2022年度 論文詳細

プロジェクトでの失敗から学んだこと~先人の知恵を引き出すフレームとコミュニケーション~

関東支部ENEOSシステムズ株式会社

私は販売物流システムグループに所属しており、販売物流に係る基幹システムの開発・運用・保守を担当している。 初めて担当したEDIの改修プロジェクトで、本番稼働後の稼働確認にて改修漏れが発覚した。 問題点は「プロジェクトを管理するうえで未知の観点が存在したこと」「適切なコミュニケーションが図れていなかったこと」であった。 解決に向け、プロジェクトマネジメント標準資料の活用、コミュニケーションの見直しを実施した結果、次の担当プロジェクトでは作業漏れ、遅延もなく終結まで完遂することができた。 本件を通じて、知識・経験ともに乏しい若手社員がプロジェクトを推進していくため、積極的なコミュニケーションと並行し既存のフレームワークを模倣することは効果的であることが分かった。 本稿では、プロジェクトの抜け漏れを防止するために取り組んだ内容および効果と、今回の取り組みをとおして学んだことについて論ずる。

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