PRIMERGY T850

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概要 |  特長 |  仕様 |

PRIMERGY T850は、大規模基幹システムやASPサービスにおけるBack-endデータベースサーバなどの、高い信頼性／可用性が要求されるミッションクリティカルなシステムに最適です。

サーバ向け最新CPU Xeon™ プロセッサ MPを搭載 Intel社のXeon™ プロセッサ MP(1.6GHz／1.5GHz)を搭載。革新的なNetBurst™マイクロアーキテクチャにより、処理の高速化を実現します。さらに、物理的に1つのプロセッサを論理的な2つのプロセッサとして動作させることが可能なハイパー・スレッディング・テクノロジを採用。マルチスレッド処理をおこなうアプリケーション(データベースなど)での性能向上に高い効果があります。 T850では、標準の2WAYに加え、4WAY、8WAYでのSMP(対称型マルチプロセッシング)構成ができます。 プロセッサ性能を最大限に引き出すシステム仕様 ホストバスの動作周波数を400MHzへアップさせることにより、最大3.2GB／sの高速データ転送を実現(N800:100MHz、1.06GB／s)。また、CPU内部のレベル3キャッシュ(1.6GHz:1MB、1.5GHz:512KB)によるメモリの平均待ち時間の短縮化に加え、CPU外部のレベル4キャッシュ(最大64MB)により、システム全体のパフォーマンスが向上します。また、最大6.4GB／sの高速メモリ転送に加え、高度なメモリ先読み技術である4WAYインターリーブ方式の採用により、高速メモリアクセスを実現しました。 システム性能を向上させる高速サーバインタフェース 高速1Gbps LANをオンボードで標準搭載しています。また、Ultra160 SCSIコントローラ(2チャンネル)をオンボードで搭載、15,000rpmの高速ハードディスクと組み合わせて、高速データアクセスを実現します。ハードディスクは最大146.8GB(73.4GB×2)まで内蔵可能です。さらに、高速133MHz／100MHz／66MHzで動作するPCI-Xスロットを各2スロット(計6スロット) *装備しました。 *:リモートサービスボードで1スロット占有済み。 必要な処理能力に柔軟に対応できる高い拡張性 T850では、CPU／メモリ拡張ベースボードの追加により、CPUを最大8個、メモリは最大32GBまで拡張できるなど、処理能力を必要に応じて増強させることができます。 [CPU／メモリ拡張ベースボード] 各種ストレージ装置をサポート バックアップキャビネット、ハードディスクキャビネット、ディスクアレイ装置を幅広くサポート。お客様のシステム構築を強力に支援します。

