| << 前のページへ | TOPページへ | 次のページへ >> |
|
「eふぁみり セキュリティ連載」 第1回
|
パソコンにおけるウイルス対策について |
1.2 ウイルス被害の拡大ウイルスが多種多様化すると、「ファイルの削除や改ざん」による業務への支障、 「システム起動不能」によるOS再インストールなどの個人被害から、「ネットワークのパフォーマンス低下や停止」 「情報漏えい」などによる全社業務への支障まで、その被害も様々です。これらの被害だけでも大変なことですが、前述のようにウイルスが巧妙になると、感染したパソコンは知らないうちに自分自身が感染源となって取引先まで被害を拡大させることになります。 (これを「踏み台」と言います。) 被害例にもある官公庁のMSBlasterの感染源は、コンピューターメーカの保守作業員でした。この作業員が作業中に保守用パソコンをWANから切り離し、電話線経由でインターネット接続し、この時に感染したことを知らずにWANに再接続し感染したのです。官公庁ではこのメーカーへ損害賠償を請求する検討もされました。このように初めは被害者だったはずが加害者になってしまうこともあるのです。 現時点では踏み台となった者に対する被害者からの法的な請求については判例がなく、一概には言えません。 MSBlasterはOSの欠陥であるセキュリティホールを悪用するウイルスで、既に修正プログラムであるパッチが公開されており、これを適用しておけば防ぐことができたのです。
以降でこれらの対策についてご説明していきます。
|
| << 前のページへ | TOPページへ | 次のページへ >> |
| All Rights Reserved, Copyright(C) FUJITSUファミリ会 |