総合発表会2021の受賞分科会

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5月18日(火)に開催された総合発表会において2020年度分科会の優秀研究成果と発表賞が選定され、表彰されました。

総合発表会2021 ご案内(ご参考)


Leading-edge Systems 最優秀研究賞

  • 「システム運用要員」の新たなIT 人材への転換についての研究

Leading-edge Systems 優秀研究賞(3編)

  • レガシーシステムの効率的な整理方法についての研究
  • データ利活用のためのデータマネジメント技法の研究(クラス2)
  • MSA を適用したサービス開発実践に基づくMSA 選定・適用評価手法の研究

Leading-edge Systems 発表賞(3分科会)

  • データ利活用のためのデータマネジメント技法の研究(クラス1)
  • クラウドシステムの障害が及ぼす影響範囲・早期復旧手法の研究(クラス2)
  • 「システム運用要員」の新たなIT 人材への転換についての研究

Leading-edge Systems 最優秀研究賞

「システム運用要員」の新たなIT 人材への転換についての研究

 IT人材不足が指摘されている一方で、新技術の活用によりシステム運用要員は今後余剰となることが予測されている。 変化の激しいビジネスシーンにおいて今後のITシステム開発はアジャイル開発で行うことが中心となり、 安定的なITサービスを提供し続けるためには開発部門と運用部門が一体化するDevOps体制を構築していくことが必要であると考えた。
 本分科会では「アジャイル開発×DevOps体制」における次世代のシステム運用要員となる人材像を 調査・研究し必要なスキル転換の指針を提言する。

Leading-edge Systems 優秀研究賞

レガシーシステムの効率的な整理方法についての研究

 近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性が強く意識されているが、 DXが進まない原因の1つにレガシーシステムの存在がある。 しかし、老朽化・複雑化したレガシーシステムは問題点の洗い出しが難しく、見極めには観点が必要となる。
 そこで本分科会では、システムの問題点を判断する為の観点を整理し、レガシー度を判定することができるツールを作成した。 また、明らかになった問題点を解消する為に、検討すべき対応案をガイドラインとしてまとめた。

データ利活用のためのデータマネジメント技法の研究(クラス2)

 企業においてデータを利活用してビジネス目標を達成するために解消すべき課題として 「データマネジメントの成果に対するギャップ」および「利用するデータのアセスメントに関する課題」を取り上げた。
 課題を解消し、期待通りの成果を出すためのサイクルとして 「ODA(Optimized Data management Acceleration)メソドロジー」の確立を試み、 メソドロジーの実行に必要な情報やプロセスをまとめた「データ利活用整理シート」の作成および有用性・実用性の検証を行った。

MSA を適用したサービス開発実践に基づくMSA 選定・適用評価手法の研究

 既存の社内システムは多くの問題を抱えており、この問題を解決する手段としてMSA導入が挙げられているが、MSA導入は進んでいないのが現状である。 この現状について理由を紐解き、この問題を解決するための仮説を立て、実際のシステムに対して実験検証することで仮説の立証をおこなった。
 MSA適用判断では、有識者に頼らずにMSA適用の可否を判断することが可能なチェックリストを作成した。

Leading-edge Systems 発表賞

第一会場

データ利活用のためのデータマネジメント技法の研究(クラス1)

 昨今、多くの企業においてデータ利活用への取り組みを行っている。参加企業各社が抱えるデータ利活用に取り組む際の 課題に対して、原因を考察しあるべき姿を定めた。 それらを実現するために、必要なデータマネジメントのアクティビティと実行順序をシナリオとして分析した。
 本成果物より「最初に取り組むべき5つの知識領域」を選定し、スモールスタートにおいて効果的にデータ利活用を推進できることを提案した。

第ニ会場

クラウドシステムの障害が及ぼす影響範囲・早期復旧手法の研究(クラス2)

 本研究では、システム運用保守担当の実運用者を対象とした、クラウドサービスの安定運用のために、 「障害発生時の早期復旧手法の確立」、「障害発生率を低減する運用方法の確立」という2つの課題解決を目的に、クラウドサービス運用ガイドラインを作成した。 その内容は「障害対応フロー」、「過去障害事例集」、「ベストプラクティス」から構成される。
 実用性については、アンケートで客観的に評価・分析し、洗い出された課題点を修正することによって改善され、課題解決に貢献できる成果物ができたと結論付けた。

第三会場

「システム運用要員」の新たなIT 人材への転換についての研究

 IT人材不足が指摘されている一方で、新技術の活用によりシステム運用要員は今後余剰となることが予測されている。 変化の激しいビジネスシーンにおいて今後のITシステム開発はアジャイル開発で行うことが中心となり、 安定的なITサービスを提供し続けるためには開発部門と運用部門が一体化するDevOps体制を構築していくことが必要であると考えた。
 本分科会では「アジャイル開発×DevOps体制」における次世代のシステム運用要員となる人材像を 調査・研究し必要なスキル転換の指針を提言する。

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