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ハイブリッドタブレット導入事例 -
戸田市教育委員会様/戸田市立笹目中学校様

ビジネスのこんなところにタブレット。ハイブリッドタブレット導入事例-戸田市教育委員会様/戸田市立笹目中学校様

ハイブリッドタブレット導入により、パソコン教室のみならず普通教室でのグループ学習をサポート
児童生徒の学習意欲が向上、お互いに協力し学習していく授業を実現

戸田市教育委員会では、市内小・中学校10校のパソコン教室のPCの更新に伴い、次期採用機種の検討をスタート。学校の要望などを聞きながら、タブレットPCとしてもノートPCとしても快適に利用できるハイブリッドタブレット「STYLISTIC Q702/F」を導入した。児童生徒からは、授業が楽しく、わかりやすくなったと好評で、現場の教員も手応えを感じている。今後は、活用する教科や使い方を拡大し、児童生徒たちのさらなる学習意欲と学力の向上を目指す。
(※以降、タブレットと記載)

【 導入事例概要 】
業種 教育機関
ハードウェア 法人向けハイブリッドタブレット STYLISTIC Q702/F
OS Windows 8 Professional
CPU インテル® Core™ i5-3427U(1.80GHz)
【 課題と効果 】
1 児童生徒が主体性を持ちながらお互いに協力して学習を進められるよう、グループ学習に適したPCを活用したい タブレットの導入により、児童生徒がグループで1つの画面を共有しながら意見交換がしやすくなった
2 従来パソコン教室に据え付けで活用範囲に限界のあったPCを、さまざまな場所や教科で利用したい タブレットは可搬性に優れ、利用場所を選ばない、キーボードも使えるハイブリッド型にすることで従来型のPCとしても利用可能
3 導入後は5年以上利用することから、5年後でも性能が陳腐化することのないPCを導入したい CPUにインテル® Core™ i5プロセッサー搭載の高性能タブレットを選択、Windowsの資産活用も容易に

導入の背景

デスクトップPCのリプレースに際し、学校からの強い要望でタブレットを検討

戸田市教育委員会事務局 次長 江添信城氏

戸田市教育委員会
次長
江添 信城 氏

戸田市教育委員会は、次世代を担う子どもたちの意欲を引き出し学力を伸ばすために、教育に積極的にICTを取り入れてきた。その先進的な取り組みにより、市内小・中学校18校すべての普通教室や特別教室に大型テレビや実物投影機、指導用デジタル教科書などが整備されている。

そのうちの小学校6校、中学校4校で、2013年9月にパソコン教室の入れ替えをすることとなった。これらは従来デスクトップ型だったため、当初は従来同様のデスクトップPCを導入する予定で、2012年9月ごろから検討を始めた。その際、複数の児童生徒が同時に画面を見やすくグループ学習に適しており、パソコン教室だけでなくいろいろな場所で活用できるタブレットにしてほしいという強い要望が、学校側から寄せられたこともあり、また、従来のパソコン教室は、稼働率が低かったため、パソコン教室以外でも利用できるタブレットの導入検討をはじめた。

タブレットという選択について戸田市教育委員会 次長 江添信城氏は、「Windows 8が登場したので、これからはタブレットが主流になっていくだろうとも考えました」と語る。

戸田市教育委員会では導入する機器の仕様を策定していく際、その要件として必須だったのは、キーボードの練習ができること、セキュリティの観点からOSがWindowsであること、学校のPCは5年以上使うので、5年後でも使えるようCPUは高性能のインテル® Core™ i5プロセッサー以上であること、などである。

導入のポイント

インテル® Core™ i5プロセッサーと、物理的に接続できるキーボードを備えた点を評価

戸田市役所教育委員会 教育総務課 副主幹 山道敏雄氏

戸田市教育委員会
教育総務課
副主幹
山道 敏雄 氏

戸田市教育委員会は、策定した仕様書を基に業者選定を実施。富士通のハイブリッドタブレット「STYLISTIC Q702/F」を提案した富士電機ITソリューションに決定した。

導入されたのは、各校に42台ずつ×10校、合計420台である。1校に42台というのは、1人1台の形態はもちろん、生徒が2人で1台利用すれば各クラス20台、それに教師用の1台を加えて合計21台。このセットで、同時に2クラス利用できるという計算である。

富士通のタブレットについて、戸田市教育委員会 教育総務課 副主幹 山道敏雄氏は、「仕様に合致し、価格が適正であったことに加えて、Bluetooth型も多いですが、故障などが懸念されるため、本体とキーボードが物理的に結合する点も評価しました。子どもたちが扱うものなので、結合部分の堅牢性も重要なポイントでした」と語る。

