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FUJITSUファミリ会 秋季大会

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開会

会場風景 会場風景
会場風景 会場風景

11月21日(水曜日)、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターにおいて開催された2012年度の秋季大会は、野口常任理事の司会のもと、横塚会長からの挨拶で開幕。

会場風景


受付風景 沖縄本土復帰40年の年に開催された大会のメインテーマは、沖縄の文化や歴史を存分に味わっていただくこと。それともに沖縄米軍基地キャンプや普天間飛行場などが身近な沖縄の皆様のご苦労、あるいは緊張感や危機感といったものを感じ、グローバルな競争において劣勢に立たされている日本企業の復活に向けて、大会に参加されている皆様と一緒に取り組みたいとお話しされました。
そして、沖縄県副知事の与世田兼稔氏より来賓のご挨拶を頂戴した後、富士通の山本社長が、「ICTを駆使して豊かな未来を構築するグローバル企業として世界に貢献していきたい」と挨拶されました。さらに、グローバル化に必要なものは、コミュニケーションの力。古くから海外との交流を重ねてきた沖縄は、まさに日本のグローバル化の先駆けでもある。その姿に多くを学び、ともに発展していきたいと述べられました。

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特別講演 「琉球歴史の謎とロマン」

歴史劇作家、プロデューサー 亀島 靖 氏

歴史劇作家、プロデューサー
亀島 靖 氏

沖縄は有史以前より、日本の歴史の始まりと同時に、本土と深く関わり、強い結びつきを持ってきた。また「太平洋の要石」としての存在と豊富な天然資源から、外国との交易において重要な役割を担ってきた。「ウチナー」「琉球」、そして「沖縄」の名前の由来とは。琉球の人々の祖先はどこからやってきたのか。黒潮など豊かな自然のエネルギーを利用した地球規模のダイナミックな人々や物の移動など、ロマンあふれる琉球の歴史を多岐にわたって、最新の調査を含む豊富な具体例とともに興味深く解説していただいた。

会報Family 350号 2013年1月1日掲載予定

亀島 靖 氏 プロフィール
昭和18年沖縄県那覇市生まれ。昭和37年沖縄県立那覇高等学校卒業、昭和41年早稲田大学第一商学部卒業。文化放送、ラジオ沖縄に勤務後、沖縄県商工労働部県民会館建設室企画課長、財団法人沖縄コンベンションセンター 事業課長、財団法人沖縄観光コンベンションビューロー コンベンション室長、副館長を歴任。
現在は、NPO沖縄県観光人材育成協会 理事長、てだこ市民大学 文化振興・教養学部 学部長の要職にある。その他、沖縄県デジタルアーカイブス事業「琉球王国」制作(平成14年)や、琉球放送「おもため歴史ゼミナール」に出演中など、幅広く活躍中。
著書として『琉球歴史の謎とロマン』(株式会社沖縄教販)、『琉球むらものがたり』(沖縄県観光事業協同組合)、『新・琉球歴史年表』(沖縄ネットワーク)など多数。

[参加者の声]
お話の中で「港川人」という言葉がとても印象に残りました。アフリカで誕生した人類が、沖縄を通って縄文人(日本人)になった、いわば「ウチナンチュ」が「日本人」のルーツだと聞いて、改めて沖縄に親近感が湧きました。興味深いお話がたくさんあり、今回の人類の誕生から今日までの長期にわたるお話を概要として、今後何回かに分けて詳細のお話もお聴きしたいと思いました。(K.T.)

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記念講演 「ゴルフに必要な人間力」

有限会社大北ゴルフ練習場 ティーチングプロ 宮里 優 氏

有限会社大北ゴルフ練習場 ティーチングプロ
宮里 優 氏

「プロゴルファーにとって最終的に必要なのは、他人に対する思いやりや知性、広い教養といった『人間力』である。そのレベルが高い選手が強くなる」と語る宮里氏。
さまざまな経験と大変な努力を重ねてきたご自身の実体験から得た信念は、「夢」と「誇り」を持って「努力」することが生きる力になるということ。独自のゴルフ理論を開発し、聖志氏、優作氏、藍氏の3兄妹を、それぞれの個性を引き出しながら一流のプロゴルファーに育てあげた経験と、ゴルフを通した人間形成の極意について熱く語っていただいた。

会報Family 351号 2011年2月20日掲載予定

有限会社大北ゴルフ練習場 ティーチングプロ 宮里 優 氏宮里 優 氏 プロフィール
昭和21年5月生まれ、沖縄県東村出身。昭和40年3月辺土名高等学校卒業、昭和45年11月立法院議員秘書、昭和47年8月沖縄県労働商工部勤務、昭和54年5月東村教育委員会勤務、平成3年1月東村教育委員会退職。
平成6年1月日本ティーチングプロゴルフ協会員、平成11年4月名桜大学非常勤講師、平成14年4月ゴルフダイジェストより「ベスト オブザ イヤー」受賞、平成17年6月「ベストファーザーイエローリボン賞」受賞、平成19年10月 国立大学法人琉球大学非常勤講師。
著書として『宮里流 ゴルフ子育て法 学校一番、ゴルフ二番』(日本経済新聞出版社)、『沖縄発ゴルフ世界流』(ゴルフダイジェスト社)、『「静筋」ゴルフ革命』(ゴルフダイジェスト社)など多数。

