UPS
落雷などによる、停電、瞬断、電圧変動など、サーバに影響を与える電源トラブルはいつ発生するかわかりません。こんなときUPSがあれば、サーバのデータ損失やハードディスクの破損を防ぐことができます。
UPS構築ガイド
サーバの消費電力と利用できるUPSの組み合わせ、UPSの選択基準や電源管理ソフトウェアなどのガイドです。
2012年3月発表以降のUPSは、次世代UPSと呼ばれ従来製品と取り扱いが大きく変わりますのでご注意ください。
次世代UPSの特長(従来UPSとの違い)
- バッテリー寿命が延長:2年 3年
- 標準保証期間が延長:1年 3年間
- UPS制御インターフェースにUSBが追加されました。
PowerChute Business Edition に添付の制御ケーブルは、Windows はUSBケーブル、Linux はシリアルケーブルを使用します。
- コンセントグループがあり、AC出力電源をグループ単位でON/OFFできます。
- 制御パネルの機能向上によりUPS管理性が向上します。
(UPSの設定、ステータス確認、ログ参照等)
- グリーンモードにより通常運用時のUPS消費電力が削減されます。
ガイド
- サーバ技術ご紹介
- 2012年3月発表以降のUPS(次世代UPS)
UPSラインナップ
※保持時間:UPSに接続する機器によって変動、詳細はバッテリー保持時間と消費電力の関係を参照ください。
UPS一覧
PRIMERGYに接続可能なUPSの一覧です。詳細ボタンをクリックすると製品情報の詳細をご覧になれます。
[更新日 2023年7月25日]
※適用機種や搭載についての詳細等はシステム構成図を参照してください。
品名 |
型名 |
価格(税別) |
概要 |
高機能無停電電源装置
(Smart-UPS C500J) |
PY-UPAT503
|
65,000円 |
瞬断/停電発生時にサーバ、周辺装置に電力を供給するための装置
- 定格電圧:100V
- 定格容量:500VA/360W
- コンセント: 4
- 形状:自立型
- 電源ケーブル:AC100V対応(プラグ:NEMA 5-15P準拠)/1.8m
- 接続インターフェース:USB/COM/LAN(ネットワークマネジメントカードの手配必須)
※別売りUPS管理ソフトウェア「PowerChute Business Edition v10.0以降、PowerChute Network Shutdown v4.3以降」を使用することでシャットダウン機能、スケジュール運転機リアルタイムモニタリング機能等が使用可能
※UPSに接続するサーバ本体、周辺機器の合計がUPSの定格容量以下(定格皮相電力[VA]かつ定格有効電力[W]以下)になるようUPSの手配が必要 |
高機能無停電電源装置
(Smart-UPS SMT 750J) |
PY-UPAT752
|
73,000円 |
瞬断/停電発生時にサーバ、周辺装置に電力を供給するための装置
- 定格電圧:100V
- 定格容量:750VA/500W
- コンセント: 6
- 形状:自立型
- 電源ケーブル:AC100V対応(プラグ:NEMA 5-15P準拠)/1.8m
- 接続インターフェース:USB/COM/LAN(ネットワークマネジメントカードの手配必須)
3年保証(3年間翌営業日以降訪問修理)付
※別売りUPS管理ソフトウェア「PowerChute Business Edition、PowerChute Network Shutdown」を使用することでシャットダウン機能、スケジュール運転機能、リアルタイムモニタリング機能等が使用可能
※UPSに接続するサーバ本体、周辺機器の合計がUPSの定格容量以下(定格皮相電力[VA]かつ定格有効電力[W]以下)になるようUPSの手配が必要 |
高機能無停電電源装置 (Smart-UPS SMT 1500J) |
PY-UPAT152
|
130,000円
|
瞬断 / 停電発生時にサーバ、周辺装置に電力を供給するための装置。
- 定格電圧:100V
- 定格容量:1500VA / 980W
- コンセント: 8
- 形状:自立型
- 電源ケーブル:AC100V対応(プラグ:NEMA 5-15P準拠)/1.8m
- 接続インターフェース:USB / COM / LAN(ネットワークマネジメントカードの手配必須)
3年保証(3年間翌営業日以降訪問修理)付
※別売りUPS管理ソフトウェア「PowerChute Business Edition、PowerChute Network Shutdown」を使用することでシャットダウン機能、スケジュール運転機能、リアルタイムモニタリング機能等が使用可能
