総合発表会2013の受賞分科会

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6月4日(火)に開催された総合発表会において2012年度分科会の優秀研究成果と発表賞が選定され、表彰されました。

総合発表会2013 ご案内(ご参考)


Leading-edge Systems研究 最優秀賞

  • クラウド時代の情報システム企画の進め方

Leading-edge Systems研究 優秀賞(2編)

  • ビッグデータの分析による情報活用手法
  • 効率的な運用保守実現に向けた企画・開発工程と運用保守工程との連携のあり方

Leading-edge Systems研究賞(2編)

  • ハイブリッドクラウドインテグレーションの適用技術
  • システムメンテナンスにおける影響調査とリグレッションテスト手法の標準化

発表賞(3編)

  • 官民情報連携による新しい日本の創造
  • 運用業務から企画への反映
  • スマートデバイスにおけるアプリケーション開発技法

Leading-edge Systems研究 最優秀賞

クラウド時代の情報システム企画の進め方
-視界良好!曇らせないコツは企画にあり-

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ビジネス環境の変化によって生じる課題。その解決手段としてクラウドサービスへの期待が高まっているものの、多くの企業で採用に踏み切れていないのが実情である。当分科会では、(1)企画プロセスの体系的な整理、(2)ユーザー視点でのクラウド評価項目の抽出、(3)失敗事例を教訓としたクラウド評価の勘所 の3種の神器でクラウド採用を後押しする。ユーザー企業へのインタビューも交えながら、クラウド時代ならではのシステム企画の進め方を研究した。

Leading-edge Systems研究 優秀賞(2編)

ビッグデータの分析による情報活用手法
ビッグデータ活用モデルの研究 -星座の見つけ方教えます-

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ビッグデータという言葉が流行りだし、数年経っているが、未だ活況に至っていない。その背景には、多くの課題や問題点がブラックホールの中に存在しているためである。星空に無数に点在する星(ビッグデータ)から、新たな星座(ビジネスや企画提案書)を見つけるために、ポイントを明確にした。さらに、我々はその活況に至っていない現状を打破すべく、より初心者にもわかりやすい入門書とビッグデータ活用におけるキーマンを確立した。キーマンのスキルと星座見つけるまでの手順も合わせてまとめた。

効率的な運用保守実現に向けた企画・開発工程と運用保守工程との連携のあり方
-ユーザー/開発者/運用者のトライアングルでWin-Win-Winの関係を構築する!-

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効率的な運用保守の実現に向けて、ユーザー/開発者/運用者間でどの様な連携が必要なのか?本分科会では7つの阻害要因を分析し3つの論点(研究テーマ)を抽出した。さらに過去の研究から3つの要素(盲点)を見出した。そして工程ごとに誰が何を連携するのかを一覧表とフローで可視化した。この有用性をモデルケースによる確認およびアンケートの実施で定量的かつ定性的に検証し、研究成果として、”連携十策”を提言した。

Leading-edge Systems研究賞

ハイブリッドクラウドインテグレーションの適用技術
-クラウド導入シーンの拡大に向けて-

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パブリッククラウドには様々なメリットが期待されるが、実際には適用を断念するケースが多い。業務システムの一部にパブリッククラウドを利用する「ハイブリッドクラウド」に対して、評価項目の整理や事例収集を行い、評価方法の確立と特有の検討要素の明確化を行った。更にそれらをガイドラインとして資料化することでクラウド導入シーンの拡大に向けた手段を確立した。

システムメンテナンスにおける影響調査とリグレッションテスト手法の標準化
-有識者増殖宣言!プロセスを可視化した標準化手法の提案-

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システムメンテナンスにおける影響調査とリグレッションテストは、膨大なタスク量があるだけでなく、多様なスキルを必要とするため、経験やノウハウの豊富な有識者への依存度が高い工程である。当分科会では、「有識者のプロセス」に注目し、プロセスの可視化を実施した。さらに、両工程でのプロセスの一部をツール化し、品質を担保しながら有識者への依存度を軽減するための標準化手法についてまとめた。

発表賞

第一会場

官民情報連携による新しい日本の創造

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過去のLS研では扱わなかった「新しい日本の創造」という壮大なテーマのもと研究を進めた。「官民情報連携」に関して諸外国の状況を視野に入れつつ、日本の現状の課題・問題点を洗い出した。さらに年代別やライフイベント別などさまざま角度からの分析およびユースケース策定を行い、最終的には医療分野において画期的なケースを策定した。そして今回の研究成果をもとにLS研やファミリ会に留まらず、日本全体への提言をまとめた。

第ニ会場

運用業務から企画への反映
-問題のタネから企画の花を-

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企業が環境の変化に対応して成長を続けるには、経営に寄与する企画を立案し実現することが重要である。企業投資の2割強が情報部門への投資といわれるが、多くは運用業務の現状維持に投下され、企業を成長させる投資とはなっていない。本分科会では、運用部門が企業成長に寄与する企画を立案できていない現状を探り課題を明らかにした。また課題の解決策を各種ツールにまとめ、その適用効果を示した。さらに連鎖的な企画立案という副次的効果を示した。

第三会場

スマートデバイスにおけるアプリケーション開発技法
-何が違うの?スマートデバイス-

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スマートデバイスを活用した業務改革の期待は大きい。新規参入する開発者にとって、スマートデバイスで「何ができるのか」今までの開発スタイルと「何か変わるのか」など漠然とした悩みは尽きない。本分科会では既存の開発スタイルにスマートデバイス特有の考慮点を差分として追加するだけでよいとの仮説を立て、開発者に有効な情報と現場で活用できるツールを策定した。さらに、複数プロジェクトで仮説の検証を行い、有効性を実証した。

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