多くの人を巻き込んで課題解決 ～工場棟間を結ぶ光ケーブル老朽化対応～

関東支部オリンパス株式会社

筆者は国内グループ会社全体のネットワーク構築・運用・保守を担当しており、長野工場の棟間を結ぶ光ケーブル老朽化対応を実施した。ある棟で通信速度の低下や一時的な通信断が発生し、早急な対応が求められていた。しかし、対象の棟は公道や線路を跨いで立地しており、従来通りに光ケーブルの敷設をしたのでは、自治体の手続きで工事が長期化するなどいくつかの懸念点が想定された。そこで筆者はNTT回線利用の解決方法を提案し、自部署・工場IT担当者・工場建物管理者・ITベンダーなど多くの人を巻き込んで、早期に安定した通信を実現した。
苦労した点は、自部署管轄外の作業を誰にお願いすればよいのか分からなかったこと、技術的知見が無いためITベンダーとの内容整合の判断や弊社内への説明・質問回答が、適切にできなかったことである。本件を通じて、様々な関係者との信頼の構築と、幅広いITに関する技術的な知識の向上の重要性を学んだ。