オフィスで働くあなたのための おさらいビジネスマナー


電話応対

マナー先生
電話でのあなたの応対が会社のイメージそのものに。
今回は、顔が見えないだけに難しい電話応対についてのおさらいです
自信を持って応対できるようしっかりチェックしましょう!


電話応対の重要性

相手と面と向かって話をするときと違い、電話応対では表情や態度が相手に伝わりません。
その分、普段以上に気を使って応対をする必要があります。

相手は電話を受けた人のイメージを会社全体のイメージと受け取ります。

声の調子や話し方などに気を配り、明るく親切な応対を心がけるだけで
会社の良いイメージ作りにもつながるのです。



電話応対の基本

上手な電話応対のポイント上手な電話応対のポイント


明るい声で

どんな相手に対しても、常にはきはきと明るく応対します。
いつもより明るいトーンを心がけます。
あなたの印象が会社の印象になると意識しましょう。


ゆっくりと

普段早口の人も、電話では特に気をつけてゆっくりと話をします。
聞き間違いの原因にもなりますし、落ち着きのない印象を与えてしまいがちです。
話の区切りで一呼吸おくのもよいでしょう。


適度な声量で

ぼそぼそと小さな声では伝わりませんが、大きすぎるのも周りの人の業務の
妨げになります。
はきはきとゆっくり話すよう心がければ適度な声量でも伝わります。



姿勢よく

電話中の姿勢や態度は相手にも声の調子として伝わっていきます。
真摯な態度で自信を持って応対するように心がけましょう。
電話中はなるべく電話に集中し、相手の用件を短時間で解決するよう努力します。


メモと復唱

電話を始めたらこまめにメモをとりましょう。
電話を切った途端に、重要な事項を度忘れしてしまうこともあります。
大切な用件や約束の日時などは、面倒でも繰り返し確認するようにしましょう。


電話まわりのレイアウト


レイアウト図
電話まわりのレイアウト電話まわりのレイアウト
電話まわりのレイアウト電話まわりのレイアウト


スムーズな電話応対の準備として、電話まわりの整頓からはじめましょう。
お客様の急ぎの電話にもスマートに応対し、常にスムーズに応対ができるよう
合理性を考えたレイアウトにしておきます。


電話のかけ方

電話のかけ方


電話のかけ方電話のかけ方


電話は、相手の仕事を中断させ、相手を拘束するものです。
相手の都合を考え、なるべく短時間に、できるだけ効率よく用件を伝えるよう心がけます。


1)まずは相手が社名を述べるのを聞き、電話先が正しいことを確認します。

2)必ず自分から、社名と氏名を名乗ります。
「お早うございます、富士株式会社の田中と申します。いつもお世話になっております」
「恐れ入りますが、営業部の鈴木様をお願いしたいのですが」

3)相手が出たら都合を確認します。
「お忙しいところ失礼します。少々お時間よろしいでしょうか?」
「よろしければ後ほどおかけ直しいたしますが、何時頃がよろしいでしょうか」

4)相手が不在の場合は、基本的には掛けたほうが再度電話をします。
「何時ごろお戻りのご予定でしょうか」「4時ごろこちらからまたお電話いたします」

相手が何時に戻るか判らない場合には、相手から掛けてもらいます。
「お戻りになりましたら、田中までお電話をいただきたいのですが」

また、簡単な用件であれば伝言をお願いします。
「伝言をお願いしたいのですが。」「恐れ入りますが、お名前をお聞かせ願えますか」

5)用件は的確にポイントを押えて伝えます。

「お目にかかりたいのですが、ご都合はいかがでしょうか」
「申し訳ありませんが、時間の変更をお願いしたいのですが」
「先日の件で折り入ってご相談があるのですが」

6)切る前に、時間を割いてくれた相手に対する感謝の意を伝えます。
「お忙しいところありがとうございました。」



マナー先生今回のおさらいは以上です。
電話応対のポイントはマスターできましたか?
次回は、「電話の受け方」のおさらいです。
お楽しみに!



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文責:富士通オフィス機器株式会社
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