FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

ICタグによる図書館蔵書管理システムの導入とその検証
斐川町立図書館
論文要旨

   斐川町立図書館では,2003年10月の開館(新設)時からICタグによる蔵書管理システムを導入した.導入の背景には,他の県の図書館で起きた図書不正持出問題がマスコミで大きくクローズアップされる事件があり,これをきっかけに当館でも本格的に不正持出対策をする必要があるとの判断から導入に至ったものである.
   導入から1年を経過したが,導入の主目的であった不正持出防止については,従来の磁気テープ方式より,カウンターでの作業量を減らすことができ,作業時間短縮につながっている.また,蔵書点検作業においても作業時間短縮に大きな効果を発揮している.
   ここでは,上記の導入効果を明らかにするとともに,ICタグを活用した蔵書管理の更なる効率化へ向けて,ICタグに記録する内容の検討を行った.

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