導入効果

タブレットの利用により、児童生徒の学習が活性化

今回「STYLISTIC Q702/F」が導入された10校のひとつ、戸田市立笹目中学校では、主に理科の授業などでタブレットが利用されている。たとえば実験の授業では、3、4人のグループに1台ずつ「STYLISTIC Q702/F」を配布。グループごとに実験結果を「STYLISTIC Q702/F」のカメラで撮影して、プレゼンテ—ションソフトに写真を貼りつけてレポートを作成する。できあがったレポートは、黒板の横に設置された大型テレビに表示され、グループごとに発表していく。文字などを入力する際にはノートPCのようにキーボードを使い、写真を撮影する際にはタブレットとして利用している。タブレットの操作時には便利なタッチペンも使っている。

写真 1:笹目中学校でのタブレットを使った授業の様子。1グループにつき1台のタブレットを用いて学習を行っている。11.6型HDディスプレイなので、グループで同じ画面を見る際にも見やすい。

写真 1:笹目中学校でのタブレットを使った授業の様子。1グループにつき1台のタブレットを用いて学習を行っている。11.6型HDディスプレイなので、グループで同じ画面を見る際にも見やすい。

写真 2:実験結果を内蔵のカメラで撮影、さらにプレゼンテーションソフトに写真を取り込んで発表資料を作成する。

写真 2:実験結果を内蔵のカメラで撮影、さらにプレゼンテーションソフトに写真を取り込んで発表資料を作成する。

戸田市立笹目中学校 教諭 長野真吾氏

戸田市立笹目中学校
教諭
長野 真吾 氏

戸田市立笹目中学校 校長 戸ヶ崎 勤氏

戸田市立笹目中学校
校長
戸ヶ崎 勤 氏

担当教諭の長野真吾氏は、「STYLISTIC Q702/F」について、「タッチ操作とキーボード入力が両方できるのがいいですね。実験結果を入力してグラフを作成するような授業も行っており、数値入力はやはりキーボードの方が圧倒的に速い。また、生徒はタブレットを常に丁寧に扱う訳ではないので、堅牢であることも重要です。その点、今のところ故障もなく満足しています」と語る。

同校の校長である戸ヶ崎勤氏は、早くからICTを教育に活用し、今回のタブレット導入に最も積極的だった1人だ。「ICTは目的ではなく、あくまでも手段」と断りつつ、「紙と鉛筆ではできないシミュレーションなど多彩な使い方が可能で、無限の可能性を持っている」と評価する。

従来のデスクトップPCがタブレットに変わったことによって、パソコン教室に限られていた利用が、場所を選ばず利用できるようになった。さらに戸ヶ崎氏は、「最も大きなメリットは、みんなで見られるということです。グループにひとつ小さな黒板があるような感じで、みんなで協力して考えることがやりやすくなります」と語る。また、Windows端末であることで、既存の教材を利用できる点も評価している。

生徒の反応について長野氏は、「タブレットを使うことで視覚的にわかりやすくなり、授業のやり方が変わったこともあって、従来よりも生徒がイキイキしていると感じます。生徒のアンケートでも、授業が楽しくなった、わかりやすくなったという割合が従来よりも上がりました」と語る。

写真 3:タブレット用いることで、1つの画面を囲んだ協調型の学習が可能に(左)。各タブレットの画面は電子黒板でリアルタイムに共有できる(右)

写真 3:タブレット用いることで、1つの画面を囲んだ協調型の学習が可能に(左)。各タブレットの画面は大型テレビでリアルタイムに共有できる(右)。

今後の展開

タブレットをより一層活用し、さらなる教育の質の向上を目指す

戸田市教育委員会 指導課 戸田市立教育センター 副主幹 兼 指導主事 加藤貴嗣氏

戸田市教育委員会
指導課
戸田市立教育センター
副主幹 兼 指導主事
加藤 貴嗣 氏

戸田市教育委員会は、現在「ICT活用学力向上部会」を設け、現場の教員と研究を続けている。戸田市教育委員会 指導課 戸田市立教育センター 副主幹 兼 指導主事 加藤貴嗣氏は、「今回の導入の成果を積み重ねて、残り8校のタブレット導入時には、より円滑に使い始められるようにしたいと考えています」と語る。続けて加藤氏は、「授業を見ていて思うのは、これまでの講義形式が主となる受け身の授業から、主体的に学ぶ授業に変わってきているということです。もちろんそれはタブレットだけの力ではなく、先生方がタブレットをどう授業に組み込むかを工夫されているからです」と語る。

