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PRIMERGY RX800

本製品の価格や内容は発表当時のものです。ご了承ください。
本製品の販売や保守サービスに関する現在の状況は、「製品の販売終息と保守サポート終了情報」をご参照ください。

 概要 |  特長 |  仕様 |



特長

高速/高性能なシステムを実現するアーキテクチャー
サーバ向け最新CPU Xeon™ プロセッサMPを搭載
インテル社のXeon™プロセッサMP 3GHzを搭載。NetBurst™マイクロアーキテクチャーにより、処理性能の向上を実現します。さらに、物理的に1つのプロセッサを論理的な2つのプロセッサとして動作させることが可能なハイパースレッディングテクノロジー(注1)を採用。マルチスレッド処理をおこなうアプリケーション(データベースなど)での性能向上に高い効果があります。RX800では、標準の2WAYに加え、4WAY、8WAYでのSMP(対称型マルチプロセッシング)構成ができます。
(注1)物理的に1つのプロセッサを論理的に2つのプロセッサとして動作させる技術
システム性能を向上させる高速サーバインターフェース
1Gbpsの高速LANを2ポートオンボードで標準搭載しています。また、Ultra320 SCSIコントローラ(2チャンネル)をオンボードで搭載。15,000rpmの高速ハードディスクと組み合わせで、高速データアクセスを実現します。ハードディスクは最大293.6GB(146.8GB×2)まで内蔵可能です。さらに、高速133MHz / 100MHz / 66MHzで動作するPCI-Xスロットを各2スロット (計6スロット)装備しました(注2)。
(注2)リモートサービスボードで1スロット占有済み。
プロセッサ性能を最大限に引き出すシステム仕様
ホストバスの動作周波数400MHzにより、最大3.2GB/sの高速データ転送を実現。また、CPU内部のレベル3キャッシュ(4MB)によるメモリの平均待ち時間の短縮化に加え、CPU外部のレベル4キャッシュ(最大128MB)により、システム全体のパフォーマンスが向上します。また、最大6.4GB/sの高速メモリ転送に加え、高度なメモリ先読み技術である2WAYインターリーブ方式の採用により、高速メモリアクセスを実現しました。
アーキテクチャ

高い拡張性の実現
必要な処理能力に柔軟に対応できる高い拡張性
RX800では、CPU/メモリ拡張ベースボードの追加により、CPUを最大8個、メモリは最大64GBまで拡張できるなど、処理能力を必要に応じて増強させることができます。
CPU/メモリ拡張ベースボード
各種ストレージ装置をサポート
バックアップキャビネット、ハードディスクキャビネット、ディスクアレイ装置を幅広くサポート。お客様のシステム構築を強力に支援します。