※UPSに接続するサーバ本体、周辺機器の合計がUPSの定格容量以下(定格皮相電力[VA]かつ定格有効電力[W]以下)になるようUPSの手配が必要 |
高機能無停電電源装置 (Smart-UPS SMT 1200RMJ) |
PY-UPAR122
|
174,000円 |
瞬断 / 停電発生時にサーバ、周辺装置に電力を供給するための装置。
- 定格電圧:100V
- 定格容量:1200VA / 1000W
- コンセント: 4
- 形状:ラックマウント型(占有ユニット数:1U)
- ラックマウント用レール標準添付
- 電源ケーブル:AC100V対応(プラグ:NEMA 5-15P準拠)/2.4m
- 接続インターフェース:USB / COM / LAN(ネットワークマネジメントカードの手配必須)
3年保証(3年間翌営業日以降訪問修理)付
※別売りUPS管理ソフトウェア「PowerChute Business Edition、PowerChute Network Shutdown」を使用することでシャットダウン機能、スケジュール運転機能、リアルタイムモニタリング機能等が使用可能
※UPSに接続するサーバ本体、周辺機器の合計がUPSの定格容量以下(定格皮相電力[VA]かつ定格有効電力[W]以下)になるようUPSの手配が必要 |
高機能無停電電源装置 (Smart-UPS SMT 1500RMJ) |
PY-UPAR152
|
135,000円 |
瞬断 / 停電発生時にサーバ、周辺装置に電力を供給するための装置。
- 定格電圧:100V
- 定格容量:1500VA / 1200W
- コンセント: 6
- 形状:ラックマウント型(占有ユニット数:2U)
- ラックマウント用レール標準添付
- 電源ケーブル:AC100V対応(プラグ:NEMA 5-15P準拠)/2.4m
- 接続インターフェース:USB / COM / LAN(ネットワークマネジメントカードの手配必須)
3年保証(3年間翌営業日以降訪問修理)付
※別売りUPS管理ソフトウェア「PowerChute Business Edition、PowerChute Network Shutdown」を使用することでシャットダウン機能、スケジュール運転機能、リアルタイムモニタリング機能等が使用可能
※UPSに接続するサーバ本体、周辺機器の合計がUPSの定格容量以下(定格皮相電力[VA]かつ定格有効電力[W]以下)になるようUPSの手配が必要 |
高機能無停電電源装置 (Smart-UPS SMX 3000RMJ) |
PY-UPAC3K2
|
282,000円 |
瞬断 / 停電発生時にサーバ、周辺装置に電力を供給するための装置。
- 定格電圧:100V
- 定格容量:2400VA / 2400W
- コンセント: 7
- 形状:ラックマウント型(占有ユニット数:2U)/ 自立型
- ラックマウント用レール、自立用オプション標準添付
- 電源ケーブル:AC100V対応(プラグ:NEMA L5-30P準拠)/2.4m
- 接続インターフェース:USB / COM / LAN(ネットワークマネジメントカードの手配必須)
3年保証(3年間翌営業日以降訪問修理)付
- 別売り拡張バッテリー(PY-BBUE1)を使用することでバッテリ保持時間の拡張が可能
※別売りUPS管理ソフトウェア「PowerChute Business Edition、PowerChute Network Shutdown」を使用することでシャットダウン機能、スケジュール運転機能、リアルタイムモニタリング機能等が使用可能
※UPSに接続するサーバ本体、周辺機器の合計がUPSの定格容量以下(定格皮相電力[VA]かつ定格有効電力[W]以下)になるようUPSの手配が必要 |
ネットワークマネジメントカード |
PY-UPC02
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66,000円 |
- Smart-UPS用ネットワークマネジメントカード,ネットワークマネジメントカード設定用ケーブル添付
- 10 / 100 / 1000 Base-Tに対応
- Webブラウザを使用して遠隔監視、遠隔操作が可能
- 本カードを実装したSmart-UPSから電源供給を受けているサーバのOSをシャットダウンするためには、サーバにUPS管理ソフトウェアのインストールが必要
※Smart-UPS SMT 750J、SMT 1500J、SMT 1200RMJ、SMT 1500RMJ、SMX 3000RMJ、C500Jに搭載可能
