厳しい環境下での利用に耐えうる堅牢性、モバイル運用下でのデータ保護などタブレットに求められる信頼性を実現しました。
安心と信頼の日本製タブレットARROWS Tab 品質評価試験動画
堅牢性
タブレットの使用時に求められる厳しい環境での堅牢性を実現しています。
モバイル利用、屋外/生産現場などタブレットはより厳しい環境での使用が求められます。
富士通では、そのような様々な利用シーンにも耐えうる堅牢性を実現するために、厳しい試験を実施しています。
製品品質評価試験
- Q704/H
- Q704/PV
- Q584/H
- Q702/G
- Q555/K64
- Q555/K32
落下、振動、衝撃など、様々な項目について当社独自の厳しい評価基準で試験を実施しています。(注)
(注)本試験は製品の品質を評価するためのものであり、落下・加圧などによる無破損・無故障を保証するものではありません。
・落下試験 | : | 75cmより落下 (注)Q584/H、Q555/K64、Q555/K32のみ実施 手から滑り落ちてしまった、机から落としてしまったなどの誤った落下を想定した試験です。 |
・衝撃試験 | : | 装置のXYZ方向に対し、衝撃波を実施 持ち歩いている際に壁にぶつけたなどの装置に加わる衝撃を想定した試験です。 |
・振動試験 | : | 装置のXYZ方向に対し、動作時・停止時と2種類の条件を実施 自動車や電車での移動・輸送時に加わる振動を想定した試験です。 |
・1点加圧試験 | : | 前面・背面に荷重:35.7kgfで加圧 (注)Q584/H、Q555/K64、Q555/K32、のみ実施 表示部に手や肘をついてしまったなどの局部的な負荷を想定した試験です。 |
・全面加圧試験 | : | 装置全体に200kgfの加圧 鞄の中に入れた時に押されたなどの装置全体に加わる負荷を想定した試験です。 |
落下試験
衝撃試験
振動試験
1点加圧試験(背面)
1点加圧試験(前面)
全面加圧試験
MIL-STD-810G試験を実施
- Q704/H
- Q584/H
アメリカ国防総省が規定する米軍採用規格(Military Specifications and Standards)試験レベルの耐久性、堅牢性を備えています。
富士通では第3者機関に委託し、下記のテストを実施しています。
MIL-STD-810Gのテスト内容
・振動 | : | 車両による1,600kmの陸上輸送に相当する振動を与える |
・落下 | : | 122cm(注1)の高さから、18方向(各面、角、辺)の合板上に落下させる (注1):Q704/Hの場合 91cm [注]:本テストはデータの保全を確認するものであり、装置本体の破損を保証するものではありません。 |
・衝撃 | : | 1軸1方向あたり3回(合計18回)の衝撃を与える |
・粉塵 | : | 防塵試験用粉塵の中に6時間さらす |
・湿度 | : | 湿度95%の環境に10日間さらす |
・高度 | : | 高度4,570mでの操作を再現する |
・高温 | : | 動作時50℃、非動作時70℃の高温環境にさらす |
・低温 | : | 動作時マイナス20℃、非動作時マイナス30℃の低温環境にさらす |
[注]:本テストはデータの保全を確認するものであり、装置本体の機能・性能を保証するものではありません。
防水/防塵/耐薬品試験
- Q704/H(注)
- Q584/H
(注)Q704/Hの耐薬品機能はカスタムメイドです
防水/防塵/耐薬品機能のチェックのため各基準に沿った試験を実施しています。
・防水試験 | : | 1.内径6.3mmの注水ノズルを使用し、約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を照射(IPX5相当) 2.常温で水道水の水深1.5mのところに沈め、約30分間放置(IPX8相当) |
・防塵試験 | : | 粉塵にタルクを使用し、器具の内圧を大気圧よりも2kPa減圧した状態で8時間試験を行う。(IP5X相当) |
・耐薬品試験 | : | 使用薬品を含ませた布を装置で拭きます 使用薬品:1.IPA(イソプロピルアルコール)(99.7%) 2.エタノール(99.5%) 3.次亜塩素酸(1.0%) [注]:機能・性能を保証するものではありません。 |
防水試験(IPX5相当)
防水試験(IPX7/8相当)
防塵試験
耐薬品試験
液晶パネルの保護
コンバーチブル型タブレットにおける液晶パネル保護のための工夫
(注)T734/Hのみ対応
- 液晶バックカバー(天板)には適度な厚みのマグネシウム合金を使用。ボンネット構造で外圧に抵抗するのではなく、「柔よく剛を制す」の発想で適度にしなりを持たせることで、圧力を分散・吸収。また液晶パネルとの間に空間的ゆとりを確保し、圧力を直接液晶部分に伝えにくい設計として破損を防止しています。
- 液晶パネルを衝撃吸収材などで保護したり、液晶パネルにかかる圧力を分散・緩和させる部品を採用するなどし、移動時など様々な負荷がかかる液晶パネルを的確に保護します。