オフィスで働くあなたのための おさらいビジネスマナー


聞き方

マナー先生
こんにちは。
今回もことば遣いに関するおさらい第二弾です!
前回の話し方に続き、今回は『聞き方』をチェックしましょう!


聞き上手のメリット

会話においては、自分がうまく話すことだけでは良いコミュニケーションとはいえません。
相手にいかに話してもらうかというのも重要です。
それには、聞き上手になることが大切です。

人の話を聞くときには、次の2つを意識するようにします。
一つはその人の表現上の癖を見抜くこと、
もう一つは、相手の話を真剣に聞いていますという態度をとり、
相手に気持ちよく話をしてもらう雰囲気を作ることです。


聞き上手のポイント

話を聞くということは相手の存在価値を認めているというサインになります。
人は、話を聞いてもらうことで安心し、自信がみなぎってくるものです。

きちんと話を聞いてくれる人に対しては自然と好意を抱きますし、適切な反応を返せば
さらに信頼感をいだくようになります。
そのような印象を与えるためには、ただ聞いていればいいのではなく、
テクニックも必要となります。

では、ポイントを見てみましょう。

聞き上手のポイント聞き上手のポイント

以下でそれぞれを詳しく見ていきます。

素直な気持ちで


「この人はこういうタイプなんだ」と早い段階で相手の印象などから決め付けてしまうと、素直に話に耳を傾けられなくなります。
先入観を捨て、話のポイントを素直に聞こうとすることが大切です。


最後までじっくり聞くマナー先生


相手には、リラックスしてできるだけ自由に話をしてもらえるよう配慮をします。
そのため、話の本筋でなかったりどうでもいいような話題でも、話を腰を折らずにじっくりと聞くようにしましょう。
話が途切れて相手が本当に言いたい事を言わずに終わってしまうかもしれません。
また、余談の中から重要な情報を引き出せる可能性もあります。


上下関係に配慮しつつ


話し手より聞き手の立場や年齢が上である場合、目下の者はどうしても言いたい事が言えなくなりがちです。

しかし、ビジネスでのコミュニケーションでは、相手としっかりと意思の疎通を図ることが大切ですから、遠慮せずに自信を持って話すようにしましょう。
また、聞き手も、上下関係を感じさせないよう気を配りましょう。

また、目上の人がくだけた接し方をしてきたからといって、話し手がそれに甘えて敬語を忘れたりするのは困りものです。
敬意を払う事はお互いに忘れないようにしましょう。



聞いていることを態度で示す


話を聞くときには、「きちんと聞いています」ということを示すことが大切であることをおさらいしてきました。
では、具体的にはどうすればいいのでしょうか?

態度で示す方法態度で示す方法

このように、常に相手に注意を払っている事を、態度や声に出して示す事で、相手をさらに安心させることができるのです。


態度で示す事は相手の言う事の確認にもなりますから、思い違いを防ぎ、より確実な意思の疎通を図る事ができます。


あいづちの打ち方は下の表でも確認しておきましょう!

あいづちの打ち方
種類
あいづち
肯定・同感 はい・ええ(目上には使わないように)・その通りですね
よかったですね・そうですよね・やっぱり・なるほど
私もそう思います・もっともです・なるほど(目上には使わない)
否定・反対 いいえ・とんでもないです・いいえ、違います
そんなことは
驚き・疑問 本当ですか・そうなんですか・誰がですか・どのようにですか
それでどうなったのですか・いつからですか
盛り上げる それから?・それで・おもしろいですね・教えてください


メモを取る

例えばお客様との会話をイメージしてみましょう。
改まった打合せの席などではもちろん重要な決定事項なども会話に含まれます。
意外と雑談の中でも追加事項や次の仕事の依頼、懸案事項などの相談をされることもあります。

このような場では、ややもすれば依頼事項を忘れてしまいがち。
そうした不注意を予防するためにも、メモを取る事は非常に重要です。

また、メモを取ることで、相手に対し、「あなたの話は一言も聞き漏らしません」という態度を示すこともできます。
ちょっとしたことでもメモを取り、さらなる強い信頼関係を築いていきましょう!



マナー先生今回のおさらいは以上です。
話し方と聞き方のポイントはマスターできましたか?
次回は、「電話応対」のマナーのおさらいです。
お楽しみに!



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