[必須ハード]Smart-UPS SMT 750J、SMT 1500J、SMT 1200RMJ、SMT 1500RMJ、SMX 3000RMJ、C500J、ツイストペアケーブル |
Dual port シリアルインターフェース拡張カード |
PY-UPS02 |
17,000円 |
Smart-UPS用拡張カード
- Smart-UPSで最大3台のサーバを制御可能
- 本カードを実装したSmart-UPSから電源供給を受けているサーバのOSをシャットダウンするためには、サーバにUPS管理ソフトウェアのインストールが必要
[必須ハード]Smart-UPS SMT 750J、SMT 1500J、SMT 1200RMJ、SMT 1500RMJ、SMX 3000RMJ、C500J |
拡張バッテリー |
PY-BBUE1
|
189,000円 |
Smart-UPS SMX 3000RMJ用拡張バッテリモジュール
- Smart-UPS SMX 3000RMJのバッテリ保持時間の延長が可能
- 形状:ラックマウント型(占有ユニット数:2U)
[必須ハード]Smart-UPS SMX 3000RMJ
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Smart-UPS C500J用
フットスタンド |
PY-UPF01 |
1,600円 |
Smart-UPS C500Jの転倒防止用フットスタンド |
高機能無停電電源装置
(Smart-UPS RT 5000) |
PY-UPAC5K4
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662,000円 |
瞬断 / 停電発生時にサーバ、周辺装置に電力を供給するための装置
- 定格電圧:200V
- 定格容量:5200VA / 4600W
- コンセント: 2(NEMA L6-20R、200V)、2(NEMA L6-30R、200V)
- 形状:ラックマウント型(占有ユニット数:3U)/ 自立型
- ネットワークマネジメントカード標準搭載
- ラックマウント用レール、自立用オプション標準添付
- 電源ケーブル:AC200V対応(プラグ:NEMA L6-30P準拠)/ 2.9m
- WebブラウザあるいはNMS(Network Management System)を使用して遠隔監視、遠隔操作が可能
- 別売りUPS管理ソフトウェア「PowerChute Network Shutdown」を使用することでシャットダウン機能、スケジュール運転機能、リアルタイムモニタリング機能等が使用可能
- 別売り拡張バッテリ(PY-BBUE3)を使用することでバッテリー保持時間の拡張が可能
- 1台のUPSから最大2個のコンセントボックスへ接続可能
※UPSに接続するサーバ本体、周辺機器の合計がUPSの定格容量以下(定格皮相電力[VA]かつ定格有効電力[W]以下)になるようUPSの手配が必要 |
コンセントボックス(200V / NEMA L6-15R × 8 / 1U) |
PY-CTX03
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74,000円 |
AC200V 単相コンセントボックス
PRIMERGY~Smart-UPS RT 5000接続用
- コンセント:8(NEMA L6-15R、200V)
- ラック占有数:1U
- 供給容量:最大24A
※本製品はラック背面に搭載可能
※本製品は、上記組み合わせ以外の機器は接続不可
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コンセントボックス(200V / NEMA L6-20R × 4 / 1U) |
PY-CTX02
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95,000円 |
AC200V 単相コンセントボックス
PRIMERGY~Smart-UPS RT 10000接続用
- コンセント:4(NEMA L6-20R、200V)
- ラック占有数:1U
- 供給容量:最大64A
※本製品はラック背面に搭載可能
※本製品は、上記組み合わせ以外の機器は接続不可
※マネジメントブレードの設定で「Power Control Dynamic mode(WebUIでは電源のダイナミックモード)」をdisableに設定が必要
※本製品とSmart-UPS RT 10000との接続はハードワイヤ接続となるため、有資格者による工事が必要