サーバの信頼を支えるテクノロジー
信頼性の高いハードウェアの冗長化
冗長電源、冗長ファンを標準で搭載。ハードディスクのアレイ構成や電源、ファンの冗長化により、ハードウェア故障時のシステムダウンを防止します。また、ホットプラグ対応により、サーバ運用中でも交換が可能。さらに、サーバ運用中にPCIカードの交換が可能な、ホットプラグ対応のPCIスロットをサポートしています。
・ PCIホットプラグはWindows Server™ 2003のみ対応
ハードウェアの冗長化
業界標準メモリ(PC2100)で実現する高度なメモリ内データ修復機能
リダンダント・ビット・ステアリング機能
特定のビットでシングルビットエラーが高い頻度で発生する場合に、同じDIMM上の予備メモリ領域に割り当て直すことにより、安定したメモリアクセスを継続させます。
リダンダント・ビット・ステアリング機能
Chipkill™メモリ機能
メモリデータバスの連続した最大4bitに同時にエラーが発生しても訂正し、システム動作を継続させます。
Chipkill™
ハードウェアの障害発生箇所が特定できる
システム状態表示ランプを装備
ハードウェアの障害が予測された、または障害が発生した場合は、障害発生箇所を示すLEDが点灯します。これにより障害調査時間を大幅に短縮できます。
システム状態表示ランプ
ファンの回転速度を変化させサーバ内部温度を維持
ファンの回転速度を変化させるプロアクティブファン機能時に、低騒音化を実現。ファン故障や周囲温度の上昇により自動的に回転数を上げ、サーバ内部温度を低下させて信頼性を維持します。
簡易セットアップツール「ServerStart」により、容易な導入を実現
ハードウェアの設定やOSのインストールを容易におこなう簡易セットアップツール「ServerStart」を標準で提供。セットアップの操作を簡略化し最適なドライバの確実なインストールをおこない、容易な導入を実現します。
ServerStart
クラスタシステムに対応
当社メインフレーム技術を採用した「SafeCLUSTER/Standard」により、クラスタシステムをサポート。大規模な高可用性システムを提供します。「Microsoft ClusterService」を含め、お客様の業務に合わせた最適なクラスタシステムを構築いただけます。
サーバ監視ソフト「ServerView」により PRIMERGYの安定稼働を支援
「ServerView」は、サーバのイメージどおりに状態監視が可能なサーバ監視ソフトウェアです。「ServerView」により、CPU、メモリ、ハードディスク、ファンの稼働状況、筐体内の温度や電圧等の変位などのサーバステータスを確実に把握することで、安定稼働を強力に支援し、容易かつ確実なサーバの運用管理を実現します。万が一トラブルが発生した場合も、速やかにサーバ管理者への通知をおこなうとともに、早期原因究明を支援するため、サーバ情報のロギングやレポーティング機能を提供します。
予防保守機能『PDA』により
システムダウンを未然に防止
システムダウンの原因となる前兆を的確にとらえ、「ServerView」で監視コンソールにて通知。対象部品の予防交換により、システムダウンを未然に防ぐことが可能です。
電源電圧、CPU温度を常時監視
訂正可能なメモリエラーの統計的異常検知
「S.M.A.R.T」によるハードディスク内部エラーの統計的監視
・ PDA:Pre-failure Detection Analysis
標準搭載の『リモートサービスボード』により、OSハングアップ時もトラブル通知が可能
サーバ本体とは独立して動作する『リモートサービスボード』を標準搭載しているため、従来から提供しているサーバ管理機能に加え、遠隔操作によるサーバの電源ON/OFF、およびサーバ自体がダウンまたはOSがハングアップした場合でも、システム管理者にサーバの状態通知等ができます。
「UpdateSite」を利用した安定稼働の実現
「UpdateSite」(注3)の利用により、最新の修正情報を検索し、適用することができます。トラブルを未然に防ぎ、システム管理者の負担を軽減します。
(注3)
・Windows環境:「UpdateSite」のご利用にあたり、「UpdateAdvisor」が必要となります。「UpdateAdvisor」はサーバ本体に標準添付しております。ご利用には、Azby Enterprise会員登録(無償)または、SupportDesk契約(有償)が必要です。
・Linux環境:「UpdateSite」のご利用にあたり、「UpdateAdvisor」「UpdateManager」が必要となります。「UpdateAdvisor」「UpdateManager」は「UpdateSite」から入手できます。
ご利用には、SupportDesk契約(有償)が必要です。
対応ディストリビューションは以下です。
Red Hat Enterprise Linux AS(v. 3)/ Red Hat Enterprise Linux ES(v. 3)/ Red Hat Enterprise Linux AS(v. 2.1)/ Red Hat Enterprise Linux ES(v. 2.1)

充実のサポート/サービス
お客様のニーズに合わせて組み立て、お届けするサービスを実施
PRIMERGYでは、全モデルでカスタムメイドを実施。基本タイプに、ディスク、PCIカード等のオプション製品を実装して出荷することが可能です(無償(注4))。また、お客さまの要望に応じたRAIDの設定、ラックへの搭載等をカスタムメイドセンターにて実施する「カスタムメイドプラスサービス」(有償)を提供しております。これらのサービスにより、お客様の導入時における作業と時間を軽減・短縮し、お客様に最適なシステム構成を無駄なく組むことが可能です。
(注4)一部カスタムメイド対象外のオプションもあります。
標準パーツの交換、増設
「SupportDesk」によりシステムの安定稼働を実現
保守・運用支援サービス「SupportDesk」では、ハードウェアの点検/修理とソフトウェアのトラブル/Q&Aに富士通サポートセンター(OSC(注5))の専門スタッフが対応。さらに、ハードウェアの障害予兆のリモート通報や、お客様専用ホームページでの運用ノウハウの提供など、充実したサービス内容でシステムの安定稼働を実現します。
(注5)OSC:One-stop Solution Center
『リモート通報機能』によるトラブルの未然防止/早期解決
「SupportDesk」ご契約により、『リモート通報機能』を標準提供します。ハードウェアの障害予兆/異常情報をOSCに自動通報。システム管理者に代わり通報情報を即座に解析、適切に対応することで、お客様システムのトラブル未然防止/早期解決を実現します。また、ソフトウェアトラブル発生直後の資料(ダンプなど)の採取・OSCへのE-mail送信も簡単な操作で行なうことができますので、調査・解析時間の大幅な短縮が可能です。
リモート通報機能