豊かに生きる誌上セミナー HUMAN HUMAN


スマホだけで簡単! 動画活用のススメ
第2回:ビジネスからプライベートまで、スマホ動画の活用法

会報Family409号のHUMANHUMANでは、動画制作講師・コンサルタントとして活躍される金澤月子さんを講師に迎え、動画活用のメリットや、スマホ1台で可能な動画制作について解説いただきました。今回は、同記事で動画活用に興味を持たれた読者のために、スマホ動画の具体的な活用法や活用事例を紹介します。

第一回はこちら:スマホだけで簡単! 動画活用のススメ

Profile

民放テレビ局の番組制作ADとして視聴率No.1を競うバラエティ番組を数多く担当したあと、ドキュメンタリー番組のディレクター、プロデューサーを経て、映像制作講師として独立。テレビ番組制作現場で約20年にわたり培った知識と経験を活かし、幅広いユーザーを対象に、プロフィール動画や集客動画など、スマホ1台で可能な動画制作をサポート。埼玉県の子育て支援団体NPO法人ふうせんの副代表理事を務めるほか、手相鑑定のYouTubeで1.7万人の登録者を集めるなど、多方面で活躍中。

販促動画や集客動画でビジネス成長を実現

画期的な商品を発売する際に、その商品の魅力や機能、使い方などをどうやって伝えたら良いでしょう。以前ならカタログを作成して配布、あるいはホームページに掲載するといった手法が一般的でしたが、最近では動画による販促活動が増えています。
商品が画期的であればあるほど、その機能や性能、使い方は、写真(静止画像)とテキストによる説明だけでは伝わりづらいものです。その点、動画であれば実際に使用している様子を再現でき、使い勝手の良さや機能性、利便性、さらには遊び心なども的確に伝えることができます。
イベントなどの集客動画も同様です。どんなイベントで、誰が何を紹介するのか、その目的や魅力を余すことなく訴求することで、多くの動員が期待できます。
これら動画は、内容もさることながら、ともかく多くの人の目に触れることが重要です。自社のホームページに掲載するだけでは目に止まらない動画も、YouTubeなど動画SNSに投稿することで、広く社会に発信することが可能になります。


マニュアル動画やFAQ動画で業務効率化に貢献

「パソコンの操作方法を知りたいが、●●キーがどれのことかわからない」「購入した製品を組み立てようとマニュアルを読んだが、理解できない」、、、そんなとき、ネットで検索した動画を見れば即座に解決した、といった経験はありませんか。
製造者目線で作られた製品マニュアルは、専門用語が多かったり、表現がわかりづらかったりと、ユーザーからすれば難解なものです。やたらとボリュームがあって、知りたい情報にたどりつけないことも少なくありません。困った挙句にコールセンターに電話しても、なかなかつながらないといった不満を抱かせがちです。最近では、FAQサイトを用意している企業も増えているものの、文字による説明ではわかりづらい内容の場合、それだけでは解決できません。
そこでお勧めなのが、商品の使い方などを説明するマニュアル動画やFAQ動画です。自社のWebサイトや動画SNSに掲載しておけば、困ったユーザーが自分で検索し、短時間で自己解決できるので、問い合わせを減らせると同時に、顧客満足度を高めることができます。
同様に、新入社員教育用のマニュアルも動画にしておけば、先輩社員が仕事の手を止めて教える必要もなく、研修スタッフを養成したり、研修場所を用意したりといった手間も不要になります。


プロフィール動画で企業や経営者の知名度・好感度を向上

企業のホームページでは、取引先や営業先、株主・投資家、就職を控えた学生などに、その企業ならではの魅力を伝えようと、経営者のメッセージを掲載しています。
掲載されている文章をしっかり読み込めば、経営者の考えや哲学、経営方針などが伝わり、読者の共感獲得が期待できるでしょう。しかし、若者を中心に活字離れが進む現在、長文になりがちなメッセージを読んでもらえるかは未知数です。
その点、動画であれば、同じ情報量でも短時間で伝えることができ、しかも口調や表情、身振り手振りなども含めて、話し手の人柄・人間性までも伝えることができます。
経営者メッセージはもちろん、開発担当者や人事担当者からのメッセージ、あるいは社員の働く姿などを、動画を活用して伝えることで、ステークホルダーの共感を集めることができるでしょう。

趣味動画によるコミュニティで人脈を豊かに

働き方やキャリプランが多様化する現在、ビジネスパーソンにとって社外でのコミュニティ作りが重要なテーマとなっています。しかし、働き盛りの世代を中心に「仕事外での人脈が乏しい」という方も少なくないでしょう。そこでお勧めしたいのが、趣味動画によるコミュニティ作りです。
ゴルフや釣り、絵画、グルメ、旅行など、自身の趣味の成果を動画にして、動画SNSに投稿してみてください。すぐには反応がないかもしれませんが、続けていくうちに同好の士に気づいてもらえ、「いいね」やコメントなどの反応が得られることも。SNS慣れしている方であれば、こちらから同じ趣味の動画に反応したり、コミュニティサイトに加わったりしても良いでしょう。
今の仕事に役立つ人脈を広げるだけでなく、10年、20年先を見据えて新たなコミュニティを探すうえでも、趣味動画は有効です。趣味がないので見つけたいという人も、まずは色んな動画を見ることから始めてはいかがでしょうか。

★★★「スマホ動画コンテスト」の開催を予定しています。
詳細が確定次第、追加公開させていただきます!

デジタル冊子

405号冊子のデジタル版は以下からまとめてダウンロード可能です。
またバックナンバー(2000年10月発行 275号以降)の会報FamilyをWeb上でご覧いただけます。

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