コロナ禍でのBPO支援システムのクラウド化
～特別定額給付金で初めて導入されたオンライン申請への対応～

中国支部株式会社両備システムズ

筆者は2014年に実施された臨時福祉給付金制度でシステム開発を担当した。以降、政府・自治体主導の給付金やプレミアム付商品券のシステム開発から運用サポートを担当している。
2020年は新型コロナウィルス感染症が世界中で流行し、申請方法もオフラインからオンライン化が進んだ。オンラインに対応するシステムをアジャイルな開発手法・プロジェクト管理、密にならないBPOを実現するため、開発ツールの見直しを行い、多拠点によるBPO運用ができる仕組みを構築した。
また、今回初めて全国で利用できるWebサービスが政府より自治体に提供された。そのサービスとのデータ連携を行い、自治体の作業負荷を下げることに成功している。
今後はソーシャルディスタンスを念頭に置いたBPO運営と、全国統一規格に迅速に対応したシステム作りが重要になる。