ハードウェアの冗長化による可用性の向上 冗長化により、ハードディスク、電源ユニット、ファンの故障によるシステムダウンを防止します。また、ホットプラグ対応により、サーバ運用中でも交換が可能です。 業界標準メモリ(PC133)で実現する高度なメモリ内データ修復機能 ・リダンダント・ビット・ステアリング機能 特定のビットでシングルビットエラーが高い頻度で発生する場合に、同じDIMM上の予備メモリ領域に割り当て直すことにより、安定したメモリアクセスを継続させます。 ・Chipkill™メモリ機能 メモリデータバスの連続した最大4bitに同時に エラーが発生しても訂正し、システム動作を継続させます。 ・メモリ・ミラーリング機能 2系統のメモリポートに同じデータを書き込むことで、片方のメモリポート配下のメモリにリダンダント・ビット・ステアリング機能やChipkill™メモリ機能でも訂正できない不具合が生じても、他方のメモリポート配下のメモリから正しいデータの読み出しをおこなうことで、サーバの運用を継続させます。 サーバに使用できるメモリ容量は半分になります。 ハードウェアの障害発生箇所が特定できるシステム状態表示ランプを装備 ハードウェアの障害が予測された、または障害が発生した場合は、障害発生箇所を示すLEDが点灯します。これにより障害調査時間を大幅に短縮できます。 ファンの回転速度を変化させサーバ内部温度を維持 ファンの回転速度を変化させるプロアクティブファン機能により、低騒音化を実現。ファン故障や周囲温度の上昇により自動的に回転数を上げ、サーバ内部温度を低下させて信頼性を維持します。 クラスタシステムに対応 弊社メインフレーム技術を採用した「SafeCLUSTER／Standard」により、クラスタシステムをサポート。大規模な高可用性システムを提供します。「Microsoft Cluster Server」を含め、お客様の業務に合わせた最適なクラスタシステムを構築いただけます。 サーバ監視ソフト「ServerView」によりPRIMERGYの安定稼動を支援 「ServerView」は、サーバのイメージどおりに状態監視が可能な、サーバ監視ソフトウェアです。「ServerView」により、CPU、メモリ、ハードディスク、ファンの稼働状況、筐体内の温度や電圧等の変位などのサーバステータスを確実に把握。安定稼働を強力に支援し、容易かつ確実なサーバの運用管理を実現します。万が一トラブルが発生した場合も、速やかにサーバ管理者への通知を行うとともに、早期原因究明を支援するため、サーバ情報のロギングやレポーティング機能を提供します。 予防保守機能『PDA』によりシステムダウンを未然に防止 システムダウンの原因となる前兆を的確にとらえ、「ServerView」で監視コンソールに通知。対象部品の予防交換により、システムダウンを未然に防ぐことが可能です。 ・電源電圧、CPU温度を常時監視 ・訂正可能なメモリエラーの統計的異常検知 ・「S.M.A.R.T」によるハードディスク内部エラーの統計的監視 PDA:Pre-failure Detection Analysis 標準搭載の『リモートサービスボード』により、OSハングアップ時もトラブル通知が可能 サーバ本体とは独立して動作する『リモートサービスボード』を標準搭載しているため、従来から提供しているサーバ管理機能に加え、遠隔操作によるサーバの電源ON／OFF、およびサーバ自体がダウンまたはOSがハングアップした場合でも、システム管理者にサーバの状態通知等ができます。

お客様のニーズに合わせて組み立て、お届けするサービスを実施 PRIMERGYでは、全モデルでカスタムメイドを実施。基本タイプに、メモリ、ディスク等のオプション製品を実装して出荷することが可能です(無償)。また、ラックへのお客さまのご要望に応じた搭載サービス、ハードディスクの様々なRAID設定サービス等をカスタムメイドセンターにて実施する「カスタムメイドプラスサービス」(有償)を提供しております。これらのサービスにより、お客様の導入時における作業と時間を軽減・短縮し、お客様に最適なシステム構成を無駄なく組むことが可能です。 先進のサポートフォーメーション SupportDesk SupportDesk Productサービスでは、ハードウェアの点検／修理とソフトウェアのトラブル／Q&AにOSC(One-stop Solution Center)の専門スタッフが対応します。さらに、インターネットを活用したリモート通報機能や、お客様専用ホームページによる運用ノウハウの提供など、充実したサービス内容でシステムの安定稼働を実現します。 リモート通報機能によるシステムの安定と稼働率の向上 リモート通報機能を導入していただくことで、トラブルの未然防止や早期発見が可能となり、万一のトラブル発生時にも迅速な解析と的確な対応ができ、短時間でトラブルが解決できます。本機能はSupportDesk Productサービスに含まれておりますので、お客様のサーバとOSCを接続していただくだけで、すぐにご利用いただけます。 (原則として追加のサービス費用はかかりません。) リモート通報 お客様システムのハードエラーの障害予兆情報を自動的に検知して、OSCに通報します。これにより、計画的に対処いたします。また、万一のトラブル発生時にも、OSCに通報された情報をもとにトラブル箇所の特定、部品の手配までを実施いたしますので、対処時間が短縮されます。 トラブル調査資料の採取 お客様の簡単な操作により、トラブル発生直後の資料の採取とOSCへの送付ができますので、トラブルの対応時間が短縮されます。