2021年度 論文詳細

出荷基地システムのENEOSグループセキュリティ規程適合プロジェクトを通じて学んだこと

関東支部ENEOSシステムズ株式会社

筆者の所属している部署はENEOS㈱本社等で使用されている販売物流システムの開発・保守を担当している。 筆者は出荷基地で出荷伝票発行に利用する基地システムのサーバに対するセキュリティ強化プロジェクトを推進し、セキュリティレベルをENEOS グループのセキュリテ ィ規程に適合するレベルに引き上げることに成功した。プロジェクトの中でサーバのOS に対する定期的なパッチ適用について、スケジュー ル通り遂行するために、出荷量が少ない時間帯を洗い出した上での出荷基地との調整、及び万が一失敗した際の確実かつ迅速なリカバリ手順の確立を事前に実施した。 成功要因はENEOS(株)本社の出荷基地所管部署、出荷基地の担当者と作業予定やリスク、全体進捗について密に共有し、万が一の場合にも対応できる体制を敷くことが 出来たことにある。本プロジェクトを通じて、それぞれ異なる相手の状況の理解に努めることの重要性を学ぶことができた。

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