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本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

 

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Windows Server 2008 R2の一般的な留意事項

本ページでは「Windows Server 2008 R2」を導入時の留意事項で、本体や周辺機器に依存していない当社で確認した留意事項(OSの基本的な留意事項)についてご紹介します。

現象 対策

システムをシャットダウンすると、システム イベント ログ (SEL) に下記の正しくないShutdown reasonが記録されることがあります。

Reason Code: 0x500ff
Shutdown Type: power off
Event 0x000500FF (System Failure) is written to the SEL (System Event Log) even if a different shutdown reason was provided by the user who initiated the shutdown.

Microsoft社の情報を参照し、対策を検討してください。
詳細は「Microsoft 技術情報(文書番号: 2001061)」を参照してください。

BitLocker機能をご使用の場合、留意事項があります。

BitLockerは、TPMと連携してHDDデータの暗号化をしており、システムボードの交換やHDD追加、RAID変更などで回復処理が必要となります。

注釈 セキュリティチップTPMは、TCG (Trusted Computing Group) 準拠

  1. PDF BitLocker™ Drive Encryption使用上の注意事項
    (Windows Server 2008 R2)
    (1.09MB)
    [2015年5月12日]
  2. PDF BitLocker機能の未サポート製品一覧
    (Windows Server 2008 R2)
    (50KB)
    [2010年5月31日]

リモートストレージ機能を使用する場合、コンソール用PCでStopエラーによるブルースクリーン表示になることがあります。

コンソール用PCが以下の条件下で発生します。

  • リモートストレージ機能を使用しているコンソール用PCが次のWindows OS
    • Windows XP
    • Windows VISTA
    • Windows 7
    • Windows Server 2003
    • Windows Server 2003 R2
    • Windows Server 2008
    • Windows Server 2008 R2
  • 2つのUSBデバイスがリモートストレージとして使用される。

USBデバイス使用が1つの場合は発生しません。
例:1つがUSBデバイス、他の1つがisoイメージの場合。

コンソール用PCがWindows Vista / Windows Server 2008の場合は、KB974711を適用することで、本現象は回避されます。詳細は「Microsoft 技術情報(文書番号: 974711)」を参照してください。

コンソール用PCがWindows XP / Windows 7 / Windows Server 2003 / Windows Server 2003 R2 / Windows Server 2008 R2の場合は、USBデバイスは1つのみ使用してください。
Windows 7 / Windows Server 2008 R2の場合は、「Microsoft 技術情報(文書番号: 2121148)」も参照してください。

WindowsのiSCSIソフトウェアイニシエータを使用して接続したLUNに、メモリダンプファイルを保存することはできません。

メモリダンプファイルの保存先は、SASディスクアレイユニット、SATAディスクアレイユニットまたはファイバチャネル接続のLUNに設定してください。
詳細は「Microsoft 技術情報(文書番号: 974922)」を参照してください。

2TB以上のパーティションにページングファイルを設定するさい、「指定した最大ページング ファイル サイズに対して、ドライブ X: のディスク領域が小さすぎます。もっと小さい値を入力してください。」と警告が表示されます。

Microsoft 技術情報(文書番号: 973423)」を参照し、回避策を実施してください。

リモートのコンピュータからサーバーマネージャやマイクロソフト管理コンソール(MMC)を利用してデバイスマネージャを表示したさい、Emulex Plusのアイコンに「?」が表示されます。

ローカルのコンソールからデバイスマネージャを表示しEmulex Plusが正しく認識されていることを確認してください。
確認できた場合はシステムの動作上、問題はありません。

Windows Server 2008 R2をインストール後、Windowsのイベントログに以下のエラーが記録される場合があります。

  • ログの名前: Application
  • ソース: Microsoft-Windows-WMI
  • イベントID: 10
  • 説明

    クエリ "SELECT * FROM __InstanceModificationEvent WITHIN 60 WHERE TargetInstance ISA "Win32_Processor" AND TargetInstance.LoadPercentage > 99" のイベントフィルターを名前空間 "//./root/CIMV2" 内で再度使用できませんでした。原因はエラー 0x80041003 です。問題が解決されなければ、このフィルターではイベント表示できません。

このイベント ログが記録されたことによるシステム上の弊害はありません。
また、本イベントを停止するスクリプトも公開されています。
詳細は「Microsoft 技術情報(文書番号: 950375)」を参照してください。

32コア以上のCPUが搭載されているサーバで、Windowsのイベントログに以下のエラーが記録される場合があります。

  • ログの名前: Application
  • ソース: Microsoft-Windows-PerfNet
  • イベントID: 2006
  • 説明

    サーバー サービスからサーバー キュー パフォーマンス データを読み取れません。データ セクションの最初の 4 バイト(DWORD)には状態コードが含まれ、2 番目の 4 バイトには IOSB.Status が含まれ、3 番目の 4 バイトには IOSB.Information が含まれています。

この現象は、パフォーマンスオブジェクト「Server Work Queue」のカウンタにクエリを発行する32bitアプリケーションが動作する場合に発生します。 このイベントログが記録されたことによるシステム上の弊害はありません。
詳細は「Microsoft 技術情報(文書番号: 2279566)」を参照してください。

1TB以上の物理メモリを搭載すると、Windows Server 2008 R2は起動しないことがあります。

物理メモリを1TB以上搭載する場合、Windows Server 2008 R2 SP1を適用してください。SP1を適用できない場合、KB980598を適用してください。
詳細は「Microsoft 技術情報(文書番号: 980598)」を参照してください。

ドライブ文字に空きがない状態ではシステム起動時において、ボリュームマウントの遅延や、ドライブ文字の割り当てが変更されるなど、想定外の動作を引き起こすことがあります。

ドライブ文字(C: から Z:)を使い切らないでください。

2TBを超える容量のディスクにページングファイルの設定が行われた環境において、メモリダンプファイルの採取を行うと、ページングファイル出力先のディスク上のパーティションが破壊されます。

メモリダンプファイル採取に使用するドライバ(Diskdump.sys)の不具合により、ディスクの先頭からのオフセットが2TBを超える領域に、ページングファイルの書き込みが行われるさい、正しく書き込み先のオフセットを計算できず、誤った領域にページングファイルの書き込みが行われるため発生します。
本現象を回避するにはSP1を適用する、またはKB2249857を適用して下さい。
詳細は「Microsoft 技術情報(文書番号: 2249857)」を参照してください。

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