[参加者の声]
人を育てるには、夢を持たせることが重要だと再認識しました。自社の人材育成においても、夢を持ってもらえる環境づくりに注力していきたいと思います。また、講演の中でゴルフのスイングレッスンをしていただき、宮里氏のゴルフへの情熱とともに人に対しての優しさを感じました。レッスンの効果なのか、翌日のゴルフでは強風の中いつもと変わらないスコアで回れました。(K.Y.) 。

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セッション

セッション1 「全員が主役の感動創造企業」

株式会社沖縄教育出版 代表取締役会長 川畑 保夫 氏

株式会社沖縄教育出版 代表取締役会長
川畑 保夫 氏

「全員主役の感動創造企業」の社憲のもと、お互いに認め合い、励まし合いながらみんなが育ち合う「人間尊重の経営」に挑戦している㈱沖縄教育出版。創業者である川畑保夫会長は、「うちの会社で月曜日の朝に出社するのが嫌だな、と感じている社員は皆無でしょう」と豪語する。「日本一長くて楽しい朝礼」や、128文字の「毎日一人一情報」を全社員から収集することで毎日発行している「まるで家族のような心の絆」新聞によって、全員参画型の経営がうまくかみ合っているからなのだろう。
健常者も障がい者も一体となって生き生き働いている同社の取り組みを通して、働くことの意味、働きがいのある楽しい職場環境づくりについて語っていただいた。

[参加者の声]
川畑氏のお話の中で、「働く意味」という言葉が特に印象に残りました。会社として、金銭的なことだけでなく、遣り甲斐や生き甲斐を仕事に求められるように努力されているのだと思います。それぞれの会社に文化があるので、新聞作成や朝礼を自社でそのまま実践するのは難しいですが、社員の誰もが楽しみにしているという「日本一長い朝礼」には、心惹かれるものを感じました。(H.K.)


セッション2 「事業戦略や高度なシステム要件と連携した企画プロセスの進め方」-その企画の意図伝わりますか? SEが企画を通すための極意-」

株式会社菱化システム 医療システム2部 主任 池田 信威 氏 

株式会社菱化システム 医療システム2部 主任
池田 信威 氏

企業戦略や経営上の課題をICTで解決するために、システム部門はさまざまな企画を立案しているが、経営者層や事業部門の承認を得るのは難しい。そこで、「ステークホルダーの賛同を得てプロジェクトオーナーから企画の承認を得るために、システム部門は何をすべきか」という課題を設定。ナレッジマネジメントの基礎理論として知られる「SECI(セキ)モデル」をシステム部門に当てはめ、企画書を作成し、その承認を得るためのレビューを実施する中でノウハウを収集した。その結果、ステークホルダーやプロジェクトオーナーの考え方、興味、こだわりを捉えた上で、その特徴を踏まえた企画内容と熱意の伝わる説明が、企画の賛同と承認につながることを認識した。

LS研 当研究ページへ

[参加者の声]
システム開発部門の一員として、企画・提案の重要性が高まっていると感じています。研究発表の中で、企画を通すためには、まず相手を知り、その上で「伝える」ものを作りあげていかなければならないといったお話は、自身の業務において特に参考になりました。分科会は、質の高い研究や自社へのフィードバックの効果が期待できるので、ぜひメンバーとして参加したいと思います。(Y.O.)

セッション3 「スマートフォン/タブレットの最新動向と富士通の取り組みについて」

富士通株式会社 ユビキタスビジネス戦略本部本部長代理 松村 孝宏 氏

富士通株式会社 ユビキタスビジネス戦略本部本部長代理
松村 孝宏 氏

スマートフォンは、従来のパソコンを凌駕する性能に加え、強力な通信機能を持つことで、さまざまなネットサービスとの親和性が高い。一方タブレットは、ロンドンオリンピックで話題になった「IDバレー」に代表されるように、リアルタイムなデータ活用で、現場業務に情報革命を起こしている。業務の効率化を図るなどビジネスに欠かせないインフラに成長したスマートフォンやタブレットの最新動向を、事例や最新データを交えてご紹介。さらに、専用LSI化することで実現した新ヒューマンセントリックエンジンなど、富士通が徹底的に追求する使いやすさへの取り組みや、ヒューマンセントリックエンジンがもたらす未来の姿を熱く語った。

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懇親会

懇親会会場 懇親会会場懇親会会場
懇親会会場

[参加者の声]
亀島氏の講演や懇親会のアトラクションなどから、琉球文化の素晴らしさを目や肌で感じるとともに、いたる所で沖縄の方々の優しさや親切心に触れられた秋季大会でした。その一方、上空を飛んでいる米軍のヘリコプターや米軍基地という言葉から、沖縄県民の皆様が抱えているジレンマや苦しみなど、本土復帰40周年を迎えた沖縄の現実に改めて気づかされました。(Y.S.)

