たちは身近なエネルギー使用を無理なく最適化できるだろうか?」
解「一人ひとりに適したオフィス環境で快適でエコフレンドリーな働き方を実現する」

03
問「どうすれば私たちは暑さに負けない都市づくりが実現できるだろうか?」
解「緑の日よけが広がり街の暑さが和らぐ高環境が生まれる」

「秋季大会」展示の様子




FUJITSUファミリ会のあるべき姿実現に向けて
実務層間の共創と、実務層と経営層の交流を生み出すことを目的とした「Sustainable Sense Collaboration」。
本プロジェクトは「秋季大会」での発表で終了いたしましたが、FUJITSUファミリ会のあるべき姿の実現に向けてさらに取り組むべきことがあると考えます。
それは「解きたい問題の設定」と「実務層と経営層の討議を循環」させて「具体化・事業検証フェーズ」に繋げることです。

FUJTISUファミリ会は「経営層同士の研究・討議」としてコミュニティ活動をスタートいたします。
多種多様な会員企業同士の議論により、お互いの理解が深まることで、業際を跨いだ共創クロスインダストリーによる社会課題解決の糸口を見出すことができるのではないでしょうか。
また、経営層の視点を持った問に実務層が真摯に取り組むことで、FUJITSUファミリ会全体の質向上に繋がることを目指します。