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拡張バッテリ |
PY-BBUE3 |
200,000円 |
Smart-UPS RT 5000(PY-UPAC5K4)用拡張バッテリーモジュール
- Smart-UPS RT 5000(PY-UPAC5K4)のバッテリー保持時間の延長が可能
- 形状:ラックマウント型(占有ユニット数:3U)
[必須ハード]Smart-UPS RT 5000(PY-UPAC5K4) |
ステップダウントランスフォーマ |
PY-STA01 |
147,000円 |
Smart-UPS RT用出力変換装置(AC200V AC100V)
- 占用ユニット数: 2U
- 定格電圧: 100V
- 定格容量: 3500VA / 3500W
- コンセント: 12(NEMA 5-15R)
※Smart-UPS RT 5000への接続が必要
※UPSに接続するサーバ本体、周辺機器の合計がUPSの定格容量以下(定格皮相電力[VA]かつ定格有効電力[W]以下)になるようUPSの手配が必要
※タワー型のUPSとは接続不可
[必須ハード]Smart-UPS RT 5000
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(注)価格は希望小売価格です。
UPSのバッテリー交換に関する注意事項
UPSのバッテリーは、サーバ電源の投入・切断時間にかかわらず約2年もしくは3年を経過すると交換時期となります。
(交換時期については、ご使用のUPSの取扱説明書をご確認ください)
UPSのバッテリーは、事前から在庫できない消耗品であり、また廃棄に関してリサイクルの必要がある産業廃棄物のために、交換作業は当社保守員が行ないます。また、このような理由からUPSのバッテリー単体の販売は行なっておりません。なお、保守サービスのSupportDeskにはバッテリーの交換費用が含まれております。
UPSのバッテリー交換時期は、「寿命部品の交換通知(OS標準機能で交換通知を行なう方法)」を参照ください。
また、交換時期になりますとUPSのバッテリ交換LEDが点灯します。このような事象が発生しましたら、下記にご連絡をお願いします。
- SupportDesk契約済のお客様:事前にお知らせしております連絡先の保守員にご連絡ください。
- SupportDesk未契約または連絡先が不明のお客様
富士通ハードウェア修理相談センター、Tel: 0120-422-297
受付時間: 月曜日から金曜日 9時から17時(土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)
<注意>
バッテリーが寿命を過ぎるとUPSとして機能しません。更に使い続けると、バッテリー内部の化学変化により膨張し、異臭の発生や発煙などの原因になる場合があります。
お知らせ
シュナイダーエレクトリック社より公開された無停電電源装置(UPS)の複数の脆弱性(TLStorm: CVE-2022-0715, CVE-2022-22805, CVE-2022-22806)に関して、PRIMERGYのオプションのUPS(以降、当社UPS)は、影響を受けません。(※)
(※)PRIMERGYのオプションとして過去に販売したUPS及び現在販売中のUPSの全て影響を受けません。
高機能無停電電源装置(Symmetra RMシリーズ、Smart-UPSシリーズ)
脆弱性の詳細
- 脆弱性:CVE-2022-22805、CVE-2022-22806
脆弱性に影響がある機能は、SmartConnectポートを利用したAPCクラウドであり、当社UPSはSmartConnectポートを実装していないため、インターネット経由での影響はありません。
- 脆弱性:CVE-2022-0715
物理的なローカルアクセス(「ネットワークマネージメントカード接続によるローカルネットワーク経由での不正アクセス」、「USB/シリアル接続による物理的不正アクセス」)が前提であるため、本内容に対する確認および見直し事項は以下の通りです。
- デフォルトパスワードの変更や複雑化
- ローカルプライベートネットワークのセキュリティについて確認と見直し
- ラックに鍵をかける、容易に製品を操作、アクセスできない部屋で管理するなど
- シュナイダーエレクトリック社 公開情報
- 「APC UPS 日本モデルのTLStorm脆弱性の影響について」
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