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オプション行事

秋季大会2日目は、ファミリ会ならでは魅力あふれるコースに分かれ、秋の沖縄を楽しみました。

視察Aコース 映画テンペストの舞台となったスポットめぐり

首里城公園

識名園

斎場御嶽(世界遺産)

2012年1月に公開された映画「テンペスト」にゆかりのある地を巡るAコース。テンペストに詳しいガイドさんに案内され、「龍のすむ城」首里城など映画にも度々登場した首里城公園、王が王宮ではできない極秘の話をする際に訪れる識名園、琉球王国最大の聖地「斎場御獄」を訪れ、遠い琉球王国に思いをはせました。

視察Bコース 世界遺産“首里城”&“美ら海水族館”

首里城公園

オリオンビール工場

美ら海水族館

沖縄本島の有名スポットを訪れるBコース。琉球王国の「王宮」でもあり「王府」でもあった首里城を復元した首里城公園を訪れた後は、オリオンビール工場へ。おいしいビールができるまでの工程を見学し、試飲を楽しんでから訪れた沖縄美ら海水族館では、ナンヨウマンタの美しく壮大な姿に感嘆しました。

視察Cコース 沖縄科学技術大学院大学&金武鍾乳洞古酒蔵

沖縄科学技術大学院大学

金武鍾乳洞

金武鍾乳洞

沖縄科学技術大学院大学のキャンパスツアーから始まったCコース。大学院大学という堅いイメージとは違い、オープンな雰囲気が感じられる研究室や国際色豊かな学内を見学しました。続いて金武鍾乳洞の古酒蔵へ。地下30メートルにある鍾乳洞に、熟成を待っている泡盛(古酒)が並んでいる様子は圧巻でした。そして、沖縄在来の柑橘「カーブチー」狩りでバラエティにとんだ1日を締めくくりました。

視察Dコース 伊江島

湧出(わじ)展望台

湧出(わじ)展望台

城山(ぐすくやま)

沖縄本島からフェリーで伊江島に向かったDコース。島のどこからでも望め、島のシンボルでもある城山(ぐすくやま)。一段一段高さのある階段を慎重に上り頂上に着くと、伊江島の街並みや、海の向こうに本島の様子がうかがえました。その後、断崖絶壁の風光明媚な湧出(わじ)展望台、1000種類のハイビスカスが咲き乱れるハイビスカス園、戦争中は住民の防空壕としても利用されていたニャティヤ洞など、駆け足で島を一周し、心地よい疲れとともに沖縄からの帰路につきました。

視察Eコース “宮古島”と神秘の“伊良部島” 満喫の2日間コース

池間大橋

佐和田の浜

雪塩工場

宮古島と伊良部島を1日ずつめぐる贅沢な1泊2日のEコース。ガイドさんの説明によれば、宮古島は珊瑚が隆起してできた島で、高い山がなく、赤土がなく海へ流出がないために、海の透明度も高いそうです。また石灰質なのでハブも生息していなく、草むらも安全ということでした。 中世から明治時代まで人頭税の課税に苦しんだ中で、宮古上布という上質な反物が発達した地で、その技術を継承している資料館を見学して、歴史と文化を垣間見た感じです。 海中公園では、海中に設置したコンテナで階段を降りると、窓にさまざまな(おいしそうな?)魚が寄ってくるのが見え、海の自然の豊富さを体感しました。写真は、その後訪れた雪塩工場横の店で、生搾りさとうきびジュースを搾っているところです。一杯100円で、ミネラルたっぷりの甘いジュースでした。夜は、ホテル横の特設会場で、ライブ演奏があり、参加者みんなで踊ったりしました。 翌日の下地島空港は、飛行機の離発着訓練で有名ですが、ちょうど着いた時間は、ボンバルディアらしいプロペラ機が訓練中。小さな飛行機なので、滑走路のずっと向こうでのタッチアンドゴーになり、ちょっと残念。公園の遊歩道では、いきなり雨に降られたりしましたが、宮古島の魅力を感じた2日間でした。

ゴルフコース 利府ゴルフ倶楽部



女子プロゴルフツアー「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」の開催会場としても知られる沖縄県屈指の名門コースで行われた今年の大会。雨模様だった空もプレー開始の時間にはやみ、11月だというのに暑いぐらいの天候でした。記念講演での宮里氏のゴルフレッスンを思い出し、1打でも少なくと真剣なプレーヤーも多かったことと思います。西・東・南の3コース、計27ホールを持つ琉球ゴルフ倶楽部。今度沖縄を訪れるときには別のコースにも挑戦しようとの決意のもと、倶楽部を後にしました。

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