戸田市教育委員会では、今後残りの8校についても、タブレットの導入を検討していく。同教育委員会の江添氏は、「理想は1人1台です。そう遠くない将来、そうなるはずと考えています。そうなれば、もっと授業が変わると思います。また、「STYLISTIC Q702/F」は、Webカメラも搭載しているので、海外の学校とのテレビを通じた交流等、ICTを活用して市をあげて取り組んでいる英語教育にも力を入れていきたいですね」と教育現場でのICTに対する期待と抱負を語った。

【導入を担当して】
導入を担当した富士電機ITソリューションの友野 紗綾香氏(写真左)、石田 明子 氏(写真右)

導入を担当した富士電機ITソリューションの友野 紗綾香 氏(写真左)、石田 明子 氏(写真右)

県内でも先進的に教育のICT化に取り組まれているお客様ですので、必ず導入効果があり、既存機器等も有効活用頂けるという点で、「STYLISTIC Q702/F」は自信を持って提案・導入できる機種でした。

学校をサポートしている中でも、児童生徒の皆さんが積極的にタブレットを操作し、生き生きと授業に取り組んでいる様子や様々な活用の場面を拝見させて頂いています。また先生方からもタッチの操作性・感度が良い、使いやすいなどの嬉しいお声も頂いております。より使いやすく、活用の場面を展開できるよう引き続きお客様のお手伝いをしてまいりたいと思っております。

【戸田市教育委員会様 概要】
ユーザープロフィール 戸田市は、埼玉県南東部に位置し、古くから交通の要衝として栄えてきた。住民の平均年齢が39.6歳(2013年1月1日現在)と県内で一番若いこともあって、子育て支援に力を入れており、教育委員会でも市立小中学校に各種ICT機器を導入するなど、教育環境の整備にも積極的に取り組んでいる。
本社所在地 埼玉県戸田市上戸田1-18-1
ホームページ 戸田市教育委員会様 ホームページ 新しいウィンドウで表示

Intel Inside® のタブレットでビジネス対応のセキュリティー。

ご紹介した製品

法人向けハイブリッドタブレット「STYLISTIC Q702/F」

ご紹介したハイブリッドタブレット「STYLISTIC Q702/F」の外観の写真

用途に応じて着脱可能な2Way スタイルで利用できるハイブリッドタブレット。キーボード・ドッキングステーション装着時はノートPCとして、分離して単体の場合はタブレットとして使用可能。それぞれの特長を活かした活用ができ、より機動的かつ効率的に業務をサポートする。高速処理を実現する第3世代インテル®Core™i5プロセッサーを搭載。指や専用ペンでの直感的な操作を快適に行えるタッチパネルで使いやすく、タブレット操作を快適にする、Windows 8が利用可能。指紋センサー(標準装備)や暗号化機能付きSSD(カスタムメイド)など、不正使用を防ぐ多彩なセキュリティ機能も準備しており、安心して外出先に持ち出せる。

お見積り・ご購入、お問い合わせ

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お勧め製品

ハイスペック防水タブレット「FUJITSU Tablet ARROWS Tab Q704/H」

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過酷な現場での利用も可能な防水・防塵(IPX5/IPX7/IPX8、IP5X)に加え、医療現場や飲食店でも安心して使える耐薬品性能も実装可能(注1)(注2)。最長約16時間の長時間駆動を実現した12.5型フルHDタブレットだ。ドッキングしてノートPCのように使えるスリムキーボードや、手に固定できるハンドストラップ、肩にかけて使えるショルダーストラップなど現場での使い勝手を考えたアクセサリーを用意。さらに、従業員証などのスマートカードで認証ができるスロット付き背面カバーを用意するなど、多彩な使い方に対応できる。

注:2013年下期モデル、本事例導入機種の最新モデルとなります。

 

高精細防水タブレット「FUJITSU Tablet ARROWS Tab Q584/H」

高精細防水タブレット「ARROWS Tab Q584/H」

全ての情報をリアルに映し出す高精細ディスプレイを装備し、PDFやOfficeファイル、写真などファイルやアプリに依存せず見ている画面に、1024階調の高精細ペンで自由に書き込みができる。紙のような使いやすさを実現した10.1型ワイドタブレット。屋外での利用時の急な雨にも安心な防水・防塵設計(IPX5/IPX7/IPX8、IP5X)および医療現場や飲食店でも安心して使える耐薬品設計(注2)により、さまざまな現場で活躍する。約640gの小型軽量ボディで、軽快に持ち運べる。

注1:耐薬品はカスタマイズです。
注2:対応薬品:エタノール、IPA(イソプロピルアルコール)、次亜塩素酸ナトリウム

【導入事例(PDF版)】